キッチンふくろう : Kicchin Fukurou

以前にも訪れたことがあったのですが、時間が遅かったせいか「本日終了」の立て看板。
リゾート地のペンション街にあるレストランというだけで、なんとなく察しがつきます。

私が勝手に抱いている安達太良高原のイメージなんでしょうね。
その程度の店だろうという勝手な判断で、その後訪れる機会はありませんでした。

NOZさんの口コミを拝見し、どうしても訪問してみたくなり２度ほど利用してみました。

「ミンズヤード」や「無想庵」など。
安達太良の人気レストランが集中しているエリアに在ります。

外観はバラ屋敷風。
一般住宅のような店舗です。

ペンション風のレストランなのかと思いきや、店内は広いですね。
大小７卓のテーブルを配置。

店内の至る所にふくろうの置物が飾られています。
ご存じのように、ふくろうは不苦労や福来郎などの語呂合わせから縁起の良い鳥とされています。

雑貨や小物が所狭しと飾ってあるのですが、棚の上には埃１つ見当たりません。
雑然としているように見えますが、細部まで手入れが行き届いています。

整理整頓されている店というのは、料理に取り組む姿勢も真剣ですからね。

店のイチオシは「煮込みハンバーグ」のようです。
デミソース、トマトソース、カレーソース、スペシャル煮込みの４種類。

煮込み以外は鉄板ハンバーグ、チーズいっぱいハンバーグ、イタリアンハンバーグなど。
ハンバーグ以外のランチメニューも何品かあるようです。
サラダ・スープ・ライス・デザート・ドリンクのセットメニューとなっています。

まずは「煮込みハンバーグ（デミソース）」の感想です。
厨房からペタペタという手捏ねの音が聞こえてきます。
注文を受けてから、捏ね上げ、そして時間をかけて焼き上げている。

結論から言うと、確かに美味しいと思います。

粗挽きのハンバーグ。
合い挽肉でしょうか。
確りと感じられる玉葱の旨味。
ナイフを入れた途端に肉汁が溢れ出します。

デミソースも美味しいと思います。
煮込みなので濃厚なタイプではありませんが、確りとした牛すじの旨みとコクが感じとれます。
自然の旨みが引き出されているので、スープ感覚で飲み干したいほど美味しいです。

付け合せはブロッコリー、人参、ハッシュドポテト。
そして季節を感じさせるシメジ。

スペシャル煮込みには「半熟たまご」が添えられます。

２度目の訪問では「チーズいっぱいハンバーグ」をいただきました。
詳しい解説は省きますが、煮込み同様に美味しいです。

サラダやデザートに至るまで丁寧に作られていると思います。
彩りや食感、味覚のバランスまで緻密に考えられています。

まったくノーマークの店でしたが、ここは掘り出し物でしたね。

客層は年配の方が多いようですね。
知る人ぞ知る名店といったところでしょうか。

こう見えても私はハンバーグ好きです。

個人の好みもあるとは思いますが、ラーメンとは違いますからね。
県内の老舗や専門店のハンバーグを食べ歩いてきましたが、私としては今のところ此方がNo.1。
仕様は微妙に異なりますが、マイベストだった郡山の「リングツリー」よりも上になると思います。

食べログの上位ハンバーグが「ひまわり」や「ローマの太陽」だなんて。
それでは少し寂しいような気がします。