圧倒的なCPで驚きの連続・満足！ : Torishin

何故にここが星付いてないの！？というわけで、下町の名店を紹介～！

娘が通う保育園の、都電荒川線の線路を挟んで向かいにある、鶏料理の居酒屋。
開店から程なくしてお客が次々と集う、地元に愛されているお店です。
前から入りたかったんですが、混んでいそうだし、居酒屋だから子連れで行くのがはばかられてずっと後回しになってました。
ある日、旦那さんが平日午後休暇だった日に、行きたい！一杯だけでもいいから！と
駄々をこねて念願叶いました。

狙うは開店してすぐ、まだ空いている時間帯。
夫婦+一歳児の3人で入店し、人数を告げるとすぐ「お二階どうぞ！」と言われました。
あら二階いいんですか？宴会場ですよね？と恐縮しつつ靴を脱いで階段を上がります。
二階一番乗り！お座敷（フルフラットの本当のお座敷ね。掘りごたつじゃなく）です。
子供の椅子もあります。出してもらいましたが、テーブルの高さと合わなくて（テーブルの天板の高さが、椅子の座面の高さとほぼ同じ…）
あんまり意味無かったかも。普通に座布団座らせて抱え込んだ方が良かったかな？
窓から都電の線路が見えるので、子供はとても嬉しそうでした。

お通しが3人前（笑）出ます。私と旦那さんは一杯ずつお酒（350円～）。子供にはお冷をお願いしました。
一杯だけ飲んで、帰宅してご飯のつもりだったので、おつまみは
ぶりの刺身（600円だったか800円だったか）、冷ややっこ（280円）、げそ天（320円）、焼き鳥（4本で380円）、鳥皮焼き（4本で320円）、ジャンボつくね（2本で380円）。
としました。

いやしかし、焼き鳥が4本で380円とか！！！驚愕です。大丈夫なんでしょうか？一本90円ちょいですよね。下手なスーパーで買うより安いかもしれません。

まず冷ややっこが到着。そして驚愕！！写真では伝わらないかもしれませんが、これ、軽く豆腐一丁分の大きさなんじゃ…
280円ですが…いいの？
この時、夫婦の脳裏にある可能性が浮かびました。『ここの店、全てがジャンボサイズなのでは…』
そしてそれはあながち間違っていなかったのです。

次に来たブリの刺身。これもまた、驚愕の厚さ！普通の刺身の二倍くらいあるんじゃない？大きい…
これが来た段階で旦那さんが「…本当に帰宅してから夕飯食べる？」とぽつり。
うん、無理だね。うん。ここで夕飯ってことに計画変更しよう。ていうかうちら、完食できるんだろーか。
刺身、サイズもさることながら、ぷりぷりしてとても美味しいです！

どんどんと座敷にもお客さんが入ってきます。仕切りを外して奥にも座れるようになっていました。
隣に座った4人組のお客さんが「いやーこの時間に来ないと座れないこともあるんだよ」と言ってました。
家族連れも来ます。会社の同僚で集まった感じの人たちも。気取らない下町の雰囲気が満載です。

げそ天、登場。これはそこまでジャンボではなくてちょっとほっとします。
他のレビュアーさんも推していましたが、これ、美味しいです！サクサクの衣、イカもしっかり味がする。
旦那さんがとても気に入ってました。

焼き鳥、もも2本とネギま2本。鶏皮も到着。サイズは普通でほっとします。柔らかくて美味しい。
香ばしさとかはそうでもないんですが、意外なほどに上品な火の通り具合で、下町の焼き鳥屋の感じを想像していた私としてはちょっと「おお」と思っちゃいました。味は選べずタレのみみたいでした（常連になったら「塩できますか？」って言ってみたい！）

既に旦那さんは「もうお腹いっぱい」のオーラを出しまくってましたが、まだ来ます。
ジャンボつくね、これも人気メニューのようです。いや…でっかいです！
これ、つくねっていうか鶏団子だよね。それが串一本に3個刺さってます…安い。
味は正直普通というか、表面がかなりかっちり焼かれていて、本当に鶏肉団子って感じでした。

旦那さんがギブアップ宣言をした後は、子供の相手をしてもらって、私が全て美味しく頂きました。
いやーこんなに一品が大きいんだったら、頼む量をもう少し減らすんだったな。
お腹ぽんぽんです。

お会計、4000円もいきませんでした。まじか。安くて美味しい。最高です。
いやーこの界隈で、舘漁亭と同じくらいお気に入りのお店ができちゃいました。
これ、紹介して星が付いたら、ますます混んだら困るなあ。

店名に「鳥」の字が入っていますが、この店の真骨頂は刺身なんじゃないかと思います。
（店主さん、ごめんなさい！）