写真撮影が解禁されたとは・・・ : Suzuki

調布駅至近の人気鰻店。食べログでの評価は3.77と高評価店です(2020.12.13)。実に5年以上ぶりの訪問です。鰻の価格高騰の影響もあってか、コース価格は12,500円(税込)に値上がりしていました。もともとあまり先の予約は受けつけないシステムということもあってか、直前の電話でも予約ができました。

価格上昇以上に驚いたのが、条件付きとはいえ写真撮影が解禁されたことでしょうか。他の方のレビューを見て驚きました。ただ、いくら写真を撮っていいと言われたからといって、コース料理全部の写真を撮る心理が私にはどうしても理解できません。もっとも、レシートやお手洗いの写真よりはマシだと突っ込まれたら、返す言葉がないのですが(苦笑)。

コースの内容は
かんぱち昆布締め
茶碗蒸し(椎茸、雲丹)
焼き椎茸
肝焼き
白焼き
大根おろし
漬物
鰻たたき(飛子、蕪)
鰻丼、吸い物、奈良漬け
日本酒のシャーベット

客が来てから鰻を捌きはじめます。うな丼が供されるまでの間に気の利いた料理がちょくちょく供されます。鰻は関東風の蒸したもの。うな丼のタレは甘味が少なく飽きずに食べ切れます。

コースで供される鰻の量は、うな丼も含めて一人二匹分程度。質や量を考えればコース価格は妥当なのでしょう。冷酒1合1,000円という価格も納得感のある設定でした。

サービスはアルバイトらしき若い男女2名が担当していました。洗練されたサービスではありませんが、丁寧な対応。店主も以前より幾分か丁寧になったような気がしました(別に接客が悪かったわけではありませんが)。お店は古くなってきましたが、清潔な状態をキープしています。以前同様、デートで利用される方が多いのも納得です。

約2年振りに訪問しました。

白焼きの付くコース（9500円）をお願いしました。

鮃の昆布〆、
茶碗蒸し、
鰻串焼き、
獅子唐焼き、
鰻のたたき、
白焼き、
お口直し(大根おろし)、
賀茂なす焼き、
鰻丼、肝吸い、香の物、

こんな感じだったと思います。うな丼が供されるまでには相応の時間が掛かったと思いますが、手抜きのない鰻料理のおかげでそれほど待たされたとは感じませんでした。〆のうな丼まで美味しく頂きました。

このお店は以前から外観、内観、料理と全ての写真撮影を禁止しているお店です。前回あったかどうかは覚えていませんが、店内のボードには携帯電話とカメラの絵に×印がされていました。私はこのスタンス自体は支持していたのですが、客をおちょっくった様なHPはさすがに感心していませんでした。最近HPが改善されたようなので少し安心しました。食べログを快く思っていないであろう店主ですが、レビュアーに媚売ってるような店主よりはずっとマトモです。

調布駅が地下化し、出口が大幅に変わってしまったため、以前より駅からのアクセスが悪くなってしまいました。もっとも、それでも駅の改札から5分も掛かりません。鰻屋とは思えないほどキレイですし、駅の反対側に出れば・・・。デート等にも使えるお店だと思います。

2015年8月

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東京西部ではかなり有名な鰻屋です。場所は調布駅からすぐ近くのビルの駐車場脇のような場所にあります。夜行くと結構分かりづらいです。店内は清潔感があり、カウンター席もオープンキッチンと、鰻屋らしからぬ雰囲気です。

今回は約一年ぶりの訪問でしたが、相変わらず美味しかったです。此方のコースはお刺身からスタートするのですが、注文を受けてから鰻を捌きだすので締めのうな丼（締めはうな丼か白焼き丼か選べる）が供されるまでに一時間近く掛かります。ただ、その間、鰻の様々な部位を調理して出してくれます。これを肴にお酒を飲んでいれば待つのもそれほど苦になりません。締めのうな丼ですが、焼かれた鰻とタレの香ばしい風味がたまりません。鰻はふわっとしていて、タレとよく合います。このタレが白米の味を必要以上に邪魔しないのはポイントが高いです。

鰻の値上がりとともにこちらの値段も上がってしまいました。仕方ないことですが、此方はCPにも優れた鰻屋だっただけに残念です。コースが5250円だった時代が懐かしいです。変わったといえば、写真を撮るなという表札がお店の前に置かれるようになったりと、初訪問のころと比べるとずいぶん物騒なお店になってしまいました。以前からお客に色々と注文を出すお店でしたが、訪問するたびにエスカレートしている気がします。しかし、良識ある大人が行く分には問題ないでしょう。