地域密着、家族経営、新鋭メニューの、気持ち良いお店
時は休日のお昼時。車でお出かけのカントナ一行は、目的地の途中でお昼ご飯をいただこうと画策いたします。訪問したのは、ずっと前から気にになっていて、先輩からは「ボリュームがある」という味以外の前評判を耳にしていたこちらのお店。多分、カントナの薄ボンヤリとした記憶では、ウン十年も前から営業されているであろうお店なのであります。
お店の前には狭いながらも3台分の駐車スペースが整備されておりますので、そちらに車を止めてから入店いたします。店先にはアルコール消毒が配置されていたり、幾つかの注意書きからも、新型コロナ対策に気持ちを傾けられていることが感じられて、何だか安心のカントナなのでありました。
入店いたしますと半分くらいのお客さんの入り。この後すぐに満席になりましたので、運が良かったようなのであります。
とても空調の効いた店内。カントナ的にはとても有り難いのであります。案内された奥のテーブル席に座って、早速メニューを拝見いたします。メニューは卓上以外にも壁に掲載されております。蕎麦やうどんはもちろんの事、丼ものやらセット品やらと、メニューは充実しているのであります。
そんな中からチョイスしたのは「ブラック」。メニューには「太いコシのある麺とゴマとラー油の入った甘辛の汁でいただく新感覚の日本そば」と記載の蕎麦。いわゆる「ラー油の蕎麦で有名な港屋さん系」とでも言うのでありましょうか?とは言っても、港屋さんには未訪のカントナなのでありますので、分かったような気になっているだけなのであります。
しかしながら、美味しそうである事と特徴的である事には間違いありませんので、「ブラックの天丼セット」をお願いする事にいたします。連れは、詳細失念の冷たい系の蕎麦、そしてツマミ用にカツ煮もお願いしてオーダー完了であります。
オーダーを通して水をガブリとしてしばし待ちの時間。聞こえる会話やお客さんとの関係性等から推測するに、家族経営で地域密着で長年頑張っておられるお店である様子。そして「ブラック」メニューからは、向上心なんてものも感じる良いお店なのであります。
出前も多いようで、出前のアンちゃんは出前機搭載のカブで出陣されているのであります。
とても涼しいヒエヒエな空調に浸りながら微笑ましい光景を眺めておりますと、待ち時間10分くらいでまずはカツ煮の到着であります。
大きなお皿にデーンと横たわるカツ煮。多めの汁に浸ったカツ煮は、卵のコーティングがなされている一般的なスタイル。早速箸で一つまみしてみますと、醤油が効いた汁にサクッと揚がったカツと滲んだカツのコントラストと言う想像通りの味わい。カツが柔らかいのも印象に残ったカントナなのでありました。
そんなカツ煮を嗜んでおりますと、いよいよメインの「ブラック」の登場であります。到着した大きなトレイには、左上から時計回りに天丼、蕎麦、蕎麦用のツユ、漬物のラインナップ。
早速ブラックからいただいてみる事にいたします。ブラック用と名乗る蕎麦は、名の通りブラック色が強い色合い。そして太め。いわゆる田舎蕎麦を連想させる見てくれなのであります。連れの蕎麦はブラックへの傾倒は見られず細いものでありましたので、ブラック専用蕎麦なのでありましょう。
まずは通ぶって蕎麦のみを摘んでみますが、想像通りの味わいと喉越し。「蕎麦をしっかり味わえる太さであるな」と好印象のカントナなのであります。お次は、いよいよゴマが浮いてラー油の存在も目視出来るツユに浸けていただいてみる事にいたします。
主張の強いブラック蕎麦をツユに浸けてみますと、ゴマの風味と小さいながらもアクセントとなるラー油に加えて、ベースとなる甘めのツユの混合チームが強い蕎麦に負けない存在感を出しているのであります。「これはこれで美味しい」と思うと同時に「はっきりとした味付けで、濃いめの味付けはカントナの好みであるな」と頷くのでありました。
そんなブラックに満足して、お次は天丼であります。野菜たっぷりの天丼。ややボテッとした揚げ方が特徴なのでありましょうか。掛かっているタレは醤油を全面に感じるものでありますが、町中の蕎麦屋さんの天丼としては一般的なものなのではないかと思うカントナなのであります。
最後に蕎麦湯。サラッとした透明感のある蕎麦湯は、カントナ的にはほぼお湯のような味わいで、何かを感じるような事は無くごちそうさま。
