界隈には貴重な海鮮居酒屋さん : Isshin

以前から中神界隈を歩くと、江戸街道の交差点からからすぐのここが気になっていました。
すぐそばには「アンタイヌードルズ」さんや「福紗」さんなど個性的なお店、南口駅前のどこか懐かしい小さな飲み屋さんが軒を連ねるエリアなどがあり、とても小さいエリア（失礼）ながら、中神駅界隈は、どうしてどうして侮れない場所だなと思っていました。
昭島駅で所用があり、運動不足の解消も兼ね、モリタウンから歩いて立川方面へ向かいました。線路沿いの「珈琲まめ達」さんでコ豆を少し挽いてもらって、適当なところで南に折れて江戸街道へ。
飛び込みだと無理かなあと思ったのですが、偶然、カウンターに一席あり、二組のお客さんの間に割り込む形で着席させていただくことができました（狭くなってしまって、ごめんなさい。）
夕食前だったので軽く摘んで飲む予定（いつも同じことを書いています）が、カウンターでお隣の席の方が以前、近くに住まわれていたとかで、お話が弾んでしまい、少し長居してしまうことに。

お通しをいただいて、まずは赤武。日本酒の揃えは一般的ですが、人気どころ押さえてます。ちなみに本来予定していなかった二杯目は九平次。どちらもグラスで6-700円ですが、日本酒専門か強く推している店でもなければ、これくらいになるとは思います。
ボトルのお写真を撮りたかったのですが、そちらは果たせずちょっと残念。しかし開栓しばらく経っていそうなのに、どちらもかなりフレッシュ感が残っていたので、よい管理をされているのだろうなと思います。

刺身盛り合わせ。こちらは魚屋さん、青果店さんなど、複数のお店を経営されているところとのこと。最初に鮮魚をと思ったのですが、お客さんもたくさんで少し時間かかりますよとのこと。お勧めだけあって少し値は張るものの美味しいです。
因みに他のお客さんはイカや穴子とか、大物系も頼まれていて、お皿が置けなくなるくらい立派なお魚たちもいました。焼魚や煮魚を是非いただいてみたいです。

茶豆枝豆。お話が弾んでしまったお隣の方とも「これは美味しい」と意見が一致。塩がなくても豆の味が濃くてちょうどよいくらいです。鮮度もよく鞘から出す時も歯応えもよい感じ。
クリームチーズ大葉明太、こちらはごく普通かな。ゴロッとした塊のチーズが入ってます。大葉が多めで薬味好きには嬉しい。
ここまでで失礼しようと思ったものの、隣席の方から一口、アジフライまで御相伴に与ってしまいました。これも大きくて身が分厚く、魚臭さがなく食べでがあります。好みとしては、もう少し衣に塩気があってもよいかもと思いました。

突き抜けて個性的ではないものの、万能選手でレベル以上のお店がなかなか見つけにくい界隈では、貴重な良店だと思います。
帰宅してからの夕食で、白米を抜かざるを得なかったことはご想像の通りです。
ご馳走様でした。