店名 |
Senkouen
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类型 | 吃茶店、日式甜点店 |
预约・查询 |
0569-43-7346 |
预约可/不可 | |
地址 |
愛知県常滑市金山上砂原114 |
交通方式 |
* 名鉄常滑線「常滑」駅下車。(名鉄名古屋駅~常滑駅は特急で29分) 距離榎户 1,625 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
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座位数 |
10 Seats |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
− |
停车场 |
可能的 セラモール施設に付属する無料パーキングあり |
空间、设备 |
平静的空间 |
此时建议 |
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备注 |
店主こだわりの陶磁器の品揃えでお客様をお迎えしています。 |
ここは、所謂「喫茶店」ではありません。
常滑焼を中心に内外の陶磁器の名品をショールームに展示し、販売するお店の奥コーナーで喫茶
もできるようにしてあるということ。
ワイフとともに大阪へ向かう途中、愛知県に寄り道して知多半島の常滑焼を見に来ました。
セラモールの向かいの店で、偶然にも茶器を作る作家さん(本人は自分のことを『急須屋』だ謙遜
されておられる)とお話する機会がありました。
伝統工芸を受け継ぐ人が減少の一途であること、そのため昔ながらの技を継承できないまま、また
その良さを多くの人に理解してもらえないまま、地の産業が先細りになることへの危機感など…。
抱えておられる課題はたくさんある中で、コツコツと自作品を世に送り出しておられました。
彼の作った「ナツメ」は、その蓋を摘んだ指を離すと、僅かな空気抵抗でス~っと静かに嵌るように
本体を塞ぐようできあがっております。
土の特性と焼成による縮小を見越した計算、指先の驚くべき精巧な技で小さな茶道具が完成して
いるのです。
同様に、取っ手のない小さな急須=(それは、まるでブランデーグラスを掌で持ち上げるように使う)
は、優美な足の付いた魔法のランプのような形状です。
掌に包む訳ですから、必竟、沸騰した湯を入れることはできません。
それは、この道具で入れる茶のグレードとも関連してくるということです。
彼とお話するうちに、どうしてもこれでお茶を淹れて味わいたくなりました。
結果、思い切って買ってしまいました。(価格ですか? 勿論5桁ですけど…。)
普段、家で日本茶を入れる道具にそこまでの拘りや思い入れがないのに、作り手の思いや技を理解
できると、そこに新たな価値を見出さざるを得なくなりますね。
さて、常滑焼団地内は制作所と販売店が一体化した建造物が区画整理されたエリアに整然と軒を
連ねておりますので、歩きやすいのです。
この一角にある別のお店が『千交苑』さんですが、ショールームの奥に喫茶コーナーがあって、歩き
疲れた足を休め、喉を潤すお茶や珈琲がいただけます。
ワイフは鼈甲(ベッコウ)釉の器で抹茶とガラス器に入った冷たい白玉ぜんざいのセットを、パラディーソ
はアイスコーヒーを注文いたしました。
運ばれた品物のうち彼女のスウィーツはこの店のお婆ちゃんがコトコト小豆を煮て冷やしたものだそ
うです。
「とっても優しい甘味だよ。」と、ワイフが申しております。
一方、アイス珈琲はグラスとコーヒーのポットが別立てで点されます。
グラスには何と! コーヒーで作った氷が…。
これなら溶けても味が薄まらない、というこだわりようです。
喫茶(珈琲)専門店でもないのに、こうしたサービスがあるというだけで嬉しくなります。
この店の器やグラスでいただくと、心なしか味のレベルがUPしたような気がします。
恐らくそれは錯覚ではないでしょう。
このお店では、漆塗りの菊花様彫り込み皿を模したような深い褐色の磁器皿を購入いたしました。
これで、季節の煮野菜や和(アエ)物、サラダなどを盛り付けると美味そうに見えるでしょうねぇ。
日本の食に関する演出には、お茶やお酒と同様に器が極めて大きな役割を演じております。
焼き物の郷は、そのことをつくづく思い知らせてくれるのでした。