個性的な蕎麦に取り憑かれそう : Tsukesoba Azumino

あまりにも奇をてらってしまうと、失敗する場合もあるけれど、個性的な魅力は取り憑かれたら離れなくなることが多々あります。そんな取り憑かれた奴に連れて来られたのが当店。

○そばがき蕎麦（得）
○かも汁

名物は「そばがき蕎麦」。まずは量を選びます。少ない方から、小・中・得・大名という順番。中がオススメされたのですが、天邪鬼な私はあえて「得」を選んでしまいます。続いてつけ汁を選びます。ここは言うことを素直に聞き入れて、一番人気という「かも汁」を選択します。

やっぱり「得」は凄かった。量が半端ない。二人くらいで分けるような盛りです。なおかつ蕎麦がかなり太い。少なくとも挟む割り箸よりも太いサイズです。食感は、そばがき蕎麦というネーミング通り。メニューで「当店の蕎麦は、食べごたえのある太さと、弾力がありつつも柔らかいのが特徴」と説明してある通りです。

つけ汁は、鴨肉が細かく切られて結構な量入ってるのと、いい具合に焼かれた葱が絶妙なアクセントになっているつけ汁です。

細切りの繊細なお蕎麦が好きな人には、もしかすると敬遠されてしまうかもしれませんが、食べ進むうちに、どんどん癖になってゆく自分に気付いてしまいます。この引力は何なんでしょう。

お店のオバちゃんも朗らかで気持ちいいです。田舎のお店の良い部分を今でも保持し続いているアットホームなお蕎麦屋さん。癖になるとは、こんなことを言うんだと思います。（ＢＧＭがビートルズだったのも心地良さに拍車をかけてたのかも）