質が向上しているテキサスステーキ : Biri Za Kiddo

ビリーザキッドといえば、３０年以上前に隅田と錦糸町のお店に通っていたのだが、その後に地方へ移り住んだためのご無沙汰していた。東京へ戻ってからは他店に一度行ってレビューは上げていたが、その後は行っていなかった。
突然いきたくなったので、まだ行ったことのない店舗を探してみて、移転により綺麗な店舗であるというこちら、浅草千束店へ行ってみた。

席間が広く取られ、まだまだ脂ギッシュになっていない店内は気持ちよく食事ができそうだ。
看板メニューの「テキサスステーキセット」を注文。
400gのステーキにメキサラダ、ライス、コーヒーがついてくる。

メキサラダは、チリ系の味付けがされたコールスローのようなサラダ。３０年前は味がほとんどなかったので、チリソースや塩で調節して食べていたのだが、今は改善されたようで、ちょっと甘みのある美味しい仕上がりとなっている。

ステーキの焼き加減は今回「ミディアムウェル」にしてみた。他店舗のレビューには書いたのだが、価格の安い輸入牛肉は、硬さと匂い、すじなどの肉質に難点があり、美味しく食べるには「ウェルダン」一択であるのだが、このお店の仕込みが良さそうなレビューを見ていたので「ミディアムウェル」にした。なるほど、基本的には他店舗と同じ肉だとは思うが、筋きりや叩きなどの仕込みを丁寧にやって、焼き加減も気をつかっていると思われ、とても美味しく食べることができた。これなら「ミディアム」までなら行けそうである。ニンニクと醤油をたっぷり乗せて頬張る。

最後はビリーキッド名物とも言える「劇薄」コーヒーでさっぱりと。言われなければ誰もコーヒーとは思わない極端な薄さを意図したコーヒーである。食後にお茶を飲むのと同様の感覚で締めることができる。

今まで行ったことのあるビリーザキッドの中では一番美味いと思う。次回からはこちらのお店に来ることが決定した。一つ残念なのは、ご飯が柔らかすぎる点で、これは他店舗も同様。その点が改善されれば文句のないお店である。（ご飯が柔らかすぎることがNGであることは好みの問題でなく、セオリーである）