店名 |
Nihon Ryouri Takahashi(Nihon Ryouri Takahashi)
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类型 | 日本料理 |
预约・查询 |
024-534-8222 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
福島県福島市宮下町17-20 コート・ピアリッジ2F |
交通方式 |
距離曾根田 738 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
¥2,000~¥2,999
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付款方式 |
可使用卡 (JCB、AMEX、Diners) 无使用电子钱 无使用二維码支付 |
个人包厢 |
可能的 |
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包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
可能的 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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网站 |
年末にちょっと贅沢なランチでもと思い、利用させていただきました。
福島市内で日本料理というと、たびたび名前が出てくるお店。繁華街からは少し外れた位置にあり、以前から少し気になっていました。
平日の開店と同時に入店。
個室に案内されます。特別豪華なあつらえがしてあるわけではないですが、完全個室で清潔感もあって非日常なランチを味わうにはいいかもしれない。懐石としては一番ランクが下の「笑」を事前にお願いしていました。
初っぱなは織部豆腐。
細切りの昆布を混ぜた茶わん蒸しみたいなやつです。これはうまいですねぇ。昆布カツオの優しくて柔らかな旨味がじわっとあふれる。滋味というのは、こういうものをいうんでしょうね。出汁まですべて飲んでしまった。
お次の前菜はかきのココット、車海老焼き、粟麩やくず田楽、ゆべし3点。
カキのココットが珠玉。カキのうまさが凝縮されていて、洋風ながらしっかりとした和のテイストがある。車海老はシンプルながら、最高にわかりやすいうまさ。粟麩や田楽、ゆべしもいい。酒が飲みたくなる。
豆真薯の椀もの。
枝豆を混ぜて焼いたスポンジ風の卵焼きが、白く濁らせただし汁の中に浮いている。こういうのを見ると、ザ・和食、日本料理を食ってるなという気分になりますね。お椀のテイストも相まって、勝手に気分が盛り上がる。お味もいい。繊細で柔らかい旨味をたたえた出汁を真薯がたっぷりと吸い込んで、口にしている間は夢見心地。ふっくらなめらかな真薯のお味も見事。そして真薯を食べたあとの出汁も素晴らしい。この日一番の皿かもしれない。
お造りのクオリティも素晴らしい。
マグロ、タイ、モンゴウイカ、しめさば。タイは身が透き通っていて、上品な旨味が印象的。モンゴウイカはグニグニねっとり、口の中にまとわりついて最高の食感。イカうめぇ。しめさばも鯖の脂と酢の塩梅がよく、さすがそれなりのお値段はする料理屋です。口直し用のオレンジゼリーが、皿の隅にちょこんと添えられているのも心憎い。
合鴨のつくねと信田巻き。
あんかけの出汁の中に、合鴨のつくねに里芋、ブロッコリー、油揚げで野菜を巻いたやつが入っています。相変わらず出汁がうまい。やはり主役は信田巻き。旨味豊かな出汁をたっぷり吸って、期待通りの活躍を見せてくれる。
えび真薯とサバフグの唐揚げ。
また真薯かよ、と一瞬思ったのですが、この真薯の味が素晴らしい。海老の優しい香りと旨味が閉じ込められていて、ふわふわのふかふか。真薯ってなかなか普通の生活していると、そうとう和食IQの高い家庭や地域でしか見ることってなくなりましたが、素晴らしい料理ですね。素材をすりおろして山芋と固め、煮たり揚げたりすることで素材の繊細な風味や柔らかさをよく味わえる。瞠目の食材&調理法である。サバフグの唐揚げは、骨だけであまり食べるところがなくて思ったほどのプレジャーはないですね。やはりフグはトラフグということか。
食事のトリを飾るのは、漬物、味噌汁、切り干し大根のまぜご飯。
出汁がいいので、味噌汁がうまい。混ぜご飯も、ほんのり出汁が香っておいしい。パクパク食べられる。少し味付け薄めなこのご飯と、お味噌汁を合わせながらいただくのがキモですね。
お抹茶と白あんと紫芋のすり流しでピリオド。
要は芋羊羹ですが、甘さ、後味がなんとも上品。さらりと甘みが消えていってはかない。お抹茶も結構なお点前で。
やはりこういうきちんとした和食を食べると、和食ってのは繊細で柔らかいお料理だということがよくわかりますね。素材の味を引き立たせつつ、後味や風味の柔らかさ、優しさが本当に素晴らしい。改めて日本人でよかったなと思いました。総じて料理のクオリティは高いですし、こちらのお店、出汁が非常にうまい。椀もの、炊きものは唸らされます。ランチにしては品数も多いですし、値段以上の質だと思いました。終始、酒が飲みたくて仕方がなかったので、次はぜひ夜にお邪魔したいですね。ごちそうさまでした。