朝食 : Hoteru Arufa Wan

　朝食をいただいた。料金は宿泊代に含まれている。たいへん安価なプランを利用できた。
　朝6時30分。朝食会場入口から延びる列は、作業服や繋ぎ姿の作業員や職人風の男性客が主。手指を消毒しプラスティック手袋を装用して入場。このような新型コロナウイルス感染症対策を施すことによっていわゆるバイキング方式を維持している模様。客席も間引きされている。

　用意されている料理は多種にわたる。連泊する人にはいいだろう。1泊だけの者があれもこれもと欲張ると大変なことになるから、以下のものに絞り込んだ。後ろ髪を引かれつつも見送ったもの多数。

・「けんちょう」
　山口県の郷土料理だという。お隣の福岡県に居ながらこれまでその名を聞いたことがなかった。このようなものを知れるのは嬉しい。あとで調べてみると、基本的には、薄切り（銀杏切り）の大根、人参、崩した豆腐を炒め、醤油、みりん、日本酒、砂糖などで味付けして汁気がなくなるまで煮含めたものだとのこと。「けんちん」が訛ったものというわけではないのかもしれない。「けんちゃ」という類似料理が愛媛県にあるほかは、山口県外ではあまり見られないものだともいう。だいたいは家庭料理として食べられ、家庭により基本具材のほかに追加するものが色々あるらしい。こちらでは、油揚げ、椎茸も加わっていた。なかなかおいしい。

・カレーライス
　過去に「ホテルアルファ―ワン岩国」でいただいたカレーとほぼ同じもののように感じられた。野菜類を微塵に刻んで煮込んでいる。大きな固形物がほぼ存在しないタイプで、個人的にはけっこう好きだったりする。色は濃い焦げ茶色。塩気が強くて残念なのも岩国と同じだった。

・お味噌汁
　キャベツ、大根、麩、油揚げ、豆腐、といったものが入っていた。これにネギを加えてみた。

・スクランブルエッグ
　硬めの仕上がり。出汁入りかも。

・ほうれん草胡麻和え
　胡麻が少なめ。かつおぶしのほうが多い。

・茄子とトマト炒め

・レタス

・せん切りキャベツ

・玉葱スライス

・胡瓜スライス

・卯の花

・りんご

・ヨーグルト

・オレンジジュース

・コーヒー

　絞り込んだといいながら、列挙してみるとやっぱり欲張っているように見えてくる。すこし恥ずかしい。