高級でも肩肘張りすぎない : Nihon Ryouri Tsumama

ホテルの和食ですから、それだけでハードルは高まりますが、たまの贅沢にこのようなお店も悪くありません。
入る時はいささか緊張しますが、多少こちらが普段着っぽくても、着物を着たお店の方みなさん感じが良く、気持ち良い時間を過ごせます。

一番安いランチで2500円ですので怯みますが、値段にふさわしい満足は確実にあり、特に普段台所に立つ主婦には参考になるお品や真似したくなる味付けなど見どころは満載。例え家庭料理であれ主婦には料理をする側にしか分からない視点というものがありますから。逆に男性からすると、なんでこんなに高いの･･･と思われても仕方ないかもしれません。
細々と一つ一つ丁寧に作られたどれもが地味に美味しく、ヘルシーな感じもあり、華美という訳ではなくとも慈味を引き出した贅沢な美味しさでした。
デザートに至るまで満足です。

一方で、折箱に入ったお弁当もまとまった数があれば用意して下さるのですが、同じ2500円でも内容がすごく少ないです。美味しくはありますが中身は雲泥の差と言えます。折箱のお弁当で満足のいく物を望むならば最低5000円は見ないといけないように思えました。

そんな訳で店内で頂く方が断然良いです。
美味しいものを食べようというプラスαで良い時間と、良い味覚を養え、妻に与えるガソリンと思えばこの値段も妥当というものでしょう。