店名 |
Ishii
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類型 | 蕎麥麵 |
預約・查詢 |
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可供預訂 | |
地址 |
東京都荒川区南千住6-28-5 |
交通方式 |
都電「荒川一中前駅」より徒歩5分 距离荒川一中前 344 米 |
營業時間 | |
預算(評價匯總) |
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個人包廂 |
不可能 |
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禁煙・吸煙 |
− |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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網站 |
130年ほどの歴史がある、銀座の『そば所 よし田』では、「コロッケ そば」のコロッケは、卵と山芋で練った鶏肉のミンチを油で揚げたもので、普通の人が思い浮かべる、ジャガイモのすり潰したものをパン粉をつけて揚げたものではありません。
そば屋のメニューには、普通の人が思い浮かべるレシピとは違う 「メニュー名」 ものが存在している事があります。
時代の流れの中では、珍しいレシピが消えてしまうかも知れませんが、美味しい、良いものなら残しておきたいですね。
町屋から、とことこ歩き、ここは、東京の南千住・三ノ輪あたり。
居酒屋のようなそば屋の、外のメニューの看板で「にくまん」の文字を発見。
何で、そば屋で「にくまん」なのだろう・・・浅草にはメロンパンで有名なそば屋もあるし、いつも行列の荻窪のそば屋『春木屋』では、そばを食べる人は居ないし、・・・そばの有名人と同じ名で、『手打 そば処 いし井』というのも気にかかりますが、営業中の札も斜めで、どうしましょう。
まぁ、ミシュランの付く高級・高価なそば屋でも、店の名前の無い立ち喰いでも、行かなきゃ 味は分からず、蕎麦に喰われて死んだ人は居ませんから 寄って行きましょう。
店内も、小さな居酒屋で、カウンターとテーブル2つの普通の店。
お酒の種類も多く無く、そばのメニューも少なく、午後2時・お客も無く、・・・シルバウィークで、東京に人が少ない?・・・暇そうなご主人が一人だけ。注文は、「にくまん」1枚、100円!、「辛味大根おろしせいろ」850円。
そばは、太さもバラツキのある、明らかな手打ちで、粉は、ごく普通の機械挽きと思われる細かさで、色も中庸なるグレー。
こしも、あり、茹でた時の太さによるバラツキも、”ユラギ”の範囲で心地良い。
香りは、なかなか残っていて、国産なら、東京ではこの値段では安い方だと思います。
汁が、濃い深い味で、丸いつゆ。
「にくまんうどん」というメニューもありますから、江戸の老舗そば屋の味までは、近づけない方が良いのかも知れません。
醤油も旨味で包んで老舗に近い、十分、濃い辛い汁と思いました。この汁だけで、☆☆☆☆です。
「にくまん」は、魚のクエを潰して、パン粉で揚げた おでんダネ (種)で、食感的に「肉」に近いように固めに丸く伸ばしてあり、ハンバーグに似ています。味も、「返し」?か何かで、つけてあり、ほとんど「とんかつ」のような感じ。ビール・酒のつまみ、丼ものの具としても十分合うでしょう。
「にくまん」とは、コンビニで おでん が売られ、おでん屋さんが、無くなって行く東京の下町では 絶滅危惧種 の美味しい、地域限定の料理でした。
クエは、高級魚であり、擂って、練って、パン粉を付けて揚げる・・・焼き鳥の「つくね」以上の200円相当・・・これで、100円は安過ぎると思います。
お話しを 伺うと、蕎麦の事、つゆの蘊蓄、「にくまん」のレシピ、由来、思いなど、・・・機関銃のようなトーク・・・長時間となりボイスレコーダーの電池が心配になりました。
マスコミのみなさん、食べられるのは、世界でここだけ、幻の料理ですよ。