店名 |
Yamanoyuyado Hamaya Rawa
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類型 | 日式點心、旅館/民宿 |
預約・查詢 |
0553-34-2239 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
山梨県甲州市塩山上萩原4783-553 |
交通方式 |
電車の場合 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 可使用二维码支付 |
個人包廂 |
不可能 |
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包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
− |
停車場 |
可能的 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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網站 |
ウェ〜イ!単車本格シーズン開幕だゼ!
五月に入り、すっかり寒さも遠退いた。
晴れ渡る奥多摩は、少し汗ばむくらいの陽気で気持ちイイ〜!。
連休中は大混雑が予想されるもんで、合間の平日2日に奥多摩周遊に突撃だ〜!って、
やって来ました都民の森駐車場だけど、二輪Pは大混雑。
普段は見かけない、遠い他県ナンバーが多いゼ。
皆んな考えるコトは一緒だナ〜。
とりあえず、下りを一本走ってみたけど、気合いの入ったガチ勢や、マスツーリングの大名行列、
おまけに行楽のマイカーも多くて落ち着かナイ。
こりゃアカン!ってコトで、奥多摩周遊を離れて柳沢峠に向かった俺。
塩山に抜ける柳沢峠への道は、山間を縫う緩やかなワインディングロード。
思ったとおり、ココは空いてる。
途中《たばやま》で一服した後、集中して走り出す。
初夏のような気温も、走り出せば涼しくて快適だ。
芽吹き出した新緑の中、適度な速度で連続するコーナーをトレースして行くと、段々感覚が研ぎ澄まされて来る。
もう少し速度を上げてみよう。
空冷並列四気筒1075ccエンジンは、ハイスロにより滑らかに吹き上がるが、6000回転を越えると、
その加速は暴力的な咆哮と共に表情が一変する。
まるで、フロントを掴まれて強制的に引っ張られるような加速に一瞬恐怖を覚えるゼ!
最近のSSとは一味違うエンジン特性のコイツは、強烈なトルクで勾配をモノともせず突き進む。
ストレートの先のコーナーはRが緩く、速度に乗った進入が可能だ。
今迄は、フロントブレーキに頼ったコーナーリングをしてたけど、最近は進入速度を上げる為に
ノーブレーキでのトライを重ねている。
( 滅茶苦茶コワイけどね … )
コーナー手前でアクセルを閉じて、エンブレを効かせ腰を落とす。
さらに、進行方向内側に膝と肩を入れていくと、車体が傾き眼前に路面が迫って来る。
狙ったラインをリーンして、コーナー出口に向かいアクセルを開ける。
分かっちゃいるけど、コレが中々難しい …
やっぱ、全てはタイミングとバランスなんだよナ〜。
なんか、まだまだ身体に余計な力が入っている。
上手い奴を見てると、もっとリラックスしてるもんナ〜。
再度、集中力を高めて次のコーナーに備える。
エンブレ効かせて、若干速度を落とす。
予め浮かせていた腰を一気に落とし、リーン開始。
( ウォッ!突っ込みが浅かった!これじゃアウトに膨らむゼ!)
さらに肩と膝を突き出し、タンクに覆い被さるように内側に荷重を掛けていき、なんとかリカバリー。
視線の向こうにコーナー出口が見え始め、徐々にアクセルを開けていく。
コーナーを抜け、ストレートで加速、またコーナーに進入。
何度か繰り返す内に、再びリズムに乗り、感覚も研ぎ澄まされて来る。
風切り音とエンジンの咆哮の中で、タイヤがアスファルトを踏み小石を弾く音、
フロントサスが圧縮されて伸び上がる軋み、はたまた森の野鳥の囀りや樹々の葉の騒めき等、
聴くというよりも感じられる様に、周囲の自然と単車と自身がシンクロした時、まるで、道路から1mを浮遊して
突き進んでいるかの様な錯覚に陥る。
その時、俺は静寂に包まれ、エンジンの鼓動と自身の呼吸音しか聞こえない。
所謂、《ライダーズ ハイ》と云うやつだ。
コノ感覚は、頻繁に訪れるワケじゃない。
暑すぎても寒すぎてもいけない。
ちょうど、今の季節と紅葉の頃に気候・道路状況・自身の体調等の条件が揃った時に稀に体験できる感覚だ。
( ウ〜ン、コレは来てますネ〜!)
