実用的な喫茶店 : Baisenya Kohiten

観光客が練り歩いている七日町通り。
気のせいか、以前よりもカフェやレストランが増えたような気がします。
観光客をターゲットにしている会津らしからぬ店も少なくありません。

「焙煎屋珈琲店」が在るのは、七日町通りからは少し離れた中央通り沿い。
この辺りにまで来ると観光客の姿も見かけなくなります。

コーヒーが飲みたくなったので立ち寄ってみました。
こちらの喫茶店のスタイルは七日町通りの店とは一線を画しているように思えます。
一言で表現するなら実践的な店。
「我が道を行く」といったところでしょうか？

店内はテーブル席とカウンター席。
木のフロアーに木のテーブル。
内装やインテリアに趣向を凝らしたようなお洒落なカフェではありません。
逆にノーマルな雰囲気の中にこそ、落ち着ける居場所が見出せるのかもしれませんね。

客層は地元の女子高生や主婦が殆ど。
年齢や性別を問わず、誰でも肩肘張らずに利用できる喫茶店です。

さすがにコーヒー専門店だけのことはあります。
ブレンドコーヒーは５種類。
ストレートコーヒーはなんと１０種類以上。

コーヒー好きにとって、これはポイント高いです。
ソフトドリンクとスイーツ、軽食メニューも充実しています。

コーヒーは直火式のロースターによる自家焙煎。
焙煎したて、淹れたての本格コーヒーを味わうことができます。

本日のコーヒーは「エチオピア　イルガチェフ」

迷わず、これを注文。
６５０円は安いと思います。
このコーヒー、最近よく見かけるようになりましたね。

コーヒー発祥の地、エチオピアのイルガチェフ地区で生産される最高グレードのコーヒー。
深煎り焙煎のためしっかりとした苦味とコクを感じますが、フルーティーな香りと甘味を兼ね備えている。

素直に美味しいと思います。
最近は本格的なコーヒーを味わえる喫茶店も少なくなりましたね。

軽食メニューはナポリタン、トースト、サンドイッチなど。
パンやケーキにも拘っているようです。

聞き耳を立てていた訳ではありませんが、女子高生が注文していた「カフェバニラ」が気になる。（笑）

観光地マジックとでもいうのでしょうか？
最近になって気付いた事ですが、七日町周辺には実力が伴なっていない店が多いように感じます。

そんな中で地元客が日常的に利用できる喫茶店だと思います。