やはり素晴らしい
3年ぶりです。
仕事の都合で夜の外食はチャンスが少ないのですが、コロナ禍で状況が変わりました。
という事で、なんと3年ぶりになってしまったのです。
妻が和が大好きということもありますが、中華と言っても全く違う料理なので私はずっと伺いたいと思っていました。
太刀魚の湯葉揚げ
但馬鳥とナシと山椒のおひたしの蒸し鶏
クラゲの頭とキクラゲパクチーの黒酢和え
ピータン万願寺とうがらしと青唐辛子をすり鉢で擦ったもの乗せ
広東風の焼豚ジャガイモのサラダを添えて
季節のスープ冬瓜と鶏肉星貝柱
いちじくのフリット
ワタリガニ
おおにべのあんかけ
淡路島のちりめんじゃことすだち
まず、やはりちゃんとした食材を使われていて、教科書的な料理ではなく、食材との会話が感じられます。
食材との会話について誤解されておられる方がいらっしゃるようですが、これは厳密に言えば、その日、その時の食材と会話して料理を作るということです。
この食材に対しては、このような料理という教科書通りの一方通行のものが多過ぎます。
どんな高級店でもこれをやられているお店が少なくありません。
中華となると最後は大量の化学調味料というシリーズが多いです。
通常イメージする中華とは異なる卓越したセンスの珠玉の料理の数々。
スープはしっかりと出汁が取られており、良い食材の良さを更に引き出す技術、その日の食材と会話した結果が感じられる繊細さ。
旨味、酸味、辛味、甘味、苦味を巧みに使い分け、それぞれの味が突出することなく、上品に仕上げられています。
前回、余りお腹が一杯にならなかったと言っていた妻も大満足で、次回の予約を取って帰りました。
隠れ?名店
Kさんに教えてもらって伺いました。
私の店の近所は名店揃いですね。
私たち夫婦が大好きななん天も徒歩数十秒のところにあります。
神戸であれば和と二位が好きですが、こちらのお店は私たち夫婦にとって御三家となりました。
和と二位とこちらでは、同じ中華と言っても全く異なる料理なのでそれぞれが素晴らしいと思います。
最初はシャンパーニュをグラスで頂きました。
うちの店でもご予約の時にご要望があれば提供させて頂いている極上のシャンパーニュです。
あとは三年ものの紹興酒をボトルで頂きました。
冷やしてあって、氷を入れなくて済むところが良いです。
氷を入れると薄まるので。
味も美味しかったです。
頂いたものは次の通りです。
妻のメモをそのまま載せます。
写真も彼女が撮っていましたが、私は食事の最中に写真を撮らない主義なので掲載しません。
落花生八角と山椒で炊いた。
ボタンエビの老酒漬け。
キクラゲとクラゲの頭の黒酢和え。
ピータンわけぎとシシトウのソース。
蒸し鶏と山椒のお浸し。
広東風焼豚。
天然舞茸とキノコのワンタンスープ。
タロ芋のおもちアヒルの卵の塩漬けを乗せて。
レンコンと小エビの炒め物。
黒酢の酢豚。
焼豚と高菜の炒飯。
どれも本当の高級中華を少しずつ何種類も食べられて楽しいです。
キノコがたっぷり入ったワンタンや酢豚が秀逸でした。
特に酢豚は、玉ねぎやパイナップルが入った上に死ぬほどの量の砂糖が入っているものは気持ち悪くて食べられませんが、豚の旨味を黒酢が引き出しているこのような酢豚が本来の酢豚でしょう。
甘酸っぱさしか感じないものは、甘さと酸っぱさが強すぎて肝心の豚の味が全くわかりません。
カウンターとテーブル一つ。
コンクリートむき出しの20年くらい前に広尾あたりにあった隠れ家バーの雰囲気です。
無駄な空間が多いところが良いですね。
私は無駄な空間が多いお店が好きです。
ドリンクの選択が素晴らしいので、遅い時間はアラカルトでオシャレで美味しいフードバーとして利用されるのも良いでしょう。
ディナータイムはお任せのコースのみです。
一人でやる。
お任せコースのみ。
かなり良いものを素晴らしくリーズナブルに食べられる王道飲食店の典型ですね。
二人で22500円でした。
経営的にはこのままやられるのがベストでしょう。
弟子をとって、2軒目をとやり始めると上手くいかないと思います。
また、伺います。
ネットラジオSPOON始めました。
毎日生配信の時間はtwitterで告知します。
過去の録音されたものはとんしで検索して、castの欄を開くと全て表示されます。
店名 |
Fu Xing(Fu Xing)
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类型 | 中国菜 |
预约・查询 |
078-958-6533 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
兵庫県神戸市中央区下山手通4-12-8 フォルム下山手 1F |
交通方式 |
神戸市営地下鉄県庁前駅より徒歩2分 距離县厅前 250 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
¥20,000~¥29,999
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付款方式 |
可使用卡 无使用电子钱 |
座位数 |
16 Seats ( 最大18席) |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
可能的 可接受20人以下 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 近隣に有料駐車場あり。 |
空间、设备 |
时尚的空间,有吧台座位 |
酒水 |
有葡萄酒,对葡萄酒讲究 |
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此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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关于儿童 |
接待儿童 |
开店日 |
2017.3.1 |
备注 |
基本シェフおまかせ6,000円のコースのみ。 |
個人的にはこちらのお店はペアリングが必須だと思います。
お酒を飲むことを前提に料理を作られておられるので、初めての方は予約時にそのことについて聞かれます。
ペアリングまでは求められませんが、常連のほとんどはペアリングにされておられます。
それも含めて、神戸界隈では唯一無二、孤高の中華を提供されておられます。
まこもたけと大根もち(タロ芋?)のかおり揚げ。
但馬鶏の蒸し物新生姜みょうが添え。
クラゲのあたまとキクラゲ。
ピータンと青唐辛子と万願寺唐辛子の練りもの乗せ。
広東風チャーシー。
スペアリブの華椎茸と干し椎茸とリュウダンのスープ。
河豚の唐揚げ。
パリイカエビと牛蒡アヒルの塩酢漬けたまごの燻製エビチリ姫路の泥レンコンを添えて。
しそのみのチャーハン。
本日の料理は妻のコピペですが、来店から2ヶ月後にレビューを書いているので、細かいことは覚えていませんが、どの料理も美味しいです。
河豚などの食材もクオリティの高いものを厳選されておられます。
独特の感性による独創的な料理ばかりです。
ピータンに青唐辛子と万願寺唐辛子の練りものを合わせたのには驚きました。
そして、全てワインや紹興酒とのペアリングによって完成しています。
高い技術と抜群のセンスが感じられ、食材との会話が聞こえてきます。
世の中にはこれをしない料理人が圧倒的に多いです。
予約が更に困難になっています。
このレビューを書く3日前、予約の電話をしたら、12月は22日しか空いていないとのこと。
22日は予定が決まっていないので予約することが出来ませんでした。
確定したら、予約するつもりですが、その時にはうまってしまっているでしょうね。
今後、城助のように超予約困難になってしまうのでしょうか。