殿(しんがり)の【辛ガリ中華】
山形県の村山市にあるラーメン屋さんです。
テーブル、小上がり席があります。券売機での注文です。水はセルフです。
◼️頂いたメニュー
・辛ガリ中華 ¥800
2019.1
以前、蕎麦屋さんだった跡地に入ったという新しい麺屋さんです。通りがかりの昼食で訪れました。
こちらのお店は、面白いコンセプトで、お客が自分の好みの麺をチョイスして注文することが出来ると言うテーマに沿ったメニューが並んでいます。まず、冷たいのを食べたいのか?温かいのが食べたいのか?それから、麺はそばがいいのか、うどんか、中華麺か?そして、具材は、鶏か豚か牛かもしくは山菜か?それらが、全て組み合わせで選べるので、まさに好みがはっきりしている人にはベストチョイスを選ぶことができますが、優柔不断な私などには、どれに決めたらいいのか悩んでしまいそうです。
そんな悩める方のために、人気メニューランキングが紹介されており、お客さんが選ぶのに混乱しないような工夫もされています。そして、そうした組み合わせメニュー外の『第二陣』と呼ばれているオリジナルメニューもそろっているようです。
そんな中で、人気ランキングと紹介文を参考にして選んだのが【辛ガリ中華】でした。いかにも辛いというイメージの麺ですが、人気メニューの三番手につけています。『しんがりちゅうか』と呼ぶのでしょうね。お店の名前に当てているところが、オサレです。
店内の空いている席を探すと、金屏風が飾られている小上がり席が空いていたので、そこにちょこんと座ります。金屏風の前でラーメンを頂くというのも初めてです。周囲を見てみると、侍の時代背景をテーマにした装飾や飾りが目立ちます。ここに鎧武者が置いてあったら、完璧でしたね。
発券紙に番号が書いてあるので、お店の方に呼ばれた場合は、手を挙げれば、運んできてくれるようです。
約10分後に配膳されました。お店も結構賑わっているので、こんなものでしょうか。
【辛ガリ中華】
見た目から、これは辛そうだと、一瞬たじろいでしまう赤さですが、それと同時に、食意欲も高まるというものです。赤いスープに浮かぶのは天かす、そして刻み海苔、そこに箸を突き入れ麺を引き出します。意外にも麺は、もちもちとした太麺でした。実に美味しそうなぷりぷり麺です。そこに口を大きく開けて接近します。すると、器から立ち上る熱気なのか、まだ口に入れてもいないのに、喉に刺激を感じてしまいました。
これは、大丈夫なものなのか。食べようとしてたじろいだ経験は、なかなかにありません。そして、思い切って食してみれば、麺はもちもちしててすごく食べ応えある麺です。そして麺に絡んだスープから、口内が熱くなっていくのを感じます。しかし、極度にひるむような辛さではないです。辛い中にも甘みがある。それは、私がよく好んで食べているあの甘さです。そう、肉そばで使用されている鶏ガラスープの甘さです。そこに特製辣油を加えられたことによる新たな甘辛い味が発現されています。この甘辛さは嫌いじゃない!むしろ好き!
口の中をほっほしながら、夢中で麺とスープを掻きこんでいきます。そして、チャーシューだけではなく、よくほじくると、鶏肉も入っています。鶏と豚の混合も珍しく得した気分です。スープと一緒に、口内を漂う天かすもまた心地良し。
そして、店員さんが教えてくれた『途中から好みで酢を入れてみてください』と言うことを思い出し、レンゲに酢を落としてみました。そして頂くと、これもまたまた面白く興味深い味です。甘辛さがまろやかになったというか、幅が広がった感じです。酢が嫌いでない人なら、遊び心で加えて頂くのも抵抗はなさそうです。それに、酢は健康にも良いものですから。
そんな感じで、スープも平らげ、きれいに完食致しました。
正直、期待はそれほどになかったのですが、面白いものを頂いた感じです。
他のメニューも食べてみたくなったので、機会あればまた来たいと思いました。
ご馳走様でした。
店名 |
Yamagata Menya Shingari(Yamagata Menya Shingari)
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類型 | 拉麵、蕎麥麵、烏龍麵 |
預約・查詢 |
0237-53-8300 |
可供預訂 | |
地址 |
山形県村山市楯岡十日町4-37 |
交通方式 |
距离村山 523 米 |
營業時間 | |
預算(評價匯總) |
~¥999
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付款方式 |
可使用卡 (AMEX) 无使用電子錢 |
個人包廂 |
不可能 |
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禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 |
此時建議 |
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山形県の村山市にある麺屋さんです。券売機による発券です。カウンター席、テーブル席、座敷席があります。
■頂いたメニュー
・最上良味ひっぱりうどん大 ¥850
・温かい鶏うどん+煮たまご ¥870
2022.12
休日に家族で訪れました。今日の子供のリクエストは「うどんが食べたい」とのこと。
当店にもうどんがあるというので訪れてみました。
ラーメンに興味深いものがそろっているも、限定とされた山形名物の「ひっぱりうどん」がどうしても気になってしまい、山形の宣伝愛に囚われて、心に葛藤が生まれる中で、私が選んだのは【最上良味ひっぱりうどん 大盛】、妻は【温かい鶏うどん+煮たまご】としています。
昔の武家屋敷っぽい装飾の中に、子供の大好きなラジコンカーが展示されていたりと、店の雰囲気のこだわりも、だいぶゆるくなっているようです。
トレイにのって料理が配膳されました。
【最上良味ひっぱりうどん 大盛】
どんぶりにたっぷりのうどん、そのうどんを付けるための器には、ひきわり納豆、生卵、ネギ、鰹節、胡麻が入っており、その横に「カオナシ」のめんつゆ瓶が添えられています。これらを、ゲロゲロと掻き混ぜて、その中にうどんを投入し、マゼマゼしたものを引っ張り上げて、すすり上げるというのが、ひっぱりうどんとなります。
冬の山形県民の食文化でもあるひっぱりうどんですが、お店で提供されているのは稀です。ただ、一般家庭では、納豆にそのまま入れて食べるというシンプルなスタイルなのですが、鯖缶を入れたりと地域により、アレンジを加えられて楽しまれています。当店では、鯖缶はありませんでしたね。
とりあえず、具材をマジュマジュして絡めたものに、特製めんつゆを投入して頂きましたが味が薄い。もっと濃厚な味わいを期待していましたが、めんつゆでは、濃厚な味わいがイマイチな感じでした。やはり、ここには濃厚な味の鯖缶が必要だったかもしれません。
小鉢にあったのは、親鶏肉とミニ玉こんにゃく。
大盛りだったので、子供とシェアする意味では良かったですが、少し物足りなさを感じたところです。
温かい鶏うどんは、甘めの汁で子供も食べやすかったようでしたが、次回は、濃厚な味噌ラーメンあたりを狙ってみたいと思いました。
ご馳走様でした。