鶴岡の独りの夜は最高でした
宿をどこにするか。
出発前に予約を入れておくのが良いんでしょうけど、
宿の予約に旅程が縛られてしまって窮屈になるのが嫌なので
どちらかと言えば旅の進行具合で泊地を決めて
前日か当日ギリギリで宿に電話して予約をとることが多いです。
一人旅なもんでそっちの方が泊りやすいということもあります。
今回も当日の午後になって電話して部屋を確保させてもらいました。
もともと料理の評判が高い九兵衛旅館に泊ろうとしたんですけど、当然満室。(^_^;)
でも、別館がありますよ、ってことでここ珠玉やさんを案内してもらえました。
なかなか休日に一人旅の者は受け付けてもらえないんですけど
無事OKしてもらえました、ありがたい話です。
ちなみに料理長は九兵衛旅館と一緒なんだそうです。
完全に暗くなった夜の鶴岡駅に特急いなほ号で到着。
やはり冬の東北は日が暮れるのが早いなと感じます。
雪が降り始めた中、お迎えの車が来てくれていました。
自分が乗る特急が強風の荒天の為、1時間程遅れて鶴岡駅に到着。
自然が相手なもんですから直前まで運休になるかもとしれないと
鶴岡駅まで行けるかどうかも分からず到着予定がはっきりしない状況に。
でも宿側は事前に運行状況を把握しておられて、連絡を密にしてもらえたりして
とても丁寧に対応してもらえまして、こういう気遣いがすごく嬉しかったです。
鶴岡駅から田舎の方へ送迎の車で走ること30分弱ほどで
年末の凍てつく北風の中、なんとか宿に到着しお部屋に案内されました。
あぁ、暖かい。(´д`)なぜ北国の宿はこんなにも暖かいのか。
ありがたいことにお部屋にこたつも置いてありました。
ウェルカムのお菓子で置いてあったとちの実きんとんが凄く美味しかった。
この旅館のオリジナルみたいでしたけど、買って帰れないのかなというくらい。
お部屋で少し暖を取ったら、一番のお楽しみの夕食を。
別途食堂の半個室でいただきました。
この辺も一人旅にはすこぶるありがたいです、落ち着きますのでね。
まず最初にだだ茶豆の和風ムース。
これはここ近辺の白山地区でとれる茶豆で鶴岡農協のブランドなんだそうです。
上質な出汁の中、茶豆の自然な甘さのムース。
この最初の品が美味しすぎて、あぁこの後も絶対良い料理が出てくると楽しみに。
前菜四種。
ごぼうカシューナッツ味噌
チーズ豆腐蒸し玉子
うるいとたらの芽未醤味噌
子持昆布西京味噌け
チーズ豆腐のねっとりとした食感とコクが美味しい。
うるいは茎系の山菜で、クセはなくて食べやすいです。
ちょっとずつ美味しい前菜、良いですね。(^^ゞ
お造りは、天然鰤、真ふぐ、活生ダコ。
新鮮だからか切り身の角が立って歯ごたえが良いです。
田川カブと山形セリの出汁鍋は新潟ポークをしゃぶしゃぶ形式で。
鯛の南蛮ダレは王道ですね、やっぱり鯛は王様の旨さでした。
由良産ズワイガニの新丈蒸しは蟹の旨さの詰まった団子を銀あんかけで。
御食事ははらこめしと天然鰤の酒粕汁でした。
これがまた素晴しくうまかった!
魚卵ってあまり得意じゃなくイクラも積極的には食べない自分ですが
ここのは生臭さも一切感じませんでした。
ただただ、香る白飯にハラコの旨さ。
そして旬の鰤の粕汁も魚の嫌な部分だけ綺麗になくし
味噌のコクの旨さが引き立つ最高の汁物でした。
最初に一口すすって「うまっ!」って思わずつぶやいてしまうという。
となりの部屋からも「なんやこの汁、うま過ぎん!?」って聞こえてました。(^^ゞ
デザートは庄内干し柿とラム酒のアイス。
ウェハース的に庄内麩の揚げたお菓子がついてます。
食感良くアイスの箸休めとして最高に合ってました。
最初の一品からデザートまで全ての料理が申し分なく最高の夕食。
やっぱ旅館に泊ろう、ということになるのはこういうことなんですね。(^^)
温泉は本館の方も利用できますし、この宿は全て個室貸切風呂なので
ゆっくりお湯に浸かることができました。
この宿だけで3つの貸切風呂があって湯巡りもできますよ。
うまい飯と良いお湯に浸かって最高の夜でした。
お部屋も良いですし、暖かく静かでお籠もりに本当に良いお宿ですね。
夜は静寂に包まれてましたし本館よりこの別館に泊まれてむしろ良かったのかも。
冬の鶴岡で独り過ごす夜は最高の夜でした。
店名 |
Tama ya
|
---|---|
類型 | 旅館、日本料理、海鮮 |
預約・查詢 |
0235-35-3535 |
可供預訂 |
僅限預約 |
地址 |
山形県鶴岡市湯田川乙39 |
交通方式 |
鶴岡ICより車10分 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥15,000~¥19,999
|
付款方式 |
可使用卡 (AMEX) 可使用電子錢 |
服務費收費 |
なし |
座位數 |
26 Seats |
---|---|
個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 客室は全室禁煙。 館内にある1カ所の喫煙所を除き館内禁煙。 |
停車場 |
可能的 20台 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,有葡萄酒 |
---|---|
料理 |
對蔬菜菜式講究,對魚類料理講究 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
關於兒童 |
接待兒童
お子様の利用可。 |
網站 | |
開店日 |
2003.1.11 |
備註 |
日帰りプランはありません。 |
展望風呂で屋根に雪が乗った鶴岡の冬の風景を眺めながらひとっ風呂。
よく眠れ、朝から良いお湯でした、素晴しい朝です。
ぐっすり寝てるだけなのに贅沢にお腹が空いて朝ご飯です。(^^)
昨日の夕食を食べた同じ食事処、同じ半個室でいただきました。
自家製ドレッシングのサラダや庄内産の花塩で食べる温豆腐がでてきました。
庄内産ということはやはり日本海の塩になるんでしょうかね。
それからやっぱり米処ということもあってご飯の出来合が凄く良いです。
特別栽培米つや姫とお献立に書いてありました。
塩納豆も郷土料理だということでまぜてそのままご飯の上へ。
普通の納豆よりもクセが控えめで食べやすく感じました。
もともと自分は納豆好きですが、納豆苦手な人でもイケるかも。
デザートは自家製のきなこプリン。
付け合わせのマスカットうまい。(゚∀゚)
昨日の夕食から朝食まで思い出に残る美味しいご飯でした。
これで年末年始の繁忙期で1泊が1万6000円でしたので十分なCP。
料理もさることながら宿の雰囲気もお気に入りです。
世知辛い宿が多い中、独旅の者にもかなり優しいので
自分の中のマイベストと言える希少な優良宿になっています。<(_ _)>