やっぱり 行って良かった : Ichi da

ツール・ト゜・グルメ（自転車で見つける・食べに行く）、今回は多摩ニュータウン通りにある“いちだ”さんに行って来ました。
開店当初からクルマで前を通過するたび気になっていましたが、引き戸が曇りガラスと店名で中の様子がわからなくて、ちょっと入りにくい・・・と敬遠しておりました。
これはホント、後悔。ごめんなさい。

平日のもうすぐ午後１時という頃に訪問。
引き戸を開けますとご店主様でしょうか、お父さんが「いらっしゃいませ」と迎えてくださいました。
街の食堂って男の人の憩いの場と云うイメージがありますが、ここはそんなことないです。
奥の厨房からも奥様と娘さんでしょうか、ご挨拶いただいてホッとしました。
わたしはカウンター席の隅に座らせていただくことに。
日替りの定食が店内黒板に掲示があり、この日はさんま塩焼き定食でしたね。
わたしはハンバーグ定食をお願いしました。
お水はセルフです。
ご飯はどんぶりご飯かしら・・・と気になりましたのでお父さんにお伺いすると、「うーん、結構あるかな？」とにっこり。
「普通のお茶碗くらいにできますか」とお願いしたら「いいですよ」と快くご了解いただきました。

お料理を待っている間、BGMが音量控えめながらわたしの耳に入ってきます。
なんとルイ・アームストロング（愛称サッチモ）の楽曲が。
ちょうど“この素晴らしき世界”が流れてきます、なんて懐かしい。
“サッチモ”はわたしが小さな頃から、父が【電蓄】やオープンデッキでよくかけていました。
そしていま流れているのは確かビッグバンド、デュークエリントンと組んだアルバムがあったと思うけれど、その楽曲でしょうか。
初めて入った食堂なのに、なんだか懐かしい気分になっちゃいました。

厨房でお料理ができあがるのを見計らって、お父さんがお茶を入れてトレイに乗せて、カウンター越しに「はい、おまちどうさまです」と渡してくれます。
「ご飯、少なくしたのでお豆腐つけときましたよ」、って、お父さん、ありがとうございます！
わたしは冷奴大好きなので嬉しかったです。

さっそくいただきます。
ハンバーグは家庭料理ぽくて好感持てます。ケチャップみたいなトマトソースがたっぷり、箸が入りやすい柔らかいハンバーグに合います。
ハンバーグの下にはスパゲティが敷かれています。
きんぴらごぼうもわたし好みの味付けで、ちょいピリ辛、ご飯が進みます。
糠漬はきゅうりと大根、浅漬でこれも美味しかった。
お味噌汁の具は小松菜と大根かな。
これらすべてがほっとするようなお料理でした。

お会計のときにBGMのことをお聞きしたら、お父さんのオリジナルMDなのだそう、お話をさせていただいているときちょっぴり嬉しそうでした。
テーブルと椅子とカウンターだけのすっきりしたお店なんだけど、何かあったかいものがある。
こんな食堂があったなんて、わたしもちょっと嬉しくなりました。
次は相方も連れてこよう。

ごちそうさまでした。