店名 |
Kyoudo Ryouri Shimaya
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类型 | 乡土料理、日式小酒馆 |
预约・查询 |
0172-33-5066 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
青森県弘前市元大工町31-1 |
交通方式 |
弘南鉄道大鰐線弘前中央駅徒歩10分 距離中央弘前 563 米 |
营业时间 | |
预算 |
¥4,000~¥4,999 |
预算(评价总数) |
¥6,000~¥7,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 无使用二維码支付 |
个人包厢 |
不可能 |
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包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 |
空间、设备 |
有吧台座位 |
酒水 |
有日本清酒 |
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此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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初回訪問は2017年。弘前城の桜花見の途中で寄りました。 この店のウリは昼間から飲めること。派手さは無いですが、素朴で渋い郷土料理が食べられるので、古きよき東北の家庭料理を食べたい方にお奨めします。
開店の15時に暖簾をくぐると先客1組。女将は料理の仕込みで奮闘中です。ぶっきらぼうな津軽弁で「奥の座敷に靴脱いで座って。料理はカウンターまで来て黒板から注文してっ」と忙しそうな様子。
注文の為、カウンターに戻って黒板をみると山菜あるある。
私 :山菜を全種類ちょうだい。あとイカメンチも食べたいです。
女将:イガメンチは最近やってないの。イカが不漁で高くて手が出せないの。東京でもNews流れてるでしょ。
私 :げげっ知らんかった。じゃあ魚介系は何がありますか?
女将:並んでる大皿から選んでね。
私 :鰊と鱈が居るね。味付けは同じですか?なんだイカの炒め煮もあるじゃん。
女将:全然違う味よ。炒め煮のイカは冷凍物なの。
私 :じゃあ鰊と鱈の両方ください。イカはパスしとく。
座敷に戻って料理を待つ間、室内をグルッと見渡すと、そこは鄙びて趣きのある空間。昭和というより大正時代の間取りな感じ。春の柔らかい日差しで温められた畳の上でちびちび舐める酒は、実に美味。先客は1人がマグロになって寝てました。気持ち良さそう……
そして料理6品が登場。山菜4種はどれも美味しいけど、えぐみを残した"ぼんな"は特に好き。この味が春なんだよなぁ。"こごみ"は胡麻の甘みと、"わらび"は辛子と良く合ってます。
身欠きニシンは甘露煮。煮付けた旨みが枯れ果てるまで、噛んでシャブってを繰り返します。これがまた酒と合うんだ。生干しから戻してる為か旨みが長く続きます。会津若松の鰊山椒漬とは異なる美味しさですな。
最後は棒ダラ煮。こちらは"うま煮"で砂糖控え目です。ホロホロした食感と濃縮されたタラの味は戻し汁も含め滋味深くて◎。まさに大正期の郷土メシですな。こういう地味にスゴイ料理を出す店って最近減ったよなぁ。
会計は価格表がないのでチト不明瞭。お通しが無いのは嬉しいが、酒と料理はチト高めなハズ。昔ながらの居酒屋ってのはそういうものです。この手の店でダラダラ飲むのは初心者の振る舞い。1時間半ほどで会計をお願いすると、仕込みを終えた女将は余裕の接客。
女将:相手できなくてゴメンね。今から花見?
私 :ええ花見です。あと工藤酒店の"黒コンニャク"を食べるのが毎年のルールなんです。
女将:あ~、アレね。どうやって作ってるか知ってる?
私 :不思議ですよね。1本\100で提供する為には安い材料しか使えないし…
女将:噂ではコーラで煮込んでるらしいわよ。嘘か本当か知らないけど。
私 :おぉぅ。その手がありましたか。家で試してみま~す。
カウンターで呑みながら女将と喋ったら次回はもっと楽しいだろうな。と思いつつ店を後にしました。ご馳走さま。
話がそれますが、"しまや"はJR東日本のCM「行くぜ、東北。」のロケ地らしいですね。初代 木村文乃の時です。この店の鄙びた良さが伝わってるとは言いづらいけど、女将本人がベタで映ってるので、まぁ一興。東北にお客がたくさん来ると良いですね。
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こごみ胡麻和え,うど酢味噌,ぼんな胡麻和え,わらび辛子醤油,
身欠きニシン,棒ダラ煮,酒 2人総額(\5,029)