往年の東池系の麺が楽しめる希少な大勝軒 : Taishou ken

こちらの創業は2003年頃と記憶している。
創業した頃に一度訪れたきりなので実に17年ぶりの再訪である。

この長期間のご無沙汰で一番気になっていたのは”麺”である。
千葉県下、北習も木更津も時代と共にかなり麺が変わってしまったが、ここのは昔から変わらずのあのぽくっとした感じの麺でとても安心した。

しかしつけ汁はこんなに甘かっただろうか？
殆ど辛味酸味が分からないくらいに甘味先行型、というより砂糖に支配されている。
すぐさま卓上の酢と胡椒を大量投入して調整。
すると動物系もしっかりしてるが魚介がより強く効いた出汁の味の輪郭がハッキリした。

昔は細切りのチャーシューがごそっとつけ汁に入っていたが、今日食べたものはチャーシューが少しで、後は豚バラスライスを使っている様子だった。
昔はデフォで入っていた固ゆで玉子は今日は入っていなかった。

現在ここではランチ時にはスープ割りに対応していないので注意されたし。
しかし往々にして東池系大勝軒のもりそばのスープは割らなくても飲めるくらいの塩分濃度であるし、特にここに関しては大量の砂糖が使われていても前述の通りに酢と胡椒を使い味を調整すれば出汁感もしっかり感じられる。