沖縄そばとチャンプルーで心は沖縄気分
ひしぶりに沖縄料理が食べたくなって、龍ケ崎市へ向かいました。
1975年創業の「つた家」さん。
「沖縄チャンプルー」と「名古屋串カツ」が2枚看板という、ちょっと不思議なお店。
女将さんは沖縄出身。その嫁ぎ先のお母さんが名古屋出身だったので、沖縄料理と串カツのお店にしたそうです。
入口の上には「沖縄そば」の看板があって、沖縄料理が本業のお店です。
弊ブログでの前回の記事はなんと8年前。
カミサンは「沖縄そば」、とんちゃんは試作の沖縄の「チャンポン」をいただきました。
その前にも後にも何度か来ているんですけど、記事にしていませんでした。
では、石垣島の泡盛の暖簾をくぐって店内へ。
店内は、4人掛けテーブル3卓、カウンター6席。
以前と同様に、女将と女性もう1人が働いています。
ランチメニューは、以前と基本的に同じ。
チャンプルーの種類が増えて、少し値上げされてます。
沖縄半そばセット1100円:「沖縄そば」ハーフともう1品のセット。
「1品」は、ゴーヤチャンプル、人参シリシリ、ポークたまご、ソーミン(素麺)チャンプルー、ふ(麩)チャンプルー、肉野菜チャンプルーからチョイス。
ソーキそばor沖縄そばと半ライスのセットもあります。
そして定食がいろいろ。
前回の記事で試食した沖縄のチャンポンは、定食のメニューにありません。
さて、何にしようかな・・・。
「沖縄半そばセット」かな。で、セットにする相手は・・・
ふチャンプルーにしよう!
料理が出来上がるまでの間に、夜のメニューを眺めましょう。
チャンプルーや沖縄そば。名古屋の串カツもあります。
美味しそうな沖縄料理がいろいろあるぞ。豆腐よう、クス豆腐もある。
あっ!とんちゃんが前回の記事で試食した「沖縄チャンポン」があるわ!
泡盛も各種。
夜に来たいなぁ・・・・。
◆沖縄半そば・ふチャンプルーセット
ハーフサイズの沖縄そば。
沖縄方言だと「そば」じゃなく「すば」ですね。
三枚肉、小丸カマボコ、青ネギ、そして紅生姜がトッピング。
まずは、透明なスープをいただきます。
う、うんめーっ!o(>▽<)o
昆布出汁が効いて、とっても美味しい。(*´▽`*)
縮れた太い平打ち麺。
「沖縄そば」は、「そば」というけど、小麦粉でつくる「うどん」の仲間。
そしてラーメンのようにカンスイは使っていません。
しかしうどんとは違った、独特の食感があります。
麺を噛むと、ムチッとした抵抗感があり、急にブチっ!と切れる。
沖縄そば独特の食感。
ここの沖縄そばは、沖縄から直送している、本格的な沖縄そばですから。
具材は、三枚肉(バラ肉)を煮たもの。柔らかいですね。
沖縄そばというと、トロトロに煮た軟骨(ソーキ)を使った、マッタリした「ソーキそば」がよく取り上げられる。
でも基本はこの三枚肉の「沖縄そば」ですよ。
そうそう薬味を加えましょう。
沖縄そばの薬味は、島とうがらしを泡盛に漬けた「コーレグースー」が普通。
でもこのお店には、もっと強烈なものがあります。
その島唐辛子の一味唐辛子。
「辛いから気を付けて」とママさんが注意してくれます。
パラパラとかけていただきます。
これ、すんごく辛いです。(*^▽^*)
沖縄の小丸かまぼこ。
沖縄の「かまぼこ」にはいくつかの種類がありますけど、揚げたタイプが多いです。
有名なのは沖縄方言で「チキアギ」(「つけあげ」の沖縄方言)。
関東では「さつま揚げ」と呼ばれるもの。鹿児島の「つけあげ」は沖縄のチキアギがルーツなんです。
で、この「小丸かまぼこ」は、丸棒状の揚げたかまぼこです。
ふチャンプルー。
「ふ」を長く伸ばして、「ふーチャンプルー」と言います。
沖縄の麩は、棒状の「車(くるま)麩」です。
それを水で戻して、モヤシ、卵、さらにネギ、キャベツと炒めたもの。
沖縄で「ポーク」と呼ばれるランチョンミート(スパムが有名)が入ってる。
昔ながらのチャンプルーは豚肉を使うんだけど、アメリカ占領以後、沖縄の料理はすっかりポークに占領されています。
