入りにくい入口の中に広がるおもてなしのカウンター。 : Honeori Gyouza Takatsuki

宝塚市役所と消防署の間、神戸屋レストランの北側にあるお店です。
餃子が看板料理のようなので、餃子とビールで軽くひとり飲み、、と思って店の前まで行ってみましたが中の様子が全く見えず、少し躊躇って外に出されているメニューを見ていました。ま、餃子屋さんだし、メニューも見てるんだから何も心配いらないはず。と言い聞かせて頭を打ちそうな小さな木戸を引いたら、入ってすぐのカウンターの中から若いお兄さんが気持ちよく席を案内してくれました。

店は横長で、入ってすぐのカウンターを抜けた奥に掘りごたつのテーブルが数卓。早速、カウンターの端に座ろうと思いましたが、おっと、カウンターも靴を脱いで上がるのですね。靴を下駄箱に片付けて改めて着席。地域の企画用のワンコインメニュー（ビールと骨折り餃子のセット）を注文し、メニュー見たり、店の中をキョロキョロ。
メニューも美味しそうですが、カウンターの上にも何やら美味しそうなものが置かれていますね。後で聞いてみようなどと思いながら生ビールを飲んでいると、料理をしながらちゃんと声をかけてくれました。若い店員さんなのに珍しいなぁと思ったら、左胸に料理長の刺繍が！「カウンターのお客さんとはちゃんとコミュケーションとりたいんです。」とさらっと話す料理長に感心(*^^*)

早速、カウンターの上に積み上げられた焼いた魚のアラを何に使うのか尋ねたら、お通しで出してるんですよ〜、食べます？ということでお願いしました。（ワンコインのセットを頼んでいたのでお通しを出されなかったようです）
そうこうしているうちに出された餃子は小ぶりですがパリッと焼き上げられていて、大きさ・焼き加減ともに好みの感じ。タレで食べるのではなく辛味噌を付けて、、これが美味い！無理なく一口で食べれるサイズなので箸が進みます。
そして、お通しのアラですが個人的にめちゃツボ！しかも頭と背骨と2ヶ所を盛ってくれたので、今度はビールが進む進む(^-^;

酢モツを追加して、すっかりご機嫌で次は何を頼もうか悩んでいると、料理長もアルバイトの女の子も強烈に推してくるのがだし巻き卵。目の前に積まれているきれいな卵のPR効果もあり、勧められるがままにだし巻きをいただきました。ちゃんと巻き簾で巻かれています。これがまた美味しい！だし巻きはシンプルな料理だけど奥が深くて、それを自信満々で出せるということは自信の顕れですね。実際、どの料理も一品一品丁寧に作られていて、料理に対する姿勢が伺えます。

その後、豚足を食べたあたりでお腹がいっぱいになってしまいましたが、こだわりいっぱいのポテサラも少し味見したり、話しをしてるとあれこもこれも食べたくなってついつい食べ過ぎてしまいました(^-^;
この頃にはすっかり満席で、カウンターは後ろに席がないので落ち着くし、テーブルの方はカウンターから少し離れているのでゆっくり食事ができると思います。

こちらのお店はFC店なのでメニューの品数もそれなりにありますが、料理はちゃんと作られていてよくあるチェーンの居酒屋とはレベルが違いました。また、裏メニューも色々とあるみたいで、むしろそちらの方が気になります。
初見でも親しく受け入れてくれる雰囲気と、自信満々で出される料理。料理長の若さもあってこれからも楽しみなお店です。
何気なく入ったお店だったけど、久々の大当たりでした(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))