地域に根付いていて庶民的な良い雰囲気。メニューの構成が豊富な上に、ブラックなんて新鋭なものも用意されていたりするのも興味深くて、長年頑張られている理由が理解出来るお店。すっかり気に入ってしまったカントナは、再訪の可能性は非常に高いと思うのでありました。
そしてお会計時には500円でスタンプ1個、25個で500円引きのポイントカードの発行もしてもらって、再訪の準備は万全なのでありました。
店名 |
Shin An
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类型 | 荞麦面、乌冬面、盖饭 |
预约・查询 |
045-891-7221 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
神奈川県横浜市栄区上郷町1037-2 |
交通方式 |
神奈川中央交通バス 光明寺バス停下車 徒歩2分 距離港南台 2,046 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 |
座位数 |
27 Seats ( 4人テーブル5卓、2人テーブル1卓、カウンター5席) |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
可能的 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
可能的 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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关于儿童 |
接待儿童 |
前回訪問時の良い印象がずっと記憶に残っていたお店。地域密着型であり、メニューにも特徴を感じるお店なのであります。
平日の夜の訪問。店先の駐車場に車を止めてガラリと入店いたします。
お客さんはゼロ。この後入店するのは2組程度の、静かな平日の夜。
テーブル席に座って、早速メニューを拝見いたします。カントナは「ブラック天ざる」で、相棒は「カツ丼」であります。
オーダーが完了いたしましたので、しばし待ちの時間。温かいお茶をズルズルしながら待つ事7分くらい。
お待ちかねの「ブラック天ざる」が到着であります。「ブラック」と「天ざる」と言う通常は巡り合わないような単語が組合わさる事で発揮されるフレッシュさ。何度呟いても新鮮に思うカントナなのであります。
そんなブラックは、田舎蕎麦のような野太くて色の濃いブラックな蕎麦と、大きな器に注がれて辣油とたっぷりのゴマが覆っているブラックなツユ。それからイモにキノコにイカにエビに・・・の天ぷらの構成であります。
まずは蕎麦から。野暮な食べ方が合いそうな気がいたしますので、数本を引き上げてツユにドバっと浸けていただきますと、食べごたえのある太い蕎麦には想像通り濃い味で風味の強いツユをたっぷり絡ませるのが美味しいのであります。
蕎麦は、それ自体だけでもモグモグと食せてツルツルと喉越し良い具合で、ツユは甘さがベースとなっている中に辣油のコクと辛さに加えてゴマの香ばしさが印象的なのであります。
冷たく締まっている蕎麦とキンキンに冷えているツユ。そんなキリリと締まったコンビネーションは、お互いの良さを高め合うようなのであります。
そしてお次は天ぷら。こちらは至って普通の、「地域密着型蕎麦屋さん」らしい天ぷらなのでありました。
食いしん坊のカントナは、カツ丼を数口分け与えてもらったのでありますが、意外とタレが薄口な仕上がりで濃い味好きのカントナ的にはもっと主張して欲しかったと思うのでありました。
〆は蕎麦湯であります。ツユは大きな器にたっぷりと注がれて提供されますので、蕎麦湯とツユをカントナ好みの配合でいただく事が出来ない仕様なのであります。「蕎麦徳利等の別盛り方式にして欲しいな」と切に願うカントナなのでありました。
地域密着型のお蕎麦屋さんカテゴリー店としましては、特徴的な「ブラック」。ツユの提供方法や天ぷら等に言及したカントナなのでありましたが、特徴的なお店は嫌いじゃないカントナなのでありました。