若どりの天丼、味が弱いな
味奈登庵、春の限定メニュー。セルフ店では若どりのカツセットしかなかったのでフルサービスのこちらに来てみました。
若どりの天丼セット1100円。とり天丼にミニ盛り、味噌汁、お新香が付きます。ちなみにフルサービス店では盛りをミニ(スタンダード)から富士山まで追加料金無しで選べます。
とり天は三枚。後はピーマンです。結構汁だくに丼タレが掛かっていますがやや厚みのある鶏胸肉にしっかり味を着けるにはちょっと足りません。カツやから揚げのように下味が入っている訳ではないので今一つ弱いですね。だから汁だくなのかな。何か下味を入れるか胸肉をカットして野菜と合わせてかき揚げにするとかしたら更に旨くなりそうです。
盛り蕎麦は並サイズの2/3くらいでしょうか。富士山も出来ると勧められましたが若い頃ならいざ知らず60間近のおじさんにはこれでちょうど良い量です。茹で加減はさすがに上々。良い歯応えと喉越しです。ただ、水切りがちょっと甘かったようで段々くっ着いてきます。蕎麦の表面が艶々しているのはキレイですがこれだと汁の絡みが悪く(弾きますね)なります。更にお盆(せいろの下)に水が溜まっているのもあまり気持ち良くありません。
汁は何回も食べて慣れ親しんだ味。セルフの港南台店より僅かに甘く感じるのもいつも通り。蕎麦がそれほど強くないのでバランスはとても良いですね。
今一つだったのが味噌汁。具はアオサと刻みネギ。出汁は取れているんですが味噌がちょっと薄かった~。あとちょっとなんですけどね。
う~む、毎年春の限定メニュー(かき揚げ)にはかなり期待していました。今回は変化球のとり天。温かいうどんには合うんでしょうが冷たい蕎麦や天丼に合わせるにはもう一捻り必要かも知れません。
不味くはないんです。蕎麦自体は安定の味ですし天ぷらの揚がら具合もなかなかでした。でも味の入らない(染みない)とり天の天丼はどうかな?と思いました。
この分だととり天のつけ天もちょっと期待薄ですね。やはり季節の限定メニューは「蕎麦に合う季節感のあるかき揚げ」が欲しい。
いつもセルフの港南台店に行っている身としては素晴らしい、完璧な接客だっただけにちょっと消化不良気味でした。
夏限定、かさごとそら豆のかき揚げつけ天そば
この日、港南台で買い物途中にランチ。ホントはラーメン店「龍ちゃん」へ向かったのですがシャッターが降りていますね。時間があまり無かったので数軒隣のこちらへ入ります。
味奈登庵港南台日野店。いつも行く港南台店は製麺工場併設のセルフの店ですがこちらはフルサービスの店。エントランスから店内まで趣のある造りで盛り蕎麦一枚1000円オーバーになりそうな高級店の雰囲気があります。
駐車場にクルマを停めエントランスで呼び鈴を押すとホール担当の女性が奥から出てきて案内されます。
店内には先客一人、後から四人。時刻は16時になろうかというタイミング。駅から多少距離があり便利な場所とは言えませんが十数台停められる駐車場があり通し営業という便利さ故か途切れずにお客さんが入ります。
メニューを開き最初に目についたのがかさごとそら豆のかき揚げつけ天そば880円。味奈登庵は元々天ぷらに拘りがあり季節ごとに新しい天ぷら(かき揚げ)を出してきます。これを食べない手はありませんね。蕎麦は大盛りで頼みますがこちらでは並盛り~大盛り~富士山盛りまで同じ価格です。
蕎麦は当然機械打ちで多少つなぎの小麦粉が多め。時期的に今が一番蕎麦粉が古い(去年の秋収穫)ので香りはあまりしません。が、そこはやはりフルサービスの店。茹で加減、絞め加減は港南台店より一枚上です。
辛汁は濃いめで若干甘味を感じるもの。個人的にはもう少し辛くても良いかと思いますが蕎麦粉があまり前に出ない麺とのバランスは取