店名 |
Morino Ohana
|
---|---|
类型 | 鸡肉料理、鳖 |
预约・查询 |
093-293-1200 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
福岡県遠賀郡遠賀町大字島津576-3 |
交通方式 |
JR遠賀川駅からタクシー 距離远贺川 2,843 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
¥5,000~¥5,999
|
付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 |
座位数 |
84 Seats ( 全個室) |
---|---|
个人包厢 |
可能的 可容纳8人、可容纳10~20人、可容纳30人以上 |
禁烟・吸烟 |
可全面吸烟 自2020年4月1日起,有关被动吸烟对策的法律(修订后的《健康促进法》)已生效,因此请在访问前与餐厅联系,并且可能与最新信息有所不同 |
停车场 |
可能的 |
空间、设备 |
平静的空间,有日式包厢 |
酒水 |
有日本清酒,有烧酒 |
---|
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
---|---|
位置 |
风景优美,神秘不为人知的餐厅,家庭式餐厅 |
服务 |
可提供两个半小时以上的聚会 |
福岡は博多在住のレビュアーさんでfujimo123さんという女子レビュアーが居られる。
時々ぶちかまされる「天然っぷり」がどうにもキュートでしょうがないレビューを書かれる。
なので私はいつもそのレビューを熟読しては突っ込みどころを探すという悪趣味に堕している。
そのfujimo123さんとコメントを遣り取りする中でこんなニュースを教えていただいた。
「忘年会・・>北九のに来られませんか?遠賀川の「森のおはな」で、スッポンフルコースです。」
日程的にこのレビュアー忘年会に参加させていただくのは無理だったのだけれど、
「そうや!この店使わしてもらお!前もレビュアーさんが宴会やってたレビュー見たがな!!」
北九州のa女史の肝入りで何時だったかも宴会をされ、そのレビューを涎を繰りながら拝読したのだった。
今年最後の北九州出張でいつも世話になってる得意先を「どの店で接待しよかいな」と苦悶していたのだ。
まったくもって「持つべきものはマイレビュアーさん」である。感謝に堪えないです!fujimo123さん!!
JR八幡駅から贅沢にもタクシーに乗って遠賀(おんが)という町にあるお店に向かった。
JR遠賀川駅から店所有のマイクロバスで送迎があるとレビューで見たので問い合わせたら、
「マイクロでの送迎は十名以上」との事だったので贅沢するこになった。まぁエエじゃないか!!
「遠賀の(森のおはな)という店に行って!」と言うても残念ながら運転手さん絶句してしまう。
しかし昨今のタクシーにはちゃんと「電脳地図器」が設置されているので安心だ。
一旦、車を脇に止めてもらって住所を書いたメモを渡す。運転手さん「へぇ~こんな場所に店が!」
「そんなに珍しい場所ですか?」
「いや、こんなところ周りは川と田んぼと畑ばっかりですからね!ここはどうも川沿いだねぇ~」
「要するにド田舎にあるってことですかね?」
「遠賀駅からも遠いしねぇ、ド田舎ですねぇ~」
「ド田舎、ド田舎」と連呼してまことに恐縮である。が、行ってみたらホントに「ド田舎」だった。
もうどっぷりと日が暮れていた。この日は月も出ていない。遠くに車のヘッドランプの流れが見える。
「こりゃ本当に何も見えないねぇ~。この右側は何があるの?真っ暗だけど」と得意先。
「あぁ~、この横は西川ですよ」と運転手さん。西川という川の土手を走っているのだ。
「宴会で来るお客さん達はこの狭い道をマイクロバスで走るん?」怖くないのだろうか?
緩いカーブを曲がると先に明かりが見えた。「あれですねぇ~。着きましたよぉ~。」
「森のおはな」という緑色の電気看板の向うに古い民家がある。
裸電球が幾つか点いていて道を照らしている。イルミではない。LEDなど全く無縁の世界である。
「アイソもコソもない」入口の引き戸をガラリ。「あらっ!いらっしゃいませーーっ!」と女将さん。
この女将さんが抜群にアイソが良くて気持ちが一気に温まる。「双葉の間」に通された。
上着を脱いだら先ず館内の見学である。昔ながらの民家は寒い!
※森のおはなコース@4400円(税込)
小鉢
鴨刺し・・・・刺身とたたきは宮崎の鴨を使っているとの事。甘くて驚く。
鴨のお狩場焼・・・・こんな贅沢な喰い方アリか!?京都産の鴨は程よく柔らかく、脂が乗って美味!!
ウズラの唐揚げ・・・・ウズラなんて卵しか喰ったことないぞ!
鴨のたたき・・・・もう少しレアでも良かったくらいの新鮮な鴨肉だ。
茶碗蒸し・・・・正に箸休め。
鴨鍋・・・・二日煮込んで出した鴨ガラ出汁に昆布も。これはもう「驚き」以外に感想の述べようがない。
これで4400円という値段は本来有り得ないものである。「ド田舎」だから安いのでは決してない。
先代からの努力、そして仕入先との付き合い、信頼関係あらばこそであろうと思う。
実はこの年末、三佳屋で北海道の鴨を、あらかるとで大阪河内の鴨を喰った。三連食である。
どの鴨も鍋にしてみて遜色なしの美味さであったが、ここ「森のおはな」のCPにはとても敵わない。
三佳屋は鴨鍋だけで3980円だし、あらかるとは一人鍋に鴨肉四切れで1700円である。比べ物にならん。
しかも「森のおはな」は鍋だけではなくて4400円。ふつう「刺身」や「たたき」だけで幾らになるか?
あの「お狩場焼」の鴨肉はモチロン、染み出た鴨の脂で焼かれた野菜の甘くて美味かったこと!!
兎にも角にもこの店に簡単に来られる人が羨ましくてしようがなくなったわい。
オフ会をわざわざ開催するはずだ。これは「すっぽんコース」も抜群に違いない。
庭から猫がやって来た。ニャーニャーと戸を開けろと催促するので部屋に入れてやった。
私は今まで猫になつかれたことがなかったのだが、この猫は膝の上に乗り甘嚙みしたりしよる。
ここん家の飼い猫と思っていたら遠く離れた隣家の飼い猫だった。名前は「虎」。
「なんや!オンタ(注1)かいな!まぁエエわ名前が気に入った!!」さすがに長閑で素朴である。
帰りには女将さんとこれまた寡黙な大将も見送りに出て来てくれた。30代か40代前半の御夫婦。
大将と無理やりに記念撮影する時にその筋肉質なボディに驚く。元は何かのアスリートだったか?
「おや!寂しがりの「虎」は何処へ行った??」
「はいっ!虎ちゃんお迎えに来ましたよ!」
「えっ!?そうか!!虎は猫バスやったんかいな!!」
若き御夫婦の素敵な笑顔に見送られて気持ちよく迎えの「猫バス・虎」に乗る。
気持ちよく喰い、気持ちよく酔った。猫バスが何処をどう走っているのやらサッパリ分からない。
美味いだけではない。安いだけではない。素敵なしあわせに出会える店「森のおはな」。
本当にわざわざでないと来られない場所。今度は果たしていつ頃「虎」に会いに来られるだろうか。
(注1)オンタ=牡のことを大阪ではこう言う。因みに牝は「メンタ」である。