シリーズ「そば屋のカツ丼」: 蓋により半密閉され、底の温飯でよって「いい感じ」に蒸れちゃう
店名 |
Monzen Soba Daikokuya
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類型 | 蕎麥麵、烏龍麵 |
預約・查詢 |
042-572-2772 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
東京都国立市谷保5019 |
交通方式 |
JR南武線「谷保駅(南口)」から徒歩2~3分 距离谷保 144 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999~¥999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用電子錢 |
座位數 |
28 Seats ( テーブル4席×3、2席×4、小上がり4席×2) |
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個人包廂 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 2台/近隣にもコインパーキングあり |
空間、設備 |
平靜的空間 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
家庭式餐廳 |
關於兒童 |
接待兒童 |
タイトルの形式は、あの方のマネッコビンボーです。
愉快人二十面相 シヌモノビンボーさんの日記「シリーズ「だからワタシは嫌われる」 莫でプリーズ!」 (2011/08/26) https://tabelog.com/rvwr/motonadi/diarydtl/53303/ は何度も読んでいるのですが、自分でカツ丼を作ると、どうしても「下手味(げてみ)」=「味覚極楽」著者 子母澤 寛 曰く「大名の食べるような気取ったものではなく、サッとしておいしいもの」にならず、何処か気取ったものになってしまいます。
この日記に書かれた文章をコピペ↓
「かつの衣と肉は全身にたっぷりと割り下を吸い込むと同時に、スジの部分だけに濃厚なけだもの由来の旨み要素を割り下に、時間がかかる分ゆっくり、ナミナミと供出、いわば「交換作業」を行う。かつと割り下の一体感は、一層高まり、そこに加えて、現代のような「ふわりとろり」ではなく、しっかりと熱を通す作法の「卵とじ」は瞬時にして上記を閉じ込め、固定する」
コレを求めて「とんかつ屋のカツ丼」でなく、40年ぶりに「そば屋のカツ丼」に理想形を求め食べ歩くことにしました。
ところが、カツ丼のカロリーは、そばの "あま汁" に砂糖を加えるため、並の丼で800~1,000kcal もあり、いち日の必要カロリーの約半分を摂取することになります。糖質を食べない夕食を更に調整して酒の量を減らすことにしました。
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この日、「紀ノ国屋 国立店」で食材の買い物を終え、遅い昼食を摂りました。
谷保天満宮 http://www.yabotenmangu.or.jp/origin.html に近い「門前そば 大黒屋」は、1952年創業です。厨房には七十歳代のご夫婦と思われる二人が調理を担当し、この日は、息子さんらしき方がフロアを仕切っていました。
「そば屋のカツ丼」を食べるという強い意志を持って入店しましたので、テーブルに座る前に
「カツ丼をひとつお願いします。」
座ってから品書きを眺めるとカツ丼には "並"(950円) と "上"(1,400円) があり、他にも多彩な品が並んでいますが、ここは飽くまでも "下手味(げてみ)" を追求する食の探訪です。
料理については、添付写真とキャプションをご覧いただければ嬉しいです。
丼を左の手に取り持ち上げ、心の中で『旨いうまい』と呟きながら、頭にシヌモノビンボーさんの日記を引っ張り出し、『なるほど! これが、カツの衣と肉は全身にたっぷりと割り下を吸い込み、割り下の一体感のあるしっかりと熱を通した作法の「卵とじ」かー。』と、納得した次第であります。
カツ丼 "並" は全体のバランスも良く、私の年齢でしたら、ご飯の量を六分目にしても満足でき、晩酌の酒量を抑えることもなく、いち日が心地良く過ごせるのかもしれません。そば屋のカツ丼は、どうしても "汁だく" となり、白米に汁が滲みて (しょんで) これを少しずつ箸で摘んで口に運ぶのが面倒になり、最後の数粒は丼に口を当てていただき、気がつくと "はら くっちぇ" となり、外に待たせたイタリア女性 (La macchina) の心地良い本革シートに身を沈めると "ちょつこり" シートベルトがキツく感じました。
とてもおいしく、塩辛さはなく、甘過ぎず、"あれ" も感じず、喉が渇くこともありません。ばーか いい「そば屋のカツ丼」でした。
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