漁港を眺めながら加能かにを… : Katsusen Shintoku

目指すは橋立漁港、もう直ぐ禁漁を迎える香箱かにを求めてやってきました。
ここは石川県、県が変わればズワイガニは「越前がに」から「加能がに」に呼び名が変わります。メスの「せいこがに」は「香箱がに」に…

雪の中、静かな漁港が見える場所にある割鮮しんとくさん。
静かな漁港と昔ながらの港町らしい街並み。
雪が降れば余計に趣きを感じます。
直売所で新鮮な蟹や魚を選んで、調理法を伝えれば、そのまま２階のスペースで作りたての料理が頂けるシステム。

この季節、なんといってもカニが主役、半分はカニが並びます。茹でたカニ、生簀の活きカニ、それぞれ選ぶことができます。
魚は大小ののどぐろ、柳八目（メバル）、真鯵、鰤などなど…。季節の美味しい魚たちが並んでいます。

目移りしてしまいますが、狙いはブレずに貫きます。

●香箱蟹　1,600円×2杯（ひとり分）
　○調理代（甲羅めし）　1,100円
●やりいか　1,400円
　○調理代（刺身）550円
●白子　800円/g
　○調理代（天ぷら）550円

２階へ上がり、調理を待ちます。
メニューにあら汁を見つけてお願いしましたが、甲羅めしにはお味噌汁が付いていますよとのこと、あら汁に変更しますか？と聞かれ、安易にハイと答えてしもた…。
どうやら、甲羅めしにはカニ汁が付いていたようで、少し損した気分になった笑

やりいかのお刺身はコリッとしていてとても美味しい！
呼子で食べた透明なイカとは少し色合いは違いましたが、地元の醤油、富士菊醤油と塩で頂きました。
イカは塩が美味しいと思っておりましたが、この富士菊醤油、甘くてめちゃ美味しいデス。

白子の天ぷらもこの時期最高です。こちらも塩で頂くのが絶品。口に広がる白子がたまらない。

そしてメインの甲羅めしが到着です。
甲羅にみそ、内子、足の身、袴の上に外子がバラして置かれています。コレを温かいご飯に自分でのせて、専用のタレを混ぜて頂きます。濃厚な香箱がにの美味しさでタレも要らないくらい。めちゃくちゃ美味しい！

以前はカニとごはん？って思ってたのですが、最近かにとごはんがとても美味しく感じます。

ゆったりと静かに日本海を眺めながら頂く海鮮はとても美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。