ウェディングレストランならではの接客と料理 : Sentir La Saison

中島公園の程近く、ウェディングホールを一般開放しているレストランです。

建物の造り・コンセプトがウェディングを主体としているので、とても優美な雰囲気です。
エントランスに入ると、パリッとしたマダムがウェイティングルームに案内してくれ、
しばし建物のエレガントさを楽しんだ上で、ホールに通してくれます。

ホールでの接客もまたウェディング仕様で、ホールが広々としているためか、
颯爽とホールを歩き配膳するメートルさんたちの姿が印象的でした。
さすが、普段は大人数を接客しているだけあって、テキパキとしていますね。
かといって、無機質なわけではなく、気さくで何気ない会話も十分に楽しめます。

グランメゾンクラスの接客…とは言いすぎですが、
一般的なレストランよりはワンランク上の、まさにウェディングレストラン特有の
接客と雰囲気を堪能することができました。
ランチコースは2,200円と4,400円の2種類のみですが、2,200円でも十分満足の内容ですし、
この値段で、このサービスと雰囲気、料理を楽しめるのは、とてもリーズナブルだと思います。


【今日のオーダー】

　○Menu A (2,200円)
　　[前　菜] 世界三大生ハムサモンセラーノと桜エビのシューフジェール
　　[ｱﾐｭｰｽﾞ] スモークサーモンと赤ピーマンのムース　サラダ仕立て
　　[パ　ン] ６種の自家製パン～クルミとレーズン、パンドカンパーニュ、カイザーロール
　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　 バジルのパン、ライ麦のパン、胚芽ロール
　　[スープ] 越冬人参のポタージュ ライ麦パンのクルトン
　　[メイン] 真鯛のポアレ 空豆のリゾット添え サフランソース
　　[メイン] 十勝牛フィレ肉の低温ロースト　トリュフソース
　　[ﾃﾞｻﾞｰﾄ] オレンジのキャラメルマンゴーソース　ヨーグルトのグラニテ添え


【イチオシのイッピン】
「６種の自家製パン」

ええ、分かります、分かりますとも。
「パンかよっ！」という声が聞こえてきますとも。それでもパンを推したいところです。
パスツールもパンの種類が豊富でしたが、こちらも6種類と、中々の品揃えです。
しかも、ディップも、岩塩やクリームチーズ、ツナやオリーブオイルを使ったものなど
4種類も用意されています。
ウェディングで偶然来たお客さんが、パンを目当てに再訪することもあるそうです。
6種類それぞれがまったく異なるパンなので、食べ比べて自分に合うパンを探すのも一興です。


「真鯛のポアレ 空豆のリゾット添え サフランソース」

安平町にあるレストラン直営農場で採れる野菜はとても鮮度が高く、
「メインに付いている」のではなく、まさに「メインの一つ」です。
皮が香ばしく身がホクホクの真鯛が美味しいのはもちろんですが、
その下に敷かれた空豆のリゾットがとても良い味わいです。
真鯛の香ばしさとサフランソースのさっぱりした風味の両方がリゾットに
ふんわりと溶け込み、お皿全体がひとつの料理として調和する、見事な逸品でした。