このビローンとしたものが、沖縄の麩。「車麩」です。
沖縄の車麩は、本土の車麩と違って、ふんわりと柔らかいのが特徴。
この車麩については、最後に少し説明します。
しかも麩と卵とが一体化していて、美味しい。
水で戻した車麩を軽く絞ってから手でちぎり、溶き卵を浸みこませてから炒めてあるんです。
だから麩と卵が一体化している。
麩も卵もタンパク質のかたまり。
それを野菜といためてあるんだから、栄養価が高いですよ。
茶碗にご飯がてんこ盛り。
チャンプルーの味付けは塩味のみでサッパリしているけど、化調も加わっているようで、白飯が進みます。
しかもおかずの量が多いから、お替りしたくなります。
お漬物は白菜漬けとタクワン。自家製の白菜漬けが美味しい。
一度に、沖縄料理を2品もいただけて、久しぶりに心は沖縄気分になりました。
ごちそうさまでした。
最後に車麩について、少し説明しましょう。
小麦粉を食塩水と練り、デンプン質を水に流した後に残ったものが湿麩(グルテン)です。
これを蒸すと生麩になります。
車麩は、湿麩に小麦粉を加えて練った生地を棒に巻いて焼き、その上にまた生地を巻いて焼くという工程を3、4回繰り返したもの。その断面が車輪のようになっているから「車麩」と呼ばれます。
新潟県、石川県、沖縄県の伝統食材です。
本土の車麩は、長い車麩を1cm程度に切って販売されているものが一般的。しかも3、4重に巻いて焼いてあるので、断面が年輪上になっていて、焼き締められているので煮崩れしにくい。
沖縄の車麩は、棒に巻く工程が1回だけで、断面は年輪になりません。しかも長い棒状のまま売られているのが普通で、一本のは直径6センチ、長さ30センチ以上もあります。そして一重だから、ふんわりしている。
沖縄の車麩は太くて長い棒状なので、かなりかさばります。
そこでその車麩に蒸気をあててプレスし乾燥させた「圧縮麩」があります。
大きさは、車麸の3分の1程度になって、かさばらない。
しかしこの圧縮麩を水で戻すと、車麩の大きさにふくらむんです。エライ!
https://onhome.blog.ss-blog.jp/2020-10-02
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沖縄そばと沖縄ちゃんぽん
子どもの野球の応援で、龍ヶ崎市に行ったついでに、カミサンとランチにしました。
なににしようかなぁ?
久しぶりに沖縄そばを食べようか!
ってことで沖縄料理のお店に向かいました。
実は龍ヶ崎にあるんですよ、沖縄料理のお店が。
「つた家」さん。
「沖縄そば」と書いてあって、歴とした沖縄料理のお店です。
「沖縄チャンプルー」と看板に書いてある。
でもそれに並んで「名古屋串カツ」なんて書いてあって、わけの分からないところがありますけどね。(笑)
入り口脇のパネルに「めんそーれ」ってある。
沖縄生まれ・沖縄育ちの小っちゃいオバさんが「那覇の街グァで食べるのと同じ味」の料理を出しているって、だって。
「街グァ」って市場のことで、”那覇の市場の食堂の味”ってことだよ、いいねぇ。
でもその後に「名古屋の串カツもどえりゃ旨みぁよ。いっぺん来てみてちょ!」と、名古屋弁でも書いてある。
意味ワカンナイよね。(笑)
しかし、そんな疑問は後回しにして、お店に入りましょう。
店内はカウンターと4人掛けのテーブルが3つ。
お店で働いているのは「おばぁ」じゃなくって「オバさん」2人ですよ。
以前伺ったところでは、ここの女将さんが沖縄出身なんです。
で、彼女が嫁いだ先のお母さんが名古屋出身で、それで沖縄料理と串カツを出しているということのようです。
カウンターの上には沖縄料理のメニューを書いた木札が下がっている。
ホワイトボードにもメニュー。
島ラッキョーにジーマミ豆腐かぁ。
グルクンの唐揚なんていう沖縄の定番料理もありますよ。
いいねぇ、泡盛でやりたいねぇ・・。夜に来たいなぁ・・。
おっと、ランチ、ランチ!
