今治名物”今治焼き鳥”の元祖店　復活！！ : Gomi tori

202105（土）17:00
愛媛・今治

鉄板で一気に焼く今治名物”今治焼き鳥”ですが、その元祖ともいわれる
「五味鳥」は惜しまれつつ2019年3月に約60年の歴史に幕を閉じました。
それから約1年半。初代の娘婿が冷凍保存されていた閉店前のタレを使い
場所を変えて再オープンされたのがこちらのお店です。

予約しての訪問でしたが、店内は少し余裕のある感じでした。
カウンター席、テーブル席、座敷席があり使い勝手は良さそうです。

　かわ　　　　300円
　かわネギ入　400円
　しいたけ　　400円
　五味焼　　　300円
　レンコン（肉詰め）　450円
　手作りつくね　400円
　お茶漬け（鮭）350円
　黒霧ソーダ割　400円
※価格は全て税抜き

”今治焼き鳥”は串に刺さず 鉄板の上でコテや重しをのせて押さえながら
焼き上げるので、一般的な焼鳥は脂が落ちてアッサリ焼き上がりますが
鉄板上で脂で揚げるようになりジューシーでパリパリな食感になります。
なので、”かわ”は是非とも食べていただきたいのですが、鶏皮だけでなく
鶏肉まで付いていますので、鶏皮の脂に鶏肉のパリッとした食感と甘辛い
タレが素晴らしく美味しいです。

”今治焼き鳥”の原点とも言えるのが”レンコン（肉詰め）”で、初代が開業前に
大阪千日前でレンコンの肉詰めを鉄板で焼く店に出会い、焼き鳥に応用する事を
考案されたそうです。
食べた"レンコン（肉詰め）"はサクサクで、詰められた肉がジューシーでした。

”手作りつくね”も肉肉しくジューシーで、タレとの相性も良かったです。

唯一頼んだ串モノの”五味焼”は牛タン、キモ、ハツのミックスでいわゆる
ホルモン串です。一皿3本なので、串モノはほとんどが１本100円の設定。

「五味鳥」の五味は味の基本である甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の意味が
込められているそうで、本来なら味わう事ができなかった「五味鳥」の味を
再オープンされた事で60年間続いてきた歴史ある味を楽しむ事ができました。
末永く地元に愛されながら味を引き継いでいって欲しいと思います。
ごちそうさまでした。