お母さんの愛情たっぷり！田園に佇む大盛りとんかつ食堂。 : Kimura Shokudou

千葉県東総、旧山田町の丘陵地帯。
多古からも、小見川からも、八日市場からもそれなりに距離があって、成田市街からだいたい40分ぐらい。
周りの里山風景の中、狭い生活道路に沿ってポツンと佇む木村食堂さんへ。

ちょうどお店の前の道路の中心線が行政界だから、昔はこの道路で事故が起きると、お巡りさんが両方から来てしまって、どっちの所轄で発生した案件なのかと、お店の前であぁでもないこうでもないと始まっちゃって大変だったんだって。

土曜のお昼時、ご近所さんで満席です。
ここは何でも盛りが良くて美味しいけれど、一番人気はとんかつなのかな？
今どき750円で厚みバッチリのロースが出てきます。
今日は特上のやつを揚げてね！って言ったら、じゃあ特別価格1,000円ねと。
ああわかりましたとも。
喜んで奮発しようじゃないの。
出来上がりのお楽しみ。

さあ、できましたよ。
肉厚、薄衣、切り口から肉汁。
失礼ながら、この衣密着の揚げ上がりは専門店顔負けの揚がり具合。
トンカツ専門店の馬鹿高い奴、控えおろう！

齧ると、甘味、旨み、迸る。
豚肉は、旭食肉センターから買ってくる正真正銘ご当地産の北総ポーク。
いや、ひょっとしたらご当地銘柄のいも豚かもしれない。
お米は紛れもないご当地多古米です。
これ以上の地産コンビネーションはないとんかつ定食ですね。

おかあさんたちがなんとかやっていければ良いからと、誠心誠意切り詰めてこそのこのお値段。
お客さんはみんな満足、ニコニコ。
素敵な食堂です。