地元でおいしい天ぷら屋と言えば、中むら家。 : Nakamura Ya

我孫子に来ています。

車がほとんど通らない場所にある中むら家。やはり地元のお客さんが多いと思います。我孫子には天ぷら専門店がここしかありませんので大変ありがたい存在です。

都会と違って良心的なリーズナブルな価格設定ですので行きやすいのもいい。我孫子駅から歩いても行ける距離ですから、所用で我孫子に来て旨いものを食べて帰りたいなんて時にはお奨めですね。

＊天ぷらコース・梅

ネタは前回同様な感じで。

＊大正エビ、穴子、きす、いか、みょうが、なす、万願寺唐辛子

これに小鉢が付いて飲める体制にもなってます。是非。

我孫子市の中むら家。湖北に店があったころから通算すると、５、６回目の訪問でしょうか。でも本当に久しぶりになりました。

２００８年８月に食べログに書くようになりましたが、記念すべき第一番目のお店が移転前の中むら家だったのです。

＊天ぷらコース・梅

おうち天ぷらをもっとおいしくしようと、カウンター席についたときには店主の所作をじっくり観察することにしています。ここのご主人は卵を白味と黄身に分けて衣を作ってますね。おもしろい。

大正エビ、穴子、きす、いか、万願寺唐辛子、みょうが、なす

揚げたてをつゆと塩を使い分けながらいただきます。やっぱり旨いわね。

小鉢のかぼちゃもおいしくて、こっちのかぼちゃの煮方も参考になりました。ご飯はお代わり自由なので、遠慮なくお代わりを。

（２０１１年５月　温故知新　再訪）

多くの方の激励をいただいて、次回はレストランレビューの１３００回目を迎えます。

ここで思いついたのが、自分のデビュー作品のこと。１回目を振り返って前に進みたい。自分の紹介では過去のレビューから１００軒目ごとのキリ番となったお店を列挙しておりますが、その第１回目が、このお店、天麩羅の中むら家でした。２００８年８月のことです。

お店探しのために見つけた食べログ。何軒か利用しているうちに、自分でも書いてみるか、って。そういう経緯で、中むら家には、“書くために訪問した”初めての店でした。ですから、お店のことを積極的に尋ねてます。今、デビュー作品を読みかえしてみると、きまじめに正面から書いているような文章にほほえましい感じさえします。自画自賛ですが。もうこんな文章は書けません。写真を撮る、という発想はありませんでした。お店の情報を正そう、とする姿勢から、定休日の間違いを見つけました。

それから、こんにちまで、およそ１０３０日で１２９９軒。よく食べてきたものです。５８歳で始めて、５９歳の後半あたりから食が細くなってきましたが、まだがんばってます。例えばラーメン連食、２軒目までならなんとかいけます。随分食べられなくなりました。

さて、中むら家。お店は、区画整理のために３代続いたお店をたたみ、湖北駅前から我孫子駅前に転居して、新しくなって、大きくなってオープンしたのが、およそ１年前。新しいお店に来たのはもちろん始めてです。北口のこの辺は住宅街で道が入り組んでいますが、お店に着いたら、な～んだ、歯科医院のお隣でした。お店は創業６５年になる老舗です。

お店の外観もりっぱになりました。すがすがしい気持ちでお店に入ります。すぐにカウンター席がありますが、お座敷も椅子に座るテーブルが配され座ると足が痛くなるお客さんにはいいですね。座敷は個室になるようです。テーブル席もほどよいスペースで配置されていて、相当な人数が入りそうです。この日はＢさんと一緒。並んでカウンター席に座ります。

中むら家の醍醐味は、リーズナブルな値段で目の前で揚げた熱々天ぷらがいただけること。グループでは無理ですが、少人数ならカウンターに座るのがいいでしょう。口開けで入りましたが、後からお客さんが数名はいってきました。

メニューを見ると、天ぷらのコースは３種類。梅１８９０円、竹３１５０円、松４２００円とあります。このお店のスペシャリティは海老のかきあげですが、梅には付いてきませんが、竹にはついてきます。じゃあ、梅と竹と１つずつオーダーして、半分ずつ食べましょうか。そうすれば、コースの中身の違いも紹介できるし。

メニューの表記では、こういう具合に差があります。

梅：大正海老、きす、あなご、いか、野菜３品、ご飯、味噌汁
竹：車海老、きす、あなご、かき揚げ、野菜４品、ご飯、味噌汁、アイスクリーム

海老の違いは分かりますね。実は、野菜も違いました。ただ１品増えるのではなく、内容も違います。

海老から始まりました。口開けですから、天ぷら用に真新しい透明な油がたっぷりなべに入ってます。店主が冷蔵庫から材料をさまざま取り出し、ドラマの幕開け。海老を揚げているいい音が聞こえます。余分な揚げ玉は手早く取り除いて。揚がりました。

車海老は行列の前に。大正海老はＢさんの前に置かれます。大正海老は２本ですよ。いつも食べている海老はブラックタイガーが多いですが、本日の海老は日本語を話していたようです。車海老のほうには、頭がついてきました。ごめんなさい、と言いながら水槽の方を見ました。

香ばしくておいしい。人に揚げてもらう、って本当においしいです。ご飯もすぐに頼みました。塩、ではなく、つゆをつけて、ご飯と一緒に食べるのが一番おいしいからです。

あなごも違うなあ。竹のは、骨の素揚げまでついてきました。かき揚げは、まあなんちゅううまさでしょう。半分ずついただきましたよ。単品のかき揚げは８４０円。大きいんでしょうね、きっと。

あっという間に食べ終わり、ドラマの締めくくりは、抹茶アイスで。さ、どうでしょう。初稿とは随分違うテンションで書かれているんじゃないでしょうか。生真面目さがどこかに飛んでいってしまったようです。おあとがよろしいようで。


（２００８年８月３日　初稿、デビュー作品）

柏、我孫子、湖北地区で間違いなくナンバーワンの天ぷらをいただけます。カウンターで揚げたて天ぷらを食べたいと思い、いろいろ調べてここに予約を入れました。成田街道からＪＲ湖北駅へ行く道沿いにあり、外観は落ち着いた店構え。入る前から期待が高まる。天ぷらのコースを注文。揚げる前のご主人の丁寧な下ごしらえもカウンター越しに見え、これはもうそれを見ただけで揚げた後の味が想像つくというもの。天ぷらはどのねたも見事な揚がり具合ですべて美味しくいただきました。ご主人のお話ではおじい様の世代から続いているお店とか。いいお店に出会えました。味ばかりでなく、雰囲気も感じのいいお店で絶対のおススメです。なお定休日は水曜日ですよ。一度どこかの雑誌で木曜日に間違えられたら、その後よく調べないところはそのまま孫引きで木曜定休に載せているそうです。水曜日に行ってガッカリしませぬよう。