肝焼きはマストで！うな重は惜しい 笑 : Nakagawa

本日は茨城までプチうなぎ遠征。

実はうなぎ激戦区の茨城ではありますが、
その中でも気になっていた龍ヶ崎のなか川さんへ。
ちょこちょこ噂を耳にしており、
いつか行きたいと思ってました。

お弁当以外の予約は不可。
こういうお店はうなぎ屋さんが空いている
冬の時期に来るのがやっぱりいいですね。

土曜日の11:30待ちなくすんなり入店。
創業から50年くらい経つそうですが、
店内はとても綺麗で広々してます。
お店の中を鯉が泳いでるのが印象的 笑
仕入れがあれば坂東太郎も使用されます。
本日のうなぎは九州産とのこと。
残念ながら坂東太郎ではないようです。
うな重の違いは1尾の目方とのこと。
焼きはガスです。

▶︎注文商品
・うな重 上 4200円
　肝吸い、お新香
・きも焼 600円

大盛りにしますか？って何度も聞かれたので、
ごはんは大盛り無料かもしれません。

10分ほどできも焼きのとうちゃく。
おぉ〜！これはすごい！
1つのサイズは普通ですが、
10匹くらい刺さっててめちゃ大きい！
レバーまでしっかりついてるのか嬉しいね。
しっとりした焼き加減でタレは控えめ。
肝はとても新鮮で香りがよく、
クリーミーな甘みとほどよい苦みがたまりません。
これはあればマストで頼むべき。

そこから10分ほどでうな重。
うーん、蓋がないタイプ、、笑
開ける時の楽しみがないのは残念無念 笑
なかなか厚みのあるうなぎは3Pサイズ。
こちらもタレ控えめでしっとりしてます。
蒸しはやや浅めで焼き弱め。

いただいてみると、、

身はふっくらとしていてホロっと崩れる感じ。
柔らかいですがしっかり身の食感が残ってます。
しっとりとした口当たりで、
分厚い皮まで柔らかくスッとなくなります。
皮目のゼラチンが美味しく、
うなぎの味と香りがとてもよくわかりますね。
脂が甘くて香りも綺麗。
うなぎの鮮度や質はいいと思います。
タレは少し甘めでほんのりとコク。
かなり控えめなタレでうなぎへの自信がうかがえる。
ガスなのでパリッと感は皆無でメリハリはなし。

蒸し加減も悪くなく皮も上手に火入れしてます。
なかなかレベルが高く美味しいと思います。
雰囲気としては東長崎の鰻家さんタイプですが、
鰻家さんよりも蒸し浅めでトロけはしません。

おおむね満足なんですが感動はしません。
なぜなら皮めの脂に頼った印象で旨味が弱い。
これは全体な火入れが原因かと思います。
脂は残してますが元の水分が飛んでおり、
それによって脂だけの単調な味になってます。
加えて、タレも焼きも控えめなので、
蒲焼きとしての+αがないのも大きい。
だから後半脂がキツく感じられるし飽きが来る。
蒸し方もあるとは思いますが、
なによりガスというのが大きそうですね。
脂の温度帯がもう少し高いといいだろうね。

ごはんは少し硬めで味も美味しい。
タレがたっぷりかかってバランスがいいね。
普通盛りでもかなりたっぷりな感じです。

お新香もめちゃくちゃ多い 笑
種類が豊富で味もちゃんとしてます。
このお新香はなかなか嬉しい。

肝吸いには肝とウズラの卵。
やっぱり肝はとても美味しい。

山椒も風味が良くいいやつでした。

肝焼き、うな重ともにボリュームがあり、
この値段と質なら流行るのも納得ですね。
うなぎの質と鮮度が予想以上に良かったです。
しっとり柔らかいうなぎが好きな人にはオススメ。
焼きを含めた火入れがもう少し上向けば
もっと美味しくなると感じました。
お店の雰囲気は良くてゆっくり食事できました。
ごちそう様でした〜！