飲み屋横丁のシンボル的お店 : Senjuno Nagami

ダンナと北千住の居酒屋はしご。大はしを閉店の9時よりだいぶ前に誰もいなくなったので出た後、駅に向かってぶらぶらしてたら飲み屋横丁に迷い込み、なんかもうすごい数の店がひしめき合っていて、面白いので裏道なども散策してやっと駅前にたどり着きました。なにしろ大昔からやってそうな居酒屋も最近の小ジャレた店もスナックも風俗店も混然一体となった一帯で、駅近にこんなラビリンスがあるなんてすごいな北千住。
こちらのお店は見るからに老舗の居酒屋で大きな看板が目立ちます。時間は９時半ちょっと前。店主さんは９時半ラストオーダーでよければ、と言ってくれました。けっこう大きなハコで、店内はテーブル席はほぼ満席。２席だけ空いてるカウンターに案内されました。考えてるヒマはあまりないので看板メニューのまぐろぶつ、千寿揚げ、つくね焼きの３点と焼おにぎりを注文。
まぐろぶつは見た目でスジっぽいかな、と思って食べたらそんなことなくて、ねっとり気味でおいしい。千寿揚げはハードめに揚げた練り物で、「味は付いてるから」と店員さんが置いていったので、何もつけずにパクっと。玉ねぎとにんにくがしっかり入っていて、塩味も甘味もあっておいしい。鳥軟骨つくね焼きは熱々の鉄皿に広げて焼いてあり、真ん中に温泉卵が乗っている。タレは周囲に回しかけてあってスプーンで崩していただきます。軟骨のコリコリがいい歯ごたえ。ダンナはビールのあと、コップ酒のぬる燗を飲んでます。コップといっても店名入りの肉厚な湯飲み？みたいだけど。
最後に粘り強く焼いてくれた焼きおにぎりが登場。焼きおにぎりにはちょっとウルサイのですが、これは期待できます。焼き色がしっかり付いていて醤油が濃そう。ひと口齧ると期待以上！サイズが小さいので中までしっかり焼けてるし、その割には外側はそんなに硬くない。個人的焼きおにランキングでは３位以内に入りそうです。
こちらの店もラストオーダーまではほぼ満席だったのに、あっという間にお勘定を済ませて、10時の閉店前にはもう誰もいなくなっています。風格のある店内でもっといろいろと味わいたかったので、今度はもう少し早い時間に来たいです。