メニューには、「沖縄そば」と「ソーキそば」があるね。
カミサンは、サッパリした三枚肉の沖縄そばにします。
とんちゃんはどうするかな・・・。
ゴーヤチャンプルー定食、人参シリシリ定食、ポークたまご定食、角煮丼、タコライス。
どれも普通すぎるなぁ・・・。
「チャンポンつくってみたんだけど、食べてみる?」とオバさん。
「えっ?チャンポン?メニューにないけど・・。」
「新しいメニューにしようと思って、試しにつくってみたんだけど、どうですか?」
「あっ!そりゃいいや!チャンポン下さい!」
「チャンポンって言っても沖縄のチャンポンだけど、わかるかな、あのぉ・・」
「わかります、わかります!お願いします!」
ともあれなんと、メニューにない料理をいただけることになりました。ラッキー!
※「沖縄のチャンポン」がわからない読者は、この先を乞うご期待!!
なんて言って、実はとんちゃん自身、沖縄に何回か行ってるんですけど、チャンポンは食べてないんですよ。
だから期待大なんです。
お店の壁には沖縄のサンシンが掛かっていて、ここが沖縄料理のお店だってことを静かに主張しています。
割り箸じゃなくって、木の箸ってのもなんとなく沖縄的だな。
さて、カミサンの沖縄そばが来ました。
あら、漬け物もついています。サービスかしら。
清んだスープに三枚肉、沖縄の小丸カマボコ、青ネギ、そして紅生姜がトッピング。
スープは昆布が効いて実に美味しい。
縮れた太い平打ち麺。
ムチッとして、噛むとブチっと切れる、沖縄そば独特の食感がいい。
ここの沖縄そばは、なかなか美味しいと思っています。これはお勧めですよ。
おっと、そうそう。
「コーレグースーください!」
「コーレグースーもあるけど、こっちの方が辛いよ」
と出してくれたのは島唐辛子の粉末だって。コーレグースーとともに自家製ですって。
それどれ・・・と舐めてみると、ぉぉおお!カラっ!
でもカミサンはコーレグースーをたらしました。(賢明!)
さて、いよいよ「チャンポン」の登場だよ!
とんちゃんの「チャンポン」。
漬け物と味噌汁付きです。
これが「チャンポン」。
ニンジン、キャベツ、モヤシなどの野菜やポーク(ランチョンミート)を玉子でとじてある。とじた玉子は半熟状態。
その具の下には・・・沖縄そば?
ブッ、ブーッ!
そんなんじゃありませーん!
実は、ご飯でーす!
野菜卵とじ載せご飯が「チャンポン」の正体なんですよ。
しかも親子丼みたいに、具に汁はありません。
そして具のせ飯が、丼じゃなくってお皿に載っている。
変わってますねぇ。
それをスプーンでいただくのが、沖縄流。
ここまでは、知識として、とんちゃんも知っていました。
で味は?
チャンプルー風の味で、特別にどうってことはない味です。(笑)
いえいえ、それでいいんです。あくまでも庶民的な料理なんですから。
野菜いっぱいで、玉子が半熟の具をご飯といっしょにワシワシいただく。
実に健康的な料理だな。
すっごく美味しい料理ってんじゃなくって、家庭的に美味しい。
まさに、まちぐぁーの食堂で食べるB級メニューの1つです。
お味噌汁と漬け物と。
美味しかったですよ。
このチャンポン、メニューに加えていいんじゃないかと思いますよ。
最後に、通常のメニューを載せておきます。
定食はいろいろ。フーチバジューシーがあるぞ。あら、味噌カツ定食もある。
チャンプルーに一品料理。足ティビチィがあるよ。えっ!山羊汁がある!
沖縄料理のつまみ類もいろいろ。豆腐ように、クスガラス豆腐・・。
飲み物には当然ありますよ、オリオンビール!
泡盛も各種。
メニューの最後は、串カツの食らい方奥義・直伝の書だって!(笑)
ごちそうさまでした。
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店名 |
Tsutaya
|
---|---|
类型 | 冲绳料理 |
预约・查询 |
0297-62-1919 |
预约可/不可 | |
地址 |
茨城県龍ケ崎市貝原塚町3718 |
交通方式 |
距離龙崎 3,227 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
~¥999
|
个人包厢 |
不可能 |
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禁烟・吸烟 |
− |
停车场 |
可能的 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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龍ケ崎市の沖縄料理店へ。
「つた家」さん。
今回は、沖縄のチャンポンが食べたくなったんです。
なんで、沖縄料理店でチャンポンなのか、って?
チャンポンというと「長崎チャンポン」が有名です。
そして全国には、ラーメンの一種のご当地チャンポンがいろいろあります。
昨年末、弊ブログでは「東京チャンポン」のお店をいくつか紹介しましたね。
そんなご当地チャンポンの1つに「沖縄チャンポン」がある。
・・・いやいや。
「沖縄チャンポン」はご当地チャンポンとは一線を画する料理なのですよ。
店内は奥に長くて、カウンター席とテーブルが3卓。
ランチメニューは沖縄そばセット。ここの沖縄そばは美味しいです。
こっちは夜のメニュー。
旨そうな沖縄料理がいろいろある。
豆腐よう、クス(クスガラス)豆腐、スヌイ、ジーマミ豆腐、ミミガー、テビチ・・・
んー、たまらん!(≧▽≦)
そんなメニューの右下の端っこにありました!「沖縄チャンポン」。
「沖縄チャンポンお願いします!」とオーダー。
するとママさんが心配して「麺類のチャンポンじゃないけど、大丈夫?」と確認します。
「だいじょうぶ、今日はチャンポンが食べたいんです。」とお答え。
ママさんが言っている意味が分かる人は沖縄通ですよ。
麺類じゃないチャンポンって・・・ナニ?
しばらくして料理が運ばれてきました。
◆沖縄チャンポン
沖縄では単に「チャンポン」です。
まずは、お汁を一口。昆布出汁のスープです。
具は、ワカメと・・・ん?なんだ?
あぁ、カマボコだぁ!
沖縄のカマボコ(チキアギ)はすり身を揚げたタイプで、東日本で「さつま揚げ」と呼んでいるもの。鹿児島では「つけあげ」、そのルーツは沖縄の「チキアギ」(つけあげの沖縄語読み)なんです。
いろんな形がありますが、これはたぶん、棒状の丸長かまぼこ(長棒かまぼこ)。
それを細長く切ったものでしょう。
棒かまぼこを斜めに切ったものを沖縄そばのチッピングにしますね。
さて、チャンポン。
キャベツ、モヤシ、ニンジン、ニラなどの野菜がいっぱい。
その具材の下に隠れているのはなんでしょう?
焼きそば?・・・ブッブー!
正解はご飯です。
野菜炒めの卵とじをご飯に載せたもの、それが沖縄のチャンポン。
もっとわかりやすくいうと、チャンプルーをご飯にのっけたもの。それがチャンポンなのです。
チャンプルー・オンザライス=チャンポンってわけだ。
ちなみに肉は、沖縄では「ポーク」と呼ばれるランチョンミート(多くはスパム)。
ポークは、米軍が沖縄に持ち込んだもので、すっかり沖縄の食に定着してしまった。
全国トップの長寿県だった沖縄ですが、今ではすっかり凋落。
その理由は、こんなアメリカ食文化のせいじゃないかと思います。
お漬物は、タクワンに白菜漬け。沖縄とは関係ありません。
すっごく美味しいってほどの料理じゃない。でも口に合わない人はいない、安定の料理。
スプーンでサクサクっと食べられるところもいい。
お手軽料理で、沖縄気分ってところです。
チャンプルー定食もいいけど、チャンポンもまたいいね。
ごちそうさまでした。
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