浮遊する様に突き進む俺は、最高に気持ちイイ〜!
次々にコーナーをクリアして、柳沢峠までアト少しまで来たトコロで、視野の片隅にナニやら気になるモノが …
俺の超感覚が『ぬぅ!コレは捨て置けぬ!』って、告げている!
《ライダーズ ハイ》が途切れるのは、もったいナイけど、俺は超感覚に従うコトにしたゼ。
視野に入ったのは峠の茶屋。
周囲にはためく黒地の幟に《 名水わらび餅 》の黄色の文字が鮮やかだ。
( やはり、コレは捨て置けぬ!)
コノ茶屋、何度か見かけていたけど、入るのは初めてだ。
如何にも峠の茶屋然とした佇まいは、中々イイカンジ〜。
よく見りゃ、清流に沿った外席もあり、ちとワイルドで雰囲気イイじゃん!
( よ〜し!わらび餅買って外席で喰おう。)
早速入店、品書きチェック。
黒・白・緑の三種だって。
よくワカランから迷ってたら、店のオバチャン曰く
「お茶付きの黒糖が人気ですヨ〜。」とのコト。
んじゃ、ソレいってみヨ〜!
外席で喰いたい旨を伝えると、持って来てくれるんだって。
先にセットのお茶を持ち、外席ドコに座ろうか?って見てみると、清流に面した板敷の小さなテラスがあった。
オッ!あそこイイじゃん!京都の川床みたいだナ。
その川床に陣取ってみると、すぐ足元を清流が流れせせらぎの音が聞こえて来る。
イイじゃん!イイじゃん!ココイイじゃん!
下界は暑かったけど、コノ高さまで来ると陽の光もちょうど良い塩梅で過ごし易い。
川床に座り、熱い緑茶をズルズル啜っていると、
なんか癒されチョイ幸せかも〜。
って和んでいたら、《 黒糖わらび餅 》の登場だ!
ウォッ!なんかデカイぞ!
きな粉に身を包まれ、プルンとしたわらび餅は、一切れ一切れが結構デカイ!
早速切り分けイタダキマ〜ス!
オォ〜!コノ食感スゲ〜な!
さすが、名水って銘打つだけあるナ〜。
瑞々しい食感は、何の雑味もなくホンノリと甘い。
コレは旨いナ〜!
まるで、初夏の眩しさの陽光の下、足元に流れる清流のせせらぎを聴きながら頂く
《 名水わらび餅 》コレはイイカンジで癖になりそうな予感。
そう云や、もう直ぐ暦の上では《 立夏 》じゃネ?
確かに、コノ陽気は夏の始まりってカンジだよナ〜。
でも、その後には《 梅雨入り 》が控えてる。
ホント、単車乗りにとって、気持ちイイ季節は意外と少ないんだよネ。
こりゃ、走れる時に走ってた方がイイみたいだナ。
オォ〜シ!近い内に再訪だゼ!
後記
コノ後、柳沢峠で富士山を拝んだ《 立夏の男 》は、奥多摩周遊を目指して帰路についた。
再び、《 ライダーズ ハイ 》の走りを期待したんだけど、なんだか身体の節々が痛くてソレどころじゃなかった。
先程の走りで、力み過ぎたみたい …
( なんだヨ!アレぐらいの走りで、オカシイじゃネーか!どうなってんだ超感覚!)
って八つ当たりする俺。
『 そりゃオマエ、歳と共にアチコチ衰えてんだヨ!』
( エッ?そうなん … ?)
超感覚に冷たく突き放された《 立夏の男 》改め《 初老の男 》は、冷徹な現実の前に今さらながら愕然とするのであった。
( ジム行って、鍛えよう … )
果たして、《 立夏の男 》改め《 初老の男 》は、
限られた季節に再び《 ライダーズ ハイ 》を体感できる日が来るのであろうか?
ソレは、ひとえに彼の根気に掛かっていると言っても過言ではナイ …