富山 『酒菜工房だい』 : Dai

富山での夕食は、人気の海鮮居酒屋「だい」に行きます。実は近くに「だい人」というお店もあるので、ちょっとややこしいです。富山駅からだと７～８分ってところでしょうか。あらかじめ予約しておきましたが、１９時に行ったところ、店内はほぼ満席でした。人気店なんですねぇ。

まずはビールで乾杯なんですが、珍しい「ガージェリー」があったので、それを頼みます。このビールは味はもちろん美味しいんですけど、グラスが面白くて持ち上げるとこんな感じで自立しません。なので、いつもの感覚で、そのまま置いてしまうと惨劇になってしまうので注意が必要です。

１品目は食べたかった白エビのメニューから「白えびと茄子の出会い」生の白エビをちょっと炙ってあるので、中はトロトロで、表面は香ばしく恐ろしく甘い！

２品目は刺身から「がめえびの刺身」これもあまり聞き慣れない名前のエビですが、足が早いため（特に刺身では）地元以外ではあまり流通していないんだそう。醤油を付けていただくんですが、醤油をほとんど付けなくても旨みが濃厚で、味噌と身の甘みがすごい！
頭は焼いてくださいねとのことで、七輪を持ってきてくれます。頭以外にも尻尾から足まで余すところなく、すべて炙っていただきました。殻が柔らかいので、少し炙るとバリバリといただけます。

３品目「トウモロコシ天ぷら」さくっと軽い口当たりに揚がっていて、塩で食べるのでトウモロコシの甘さが際立って美味しい！
続いては本日のスペシャリテ。今日も食べますノドグロ！。「ノドグロ塩たたき」そこそこいい値段しますが、こんなの東京で食べたらいくらかかるか分かりませんからね。でてきたタタキはとっても肉厚！なんというかさいころステーキみたいです。これも皮目を炙っているので、皮はパリッと香ばしく、肉厚は身はとにかく旨い！！今回の旅の中で一番おいしかったかもしれません。大満足なメニューでした。

４品目「和食屋のエビクリームコロッケ」中には甘エビが入っていて、火を通した甘エビは弾力が出て、甘さもより強くなります。ソース自体にエビの香りと旨みがしっかり移っています。

５品目「ゲンゲ昆布締め」この魚もあまり聞かないかもしれませんが、富山湾などで捕れる深海にすむ魚です。ちょっと細長くウロコがなくてゼラチン質なので、見た目はちょっとグロテスクですが、食べると美味しいんだそう。なかなか東京では食べられないと思い、頼んでみました。身もゼラチン質でプルプル。トロッとした触感ながら、程よく弾力もあり、昆布の旨みがしっかり効いているので、何もつけなくても美味しい。富山湾は天然の生簀と言われますが、ホントにいろんな魚介、特にエビの種類が色々あって、どれを食べても美味しいです。焼いたりして加熱するメニューでも魅力的なものはいろいろあったのですが、やっぱり生で食べるのが贅沢だと思うので、昨日も今日も刺身を中心に頼みましたが、大満足でした。また富山に来ることがあったらお邪魔したいと思います。