有馬には非日常の感動が幾重にも有馬す。 : Tousen Gosho Bou

平成28年5月再訪。

最近は遠出が面倒くさくなり、近場で済ますことも。

でも、その近場に有馬がある。

白浜も好きで良く行ったものですが、
定宿が無くなって以来、専ら有馬です。

温泉街の入口からロープウェーに抜ける道に迂回路が出来て、
車通りの少なくなった温泉街を歩くのが楽しい。

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2015年7月再訪。

思い立って再訪。

お風呂が目当て。

98℃もの高温で自噴し、
源泉は無色透明という。

海水の2倍の塩分を含み、鉄分も豊富。
空気に触れて、茶褐色の濁ったお湯となる。

実にまろやかで、体に優しい。
湯あたりもしなければ、のぼせも軽い。

さしずめ、腹減らしの一風呂。
そんな訳で、湯上りのお料理も格別。

散々料理を食べたあと、締めの「しめじの炊き込み」を平らげる。

それをご覧になったのか、お店の主人が夜食用にとおにぎりを持たせてくれた。
「嬉しいなぁ」。

さてと、もう一風呂、二風呂浴びるとしよう。

毎回のことながら、有馬には非日常の感動が幾重にも有馬す。

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2014年5月

有馬にて。

去るゴールデンウィークに「陶泉 御所坊」に投宿しました。

日本は火山列島。温泉の数多ある中、この地は火山性ではない不思議な温泉。
その熱源はどうやら南海トラフ由来であるという。
地下ではなにがどうなっているのやら。知る由もなし。

その有馬の地で、「陶泉 御所坊」。
以前に姉妹旅館の「花小宿」に投宿した際、お風呂だけ利用したことがあり、
この度はこちらに。

まず、建物に魅力有り。
古めかしい和風建築。館内に微妙な曲がりくねりと
段差が有り、お部屋の中でも中二階のような高低が有ります。

これがいい。
入り組めば入り組みほど、子供心がくすぐられます。
ちょっと探検したくなる。このわくわく感。

そして、お風呂。
実によろしい。
いわゆる「金泉」だろうか、赤茶色のお湯がまろやか。
実に温まる。

この時、手傷を負っていたのですが、不思議と傷に効くらしい。
治りが早かったと感じました。

さて、夕飯の時となりました。
部屋食なのがうれしい。
お料理に合わせるのは兵庫の地酒「小鼓」。
野趣、滋味溢れる山海の恵み。
猪口と箸を動かすのが忙しくなる。
量もあって、満腹々々。

続いて、一風呂浴びたくなる。
離れの茶室付き湯殿「偲豊庵」。
貸切の家族風呂。とんでもなく贅沢。

こんな有馬が自宅から一時間少し。
たまらない。
思えば、この地に暮らしている人もいるのだから、
羨ましいことこの上なし。

しかし、たまにいけるぐらいが良いのだろうな。
非日常だからこそ、より感動できるのだ。

では。