福島市郊外の食堂　チャーハンの味は確かです : Arai Shiyokudou

鉄爺は”乗り鉄”（ひたすら列車に乗る）ばかりではなく
たま～に”撮り鉄”（鉄道写真撮影）もやる。
そろそろ桃やナシの花が開花時期かと思い、
”つばさ”と花のコラボを狙って山形線沿線に車で出かけた。
生憎、花の盛りにはまだ早かったので撮影はせず、
そのロケハンの帰途立ち寄ったのがこちらの店。

場所は、福島市中心部から遥か離れた郊外住宅地の一角。
なんでこんなところに食堂があるの？との疑問を生じさせるに十分な立地だ。
大きな病院が近くにあるが、店の佇まいは古く明らかに病院が建つ以前から
営業していると思われる。謎は深まるばかり…

丼類・ラーメン・定食と看板にある通り品揃えはまさに大衆食堂。
その中で店の”売り”と思われる半チャンラーメンセットを食す。
時折無性に半チャンラーメンが食べたくなる事がある。
それぞれ単品では何か物足らず、かといって両方食すのには量が多すぎる。
半分のチャーハンとラーメンのセットは程良い満足感があり、一種の”ヒット商品”だと思う。

厨房ではチャーハンを炒める音が響く。
セット物用の半チャーハンは作り置きが多い中で、ここのはその都度炒めてくれるのだ。
期待した通り、よく炒められたチャーハンは実に美味い。
塩加減が丁度よいです。パサパサ感も丁度よいです。
具の玉子・蒲鉾・チャーシュー・ネギがバランス良く織り交ぜられています。
しかしながら、残念なことに、ラーメンはあまりにさっぱりし過ぎて物足りなかった。
ストレート普通麺は一般的なもの。鶏出汁と思われるスープは味が薄くパンチに欠ける。
大衆食堂のラーメンとしては及第点だろうと思うが…。

訪れるお客さんは、例のセットを始めチャーハンが必ず入った注文が多かった。
次回の訪問はチャーハンを単品で味わってみることにしよう。
果して飽きずに食す事が出来るか否か…。