食べログ
3.18
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3.4
なまはげ、原平、SFエスニック。
2018.10.13.sat.13:50-国立駅南口、放射状に整備された通りのうち一番右側を直進し続けると、左右に走る道と交差する角に木造の小屋を思わせる入り口がある。記号のような看板が通りに向かってわずかに顔を覗かせているが、あまりの主張のなさに何度も見落として行ったり来たりしてしまった。よく見るとここは台形型の建物になっているらしい。そのような不思議な佇まいからすでに独特の雰囲気だが、中もすごいことになっていた。薄暗い店内には部族のお面や土器、人型を象ったオブジェが飾られ、古代美術、民俗学に関する大量の書物が壁のように積み重なっている。浮遊する電子音、金属が擦れ合う音、震える鐘の音、呪文のように弦を弾く音、打楽器、ビンセント・ギャロの「Recordings for music film」みたいな不穏な音楽が空間を支配していた。奥のもっとも暗い席に着く。男性が注文を取りに来る。中で女性が調理を担当しているらしい。Aセット(¥1,300)季節のサラダ+鶏肉の赤ワイン煮込み+クスクスのセット。色あざやかなサラダはかなり手が込んでいて、レタス、ひじき、しめじ、えのき、人参ラペ、ツナ、クルトン、さつまいも、さまざまなトッピングが施してある。ジューシーな薄切りの桃とオレンジも一緒に和風?なドレッシングでいただくという、異国情緒を感じるものだ。柔らかく煮込まれた鶏肉はかなり赤ワインの味が濃い。アルコールが苦手な私にはちょっとむせ返るほど大人の香りだ。味噌のように見えるスパイスをソースに混ぜてみる。なんとなくウニっぽい香り。しかしどうしても食べづらい味である。日本人の舌に合うように、とはまた違う無国籍料理なのだろうか。美味しいか美味しくないかでいえば私の舌には後者なのだが、その媚びない姿勢が個性的でいい。サラダも煮込みもかなり手が込んでいるように感じたから。そもそも味の感覚以前の問題で、室内に充満している独特のお香?の匂いが個人的にとても苦手だった。テーブルの目の前に置いてあったポプリのようなものが気になる。東南アジアによくみられる、布にしみついた染料のようなにおいがずっとしていて、食事を心から楽しむことができなかったのだ。もうひとつは照明が暗すぎて料理の色がほとんど見えず、視覚で美味しさを感知できなかった。そのような条件が重なって、あまり食事は楽しめなかったのだが、独特の雰囲気を築く空間には拍手を送りたい。忘れられないカフェになりそうだ。
季節のサラダ。
鶏肉の赤ワイン煮込み。
なまはげ、民俗学、赤瀬川原平、SF、このキーワードにピンときた人におすすめしたい。
外観・台形の建物になっているようでした。
お面、土器。
机の中にこんな本を見つけた。
入り口。
アンティークのガラス製品。
古書に囲まれて。
手の込んだサラダ。
飲み物のメニュー。
食事のメニュー。
070-4111-1449
僅限預約
東京都国立市中2-2-3
距离國立 689 米
檢查支出金額的分配情況
无使用卡
无使用電子錢
10 Seats
不可能
嚴禁吸煙
http://daikei.org/
通過電子郵件發送信息
*如需預訂,請使用線上預訂系統。
2018.10.13.sat.13:50-
国立駅南口、放射状に整備された通りのうち一番右側を直進し続けると、左右に走る道と交差する角に木造の小屋を思わせる入り口がある。
記号のような看板が通りに向かってわずかに顔を覗かせているが、あまりの主張のなさに何度も見落として行ったり来たりしてしまった。
よく見るとここは台形型の建物になっているらしい。
そのような不思議な佇まいからすでに独特の雰囲気だが、中もすごいことになっていた。
薄暗い店内には部族のお面や土器、人型を象ったオブジェが飾られ、古代美術、民俗学に関する大量の書物が壁のように積み重なっている。
浮遊する電子音、金属が擦れ合う音、震える鐘の音、呪文のように弦を弾く音、打楽器、ビンセント・ギャロの「Recordings for music film」みたいな不穏な音楽が空間を支配していた。
奥のもっとも暗い席に着く。
男性が注文を取りに来る。
中で女性が調理を担当しているらしい。
Aセット(¥1,300)
季節のサラダ+鶏肉の赤ワイン煮込み+クスクスのセット。
色あざやかなサラダはかなり手が込んでいて、レタス、ひじき、しめじ、えのき、人参ラペ、ツナ、クルトン、さつまいも、さまざまなトッピングが施してある。
ジューシーな薄切りの桃とオレンジも一緒に和風?なドレッシングでいただくという、異国情緒を感じるものだ。
柔らかく煮込まれた鶏肉はかなり赤ワインの味が濃い。アルコールが苦手な私にはちょっとむせ返るほど大人の香りだ。味噌のように見えるスパイスをソースに混ぜてみる。なんとなくウニっぽい香り。しかしどうしても食べづらい味である。
日本人の舌に合うように、とはまた違う無国籍料理なのだろうか。美味しいか美味しくないかでいえば私の舌には後者なのだが、その媚びない姿勢が個性的でいい。サラダも煮込みもかなり手が込んでいるように感じたから。
そもそも味の感覚以前の問題で、室内に充満している独特のお香?の匂いが個人的にとても苦手だった。
テーブルの目の前に置いてあったポプリのようなものが気になる。
東南アジアによくみられる、布にしみついた染料のようなにおいがずっとしていて、食事を心から楽しむことができなかったのだ。
もうひとつは照明が暗すぎて料理の色がほとんど見えず、視覚で美味しさを感知できなかった。
そのような条件が重なって、あまり食事は楽しめなかったのだが、独特の雰囲気を築く空間には拍手を送りたい。
忘れられないカフェになりそうだ。