蔵王牛と米沢牛の鋤シャブ鍋 : Miyama Sou Takamiya

離れの別邸 雛蔵に泊ります。雛蔵は平屋建物と蔵から成ります。平屋部分に洋間、和室、キッチンが有ります。蔵はメゾネットで、1階に洋間、和室、ベッドルーム、2階に和室、ユニットバス、シャワーブース、露天風呂が在ります。蔵王温泉自家源泉掛流で、強酸性(pH1.3-2.0)、含硫黄、硫酸塩、塩化物源泉です。ハンドルで流量と湯温を調整出来ます。本館帳場から廊下を通り階段を降りて、又、外からも直接出入する事が出来ます。本館には露天風呂付大浴場と貸切風呂も在ります。
玉屋総本店「山ぶどう」とあずさ屋「種なし梅」(干梅)の着菓子、高畠バリック「嘉 Yoshi スパークリング 2022.」のサービスです。山形県高畠町産シャルドネ、ピノブラン、ピノノワールで作ったスパークリングワインです。ワインを飲んで、温泉に浸かって、暢んびりです。強い硫黄の匂がします。肌がピリピリします。「湧水蔵王のおいしい水(硬度 ca. 50mg/l の軟水)」をガブ／＼飲んで、汗を一杯流します。シャワーを浴びて、汗と硫黄を洗い流します。御土産に湯華を買って帰りましょう。
夕餉に、本館 1階宴会場弥平治亭の個室で「米沢牛・蔵王牛すきしゃぶ鍋付き華の会席膳」を頂きます。
キリンクラシックラガー、上喜元梅酒辛口 ソーダ割。
・食前酒　高見屋オリジナル「彌平治 三百年の時季」。
・前菜　春野菜のテリーヌ。甘藍、ブロッコリー、グリーンアスパラガス 、ズッキーニ、赤と黄パプリカ、椎茸が綺麗に並んでます。
・八寸　蕗御浸 茹空豆 菠薐草湯葉巻 以菊揚巻 市田柿チーズミルフィーユ 鰆香草焼 鴨ロース焼浸 松風焼。
・向付　本鮪赤身 トロ 甘海老 生麩 刺身蒟蒻 会釈一式。山葵と溜醤油で頂きます。
・焼物　鰤鍬焼。
・蒸物　黒鮑香草蒸 肝クリーミーソース。
・台物　米沢牛と蔵王牛すきしゃぶ鍋。米沢牛肩ロース、蔵王牛サーロイン、水菜、長葱、月山筍、榎茸、占地、舞茸、白滝。山形鋳物製特注すきしゃぶ鍋を使います。ドーナツ型に、外側と内側の 2層に空間を仕切ります。高温に成る内側に鋤焼用の割下を入れて、低温の外側にシャブ／＼用の水を入れて沸かします。赤身の旨味が深い蔵王牛を鋤焼に、蕩ける脂が旨い米沢牛をシャブ／＼に、調理します。其々、溶玉子、浅葱小口を入れた散酢に浸けて、頂きます。
米沢牛が、山形おきたま農業協同組合の登録商標で、黒毛和種の未経産雌牛です。対して、蔵王牛が、蔵王高原牧場の登録商標で、黒毛和種♂とホルスタイン等♀の交雑種です。蔵王牛はプライベートブランドなので、生産者の個性を反映させられます。
・蓋物　大根釜 南瓜 芝海老 煮貝 揚湯葉。蔵王の御釜をイメージしてます。
・御凌　冷やし紅花蕎麦 葱切。桃色をした更科の変わり蕎麦です。甘汁のブッ掛蕎麦です。
県花が紅花、県木が桜桃、県鳥が鴛鴦、県獣が氈鹿、県魚が桜鱒です。
・香物　紅花大根酢漬 赤蕪甘酢漬 蕨醤油漬。
・水菓　おとめ心(苺) ラフランスジュレ。
ラウンジでエスプレッソを頂いて、暫し寛ぎます。
ミキモトコスメティックスムーンパールのアメニティーです。
朝餉は、本館 2階の食事処蔵漆亭に伺います。和定食を頂きます。
・赤みず御浸。
・炊合　縮菜 鰹菜 以菊 枝豆 白魚。
・出汁納豆昆布　長葱 茗荷 茄子 胡瓜 納豆。細かく刻んで、昆布と醤油で和えます。
・芋煮　里芋 蒟蒻 長葱 牛条肉。酒、砂糖、醤油で炊きます。
・サラダ　レタス 紫折菜 トマト コリンキー ロースハム 玉葱ドレッシング。
・鰊昆布巻。
・韮鱒　桜鱒素焼 茹韮添。
・出汁巻玉子。
・剝蕎麦滑子。豆板醤でピリ辛味です。
・掻餅。山形産でわかおりの蕎麦掻です。出汁納豆昆布や剝蕎麦滑子を乗せて、頂きます。
・御飯。山形産のつや姫です。土鍋で炊立です。
・大根の味噌汁。山形産赤味噌の汁です
・雲丹椎茸佃煮。
・近江漬　青菜 大根 人参。
・桜桃漬。山形産ナポレオンの梅紫蘇漬です。
熱い煎茶。
行って参ります。