店名 |
SOUS-SUS(SOUS-SUS)
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类型 | 法式 |
预约・查询 |
018-853-7614 |
预约可/不可 |
可预订
毎月15日 10時〜 |
地址 |
秋田県秋田市大町1-2-40 |
交通方式 |
距離秋田 1,055 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
¥15,000~¥19,999¥5,000~¥5,999
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付款方式 |
可使用卡 (AMEX) 无使用电子钱 |
个人包厢 |
不可能 |
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包场 |
可能的 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 |
空间、设备 |
时尚的空间,有吧台座位 |
酒水 |
有葡萄酒,对葡萄酒讲究 |
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料理 |
对蔬菜菜式讲究,对鱼类料理讲究 |
此时建议 |
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位置 |
神秘不为人知的餐厅 |
开店日 |
2019.10.16 |
秋田市内のフランス料理においては何人も寄せ付けぬ圧倒的存在、"スシュ"。
フランスの星付きレストランで修行した女性シェフのお店です。
毎月15日10時から予約開始につき、わたしはトイレにこもって10分ほど、ようやく電話が繋がり切符をゲットしたのですが、色々調べてみると予約日当日の朝早くから店前に並んで直接予約も取れるそうです。
んー、店側の対応として電話と直接来店予約のダブルをこなすってめちゃめちゃ効率悪そうですけど。
場所的には繁華街である川反の外れの外れあたりにあるのですが、玄関が裏路地に入ったところにあるので回り込む形になるでしょう。
お店は1階建てでゆとりのある空間と可愛いカフェのような作り。今思うとスィークルの店内に近からず遠からずな感じがします。
予約した時間の5分前くらいに到着しましたが、なんとこの日は私たちともう一組のみ。
1日2組じゃあ、そりゃあ予約困難になるわけだ。
ちなみにコースは3種類あるのですが私たちともう一組のゲストも1万円のコースです。
ドリンクで乾杯してアミューズブーシュ。
蕪のポタージュで上にはトリュフクリーム、フランス産サラミ、天使のエビのベニエ。
やはり、消え入るような口溶けのポタージュがお気に入り。
サラミもツマミのひとつとしては美味しいのですが、フレンチの最初に出てくるお料理としては一体これは?という感想。
白子のムニエル。
じゃがいものカリカリとした食感と蕪のシャキシャキという食感に遊び心を感じるデザイン。
ジンを使ったちょっと珍しいソースは柑橘爽やかさ漂う味でした。
パンは契約しているベーカリーのものだそうですが、全っぜん美味しくなくて泣けてきます。
リベイクすらされていないという悲劇。
バゲットと仕込み水に赤ワインを使ったパンなのですがなんなら湿気てしまっています。
これを5枚目参照の小さじ1杯程度のオリーブオイルにつけて食べるのですが、オリーブオイルの量がケチに感じました。
皿出しのペースがとんでもなく遅いため手持ち無沙汰で食べてしまい、オリーブオイルもパンも早々に無くなってしまいましたがこちらが声をかけるまでパンは持ってきてくれません。
オリーブオイルに関してはなくなってからはそのままでした。
お次はホタテのカルパッチョ。エディブルフラワーで女性の可愛らしい感性を思わせるつくり。いぶりがっこに使用する大根でまたもや食感に遊びを入れつつ、土台には菊芋のピューレで軽すぎないようバランスを取っているんですね。
キャビアの優しい塩味と王道のトリュフオイル?で美味しいです。もちろんホタテの鮮度も言うことなし。
フォアグラとみかんのコンポート。
これはひと昔前のフレンチなら通用しそうですが、令和6年のフレンチレストランにおいてはダサくないか?という正直な感想。
フォアグラと柑橘は鉄板の組み合わせなので、それなりに美味しいのですが、古めかしさを感じました。
メインの魚はコブダイのヴィエノワーズ。
グラティネされ、パリっとした皮目が美味しいですね。しかもマッシュルームとチーズのデュクセル入りなので香りもすごくいい。ソースはブールブランと豆のピューレ。特別なソースでは無いですが王道の味です。
気になったのはシェフの手際の悪さ。
先のフォアグラが出てから30分以上も経過しての提供でした。デュクセル作るところからやってるのか分かりませんが、さすがに待ちくたびれました。
お肉は仔牛のロースト。ポルトソースです。
赤身の少ないお肉ですが、余分な脂がなく肉そのものの濃さをビンビンに感じました。そして弾力も上々。付け合せの原木椎茸も美味しく、地産地消にこだわるシェフの想いが伝わります。
デザートの前にチーズ。
追加料金と言われたのでいくらか知りませんが、ボリューム不足だったこともありお願いしました。
大好きなシェーブルはなく、コンテとブルーチーズ以外の4種でチェック。お連れはコンテ以外の5種です。
ところで、チーズを食べる時というのは何かバゲットやクラッカーなどと一緒に食べるのが常と思っているのですが出てきませんね。
なんなら先程のメインの時もパンの提供はありませんでした。気が利かないなあという心の声。
お隣のテーブルにはシェフがいらして何かチーズと併せてバゲットをお持ちしましょうか?と聞いている。こちらはホール担当の男性スタッフの方が接客をしていたのですがスルーでした。
デセールはいちごのミルフィーユ。
アイスクリームはコリアンダー風味なのですが、このアイスが超うま。ミルキーな口当たりでいて、スッキリとしたコリアンダーの清涼感や香りが瞬間で広がります。ミルフィーユは正直ありきたりですが、アイスクリームの変化球にはグッときました。
お会計32000円ちょっと。
当店と同じようにプリズマの斉藤シェフもワンオペで厨房に立ちますが、4組入れてこちらよりも倍近い品数でパンは手作り、それでいて入店から退店までの時間が一緒というのはどうなのでしょう。
わたしは特にせっかちな性格でもないと自負していますが、入店から退店まででこの品数で約3時間滞在はかかりすぎだと思います。
調理工程の中で、予めやっておくべき事を見直して間延びさせないように改善した方がいいのではと感じました。
また、後から領収書を見て驚いたのですが、チーズは1種類600円なのですね。要するにわたしは4つ選んだのであの一皿で2400円です、お連れは3000円。んー、ひと言で言うなら値付けが謎。
わたしの感覚的にはこのコース1万円と比較して随分高いチーズに思います。これがコース2万円のお店なら別ですが。
同郷のお店なので頑張って欲しい気持ちといくつかの気になる点が交差しました。都内で食べていたらちょっと厳しいかもですが、ここは優しい評価に仕上げました。
1万円の内容としては頑張ってはいますが、もう少し驚きや感動も欲しかったです。
ご馳走様でした。