与論で一番クールなカフェ : Kujira Kafe

与論で一番クールなカフェ、と勝手に断定。他のカフェに行ってないけれど。

島の南部あるカフェは、島の中心の茶花からも空港からも3kmほど、表通りからはずれてギリシャ風の白い壁の別荘が数軒並ぶハキビナ海岸の前にあります。ええ、私、さとうきび畑の間を抜け、ビーチを横目にひたすら歩いていきました（おすすめしません-笑）。途中に案内標識はなく、玄関先の石や木の小さなサインだけが目印です。

店内は壁も床も天井も、白。ソファー席やテーブル席などヴァリエーションがあり、お好きな席へどうぞ、と案内されます。お店の一角にはキッズスペースがあり、脇の芝生にはハンモックもあります。どの席からも大きな窓越しにみごとなオーシャンビュー、それもすぐ眼下にエメラルドグリーンの海が広がります。それほど遠くないところに沖縄の島影も見えますし、運が良ければ、店名のとおり沖を回遊するザトウクジラの姿を見ることもできるのだとか。うわー、見てみたいなぁ。。

さて、何をいただきましょうか。コーヒー類の他にオーガニック系のドリンクが並ぶなかから、ホームメイドシロップのミントソーダをチョイス。与論島で栽培されている薬草モリンガを使った日替わりモリンガパスタのランチも気になったけれど、マフィンをいただきました。マフィンは10種類ほどあり、ドラゴンフルーツとココナッツのマフィンやパンダマとチーズのマフィンあたりも気になりつつ、あえて一番ベーシックと思われる島有泉とレーズンのマフィンを。マフィンの優しい味わいは人なつこい与論の人たちを思い出させ、そしてのどごしすらりと甘いさわやかなミントソーダがさわやかな海風を身体のすみずみに運び届けます。

お店の中も外もすてきだし、ナチュラルでフレンドリーな接客も居心地よくて、ボキャブラリ不足＆フォトテクニックのない私にはその魅力のコンマ数％くらいしか伝えきれません。入口脇にはハンドクラフトやオーガニック商品が並ぶ小さなスーヴェニアショップ「くじら商店」があり、カフェのお会計もこちらになります。

カフェ＆商店のオーナーは育児中のママさんで、お子さまを預けられている10時～16時だけ営業されているそうです。営業日が少ない上に臨時休業や短縮営業、長期休業なども多いので、カフェに向かう前にお店のインスタやfacebookをチェックしたほうがいいでしょう。実際、私が訪れた日は12時までの営業でしたし、このレビューを書いている時点ではカフェメニューはテイクアウトのみの営業とのこと。でも、しがない会社勤めの身としては、そんな無理しないマイペースのライフスタイルがうらやましくもあるのです。また与論を訪れたらぜひ立ち寄りたいなぁ。ごちそうさまでした。