店名 |
Nakashima Jouzou(Nakashima Jouzou)
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类型 | 其他 |
预约・查询 |
0572-68-3151 |
预约可/不可 | |
地址 |
岐阜県瑞浪市土岐町7181-1 |
交通方式 |
JR中央線瑞浪駅から徒歩15分 距離瑞浪 828 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
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禁烟・吸烟 |
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此时建议 |
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网站 |
先日、中島醸造を訪ねた際、四月末に新酒お披露目会を開催すると聞いていたので伺うことにした。今回は二人の大御所レビュアー様とご一緒させていただいた。2月の酒蔵開放の際にレビューを投稿されていたasasa様は奥様とお二人で。最近、蔵元巡りに開眼されたというofuroneko様は愛知県からのご参加だ。我が家も家内と二人。お祭りは大勢の方が楽しい。
瑞浪駅からしばらく歩き、蔵に到着したのは10時半を過ぎた頃だったが、既に会場は賑わっていた。500円で試飲チケットを購入し、まずは振舞い酒の特別純米美山錦直汲をいただく。直汲らしく微発泡性で、アペリティフのような感覚だ。試飲は10杯。30ccほどのミニカップでいただく。それぞれ予想以上に個性があり、風合いの違いを楽しむことができた。今回、出品されているのは17種類なので全部いただく訳にはいかないが、空き腹に冷やとなれば、これくらいが良いところだろう。
振舞い酒にいただいた直汲と、純米吟醸信濃美山錦自然共生という生酒の、それぞれ四合瓶を買ってきた。微発泡と純米吟醸。さて次は、これに見合う肴を用意しなければ。
★新酒お披露目会は4/29~5/1(10:00~15:00) 瑞浪駅まで無料送迎のクルマも出るようです。
2016年3月
城跡から見下ろせば、青く細い川。橋のたもとに造り酒屋の煉瓦煙突・・・
うららかな春の光の中、中央本線瑞浪駅から10分ほど歩く。土岐川の橋にさしかかると、対岸に古い木造の塔屋が現れた。大きく記された「始禄」の文字。さだまさしの歌を思わせる長閑な風景は、この地に三百年の歴史を刻むという酒蔵・中島醸造だ。
ここに造り酒屋があることは以前から知っていたが、何という銘柄でどんな酒かは全く知らなかった。今年、正月明けに伺った店で初めて口にした酒が、すっきりとしながらも味わい深い飲み口で気に入ったので、何という酒かと尋ねると小左衛門だという。瑞浪の蔵だそうだ。なかなか粋な名付けをするではないか。あらためて調べてみると、ああ、あの川沿いの蔵のことか。以来、折に触れてその名を目にすることが多くなった。田舎町の小さな蔵ではあるが、愛好家は少なくないようだ。
酒蔵で小売りもしているらしいので訪ねてみた。立派な門構えには少々気おくれするけれど、思い切って中に入る。だが、小売りの店らしきものは見当たらない。事務所に声を掛けて用件を告げると、別棟へ案内された。そこには何種類かの酒瓶が展示してあり、商品は冷蔵庫に保管されている。いくつかある中から「小左衛門 特別純米 信濃美山錦」をいただいた。これがこの蔵の定番だそうだ。冷やでも、ぬる燗でも楽しめるという。
ここはやはり、冷やでいただくとしよう。その味わいは、中庸という言葉が似つかわしい。とは言え、個性無く平凡ということでは決してない。とても調和のとれた味わいは、むしろ非凡といって良いだろう。先日いただいた小左衛門と同じく、深みはあるが後口は爽やかだ。均整の取れた旨味のバランスの良さが、この酒の身上だと思う。こういう酒に巡り合うたびに、日本酒の奥深さを思い知らされる。三百年以上の長きに渡って真面目な酒造りを守り続ける中島醸造は、まさにこの町の至宝だ。
☆今月末(4/29~5/1)に、蔵を開放して「新酒お披露目会」が開催されます。
詳しくは、中島醸造Webサイトをご参照ください。
http://www.kozaemon.jp/event.php