青森の豊かな海の幸、青森俵寿司。 : Tawara Sushi

青森に来ています。

青森に来て８軒目のお寿司屋さんは、ここ俵寿司でした。

ウェブで見た俵寿司の握りの美しさは群を抜いてますねえ。駅からバスに乗って文化会館の前で降りててくてく歩き。この日は予約せずに突然の訪問です。

店の前に来ました。開店時間よりも少し早めに着いて店の外観を眺め。立派な寿司店ですね。店の前にもちょっとしたスペースをもうけて季節の草花を楽しめるようになっているような情緒ある寿司店。入口に涼し気な布に俵ずしの文字。これは暖簾代わりなのかな？だとしてら、暖簾が出されているので営業中？

そろりと戸を開けて中を覗くと電気も消えていて真っ暗。まだ営業時間ではないんでしょうね。戸を閉めて外で待ちます。結構暑い日で、じりじり照り付ける太陽をさえぎるように傘を取り出して、開店時間まで１０分間の我慢。

営業時間になりましたので戸を開けて身を中に入れます。１０分前と同じ真っ暗。

『ごめんください。』

大きな声で呼ぶと店の人が出て来ました。今日の営業はあるのかと訊くと、あると言うことでしたのでカウンター席に座ることに。

外観も立派ですが、店内も広いです。FBを見てましたが、イベントが出来るくらいの座敷もあるくらい。ベテランの大将です。お訊きしたら一代で５０年近く寿司屋をしていて、多分ジブンで終わりかなとおっしゃってました。この日はこの店が終わったあと９軒目の寿司屋に行って連食するつもりでしたので握りのお決まりをお願いしました。

『あのお、ほやって今日入荷してますか？』

今日は入荷がないということでとでしたので、これは次の店で補充することにします。

座っているカウンター席は分厚い立派な一枚板。手入れが大変だろうなとか思いつつ質問すると、これは青森のひばで作られているそうで木目も美しく、合板や大理石のカウンターにはないぬくもりを感じます。

大将といろいろと話をしながら寿司の完成を待ちますが、大将は根っからの職人と言った感じで物事に対する見識にブレがない感じ。話が合います。

で、目の前に置かれた寿司がこれ。写真で見ても握りの美しさはピカ一であることがすぐに分かると思います。

＊うに
このたっぷりな量がうまさを２倍３倍にしてくれます。旨いだけでなく、見事に美しい盛り。

＊ボタン海老
今回の青森遠征ではどの店でも楽しませてもらいました。味が濃い。

＊いくら
うずらと合わせて食べるんですね。色の対比がすばらしい。

＊鯛
白身でもしっかりとした味わい

＊ひらめ
ねっとりと旨い

＊ほたて
感無量です。

＊赤身

＊鱒の助

＊玉子焼き
一期の焼き印が押してますので、一会は？と思ったら裏返してくださいって言われ。裏には一会が押してありました。焼き印がしっかり入るように硬めに焼き上げるそうです。

ここまでで大満足な握りでしたが、俵寿司の寿司の魅力に魅了されもう少し食べたい。大将に、あと２貫、厳選２貫をお願いしますと言います。さ、どんな握りが出てくるのか。

＊炙り北寄貝
ここまでしっかりと炙った北寄貝は本当に旨い。追加正解。

＊穴子
細かな包丁を入れた焼き穴子？かな。食感が残っていて煮穴子とは違った旨さがありました。

いやあ、いいお店でした。大将ご夫妻にお礼を言って店を出ます。

（＃６５７０）