白海老の良さを残すのは難しいです。 : Suzu ya

ます寿しや笹すしのお店。

富山駅の南口側の、富山土産物屋さんを集めた「とやマルシェ」にあります。
このお店では、丸い木製の桶に入った鱒・白えび・ひらめ・ぶりなどの押し寿司や、各種笹ずしなどを置いてます。

鱒のすし・１段（1400円）：丸い木製の桶の中に、やや青っぽい香りの笹にくるまれた鱒ずしが入ってます。鱒が下側になる逆さ造りですね。鱒は色鮮やかですが、ややレアな感じが残る〆具合で、厚みは３～５mm。ごはんはしっかり固められていますが、柔らかく、厚さ1～1.3cmで、酢は気にならない程度の強さです。全体的に、鱒自体の味や香りはそれほど強くはなく、ごく普通です。

白えび寿し（3240円）：丸い小型の木製の桶の中に、やや青っぽい香りの笹にくるまれた白海老ずしが入ってます。直径14cmですので、鱒のすしと比べると小振りです。白海老の層は厚さ約3mmで、その下に薄いおぼろ昆布の層がありますが、昆布は目立ちません。ごはんはしっかり固められていますが、柔らかく、厚さ約1.2cmです。お味ですが、全体に酢が強く、白海老の繊細な美味しさが消えてしまっています。また、白海老のとろけるような食感も無くなってしまっていて、残念です。


白海老のすしは、まだ完成度が充分でないので、ますのすしの方をお勧めします。
白海老を食べるなら、同じとやマルシェにある、白海老亭の白えび刺身丼を食べましょう。