地元に根差し、ご当地価格で今日も頑張るお蕎麦屋さん : Tachiguikisoba Choujuan

以前からマークしていたこのお店、晴天の連休初日、自分はフリー。丁度正午頃、西日暮里、町屋駅経由で都電荒川線終点・三ノ輪橋駅下車にて徒歩約1分、ぶらりやって来ました。

店前で暖簾越しに店内を見ると先客0。
自然に腰をややかがめ暖簾をかき分け入店。
壁に貼られたお品書きの中から、まずは気になるカレーライス。それと比較的暑く感じる気候だったので冷たいもりそばを合わせて注文しました。
しかし「今日は冷たいの終わっちゃって」と店主。

終わっちゃってって、冷たくすればよいだけなんだけどと思いながらも、店主1人で切盛りされている様子から仕方ないかと。

元より合わせ技ならぬカレーとそばがどんな味か、味わうことが主眼であることから他店との味比較等わかりやすい天ぷらそば&カレーライスに決め注文を変更しましたが、まず値段の安さにビックリ。

天ぷらそば¥380&カレーライス¥390（いずれも消費税込）って、一時代前の価格じゃない？いわゆるチェーン系の立食い蕎麦店と比較しても¥100〜¥200近くは安い。

この時代に大丈夫？と思っているうちに立食い蕎麦特有、ものの数分でカレー、天ぷらそばの順で登場。
券売機はなし。カウンターにて現金払い合計¥770。

自分のお腹空き具合から先にカレーから食べたいところを、麺が伸びないよう天ぷらそばから食す。
ここで言う天ぷらは、かき揚げ。玉ねぎ、サクラエビ、ゴボウをからめて揚げたもの。それに刻んだ長ネギはかけた状態で出てくる。

かき揚げにパリッと感はなくやや柔らかめ。そばは普通の茹で具合。特段変わった感はないが、麺の茹で具合か否か量は多めに感じる。つゆ含め普通に美味しい。

カレーライスの辛さは然程でなく万人に食べやすい辛さ。多少の玉ねぎと豚肉、ルーは変なしつこさや小麦粉感もなく優しく普通に美味しい。
何より銀色のステンレス皿に盛られた昭和大衆カレーの趣きにて、スプーンですくう度カチカチと音がする懐かしさはE！自分だけかもしれない感性。
カレーは普通サイズで注文も、ライス含め全体としてやや小ぶりな印象は、気のせいか。
総合して、そばと共に頼んで腹具合はほどほどで正解。

先客0で入ったお店も、自分が食べ終えて出る頃には小さな店内は満席。他にも店を覗いて、また来る的なオジサンがいたりして、ほんの10数分の中にも日常来店客の波を感じることが出来、結構Eね！

当地には、立食い蕎麦店で他に以前行ったことのある比較的人気店「峠の蕎麦」もありますが、赴きとしてまた異なり選択肢として好みにより各々利用されているのでしょうね、多分。
ご馳走さまでした。地元を感じることの出来る良いお店でした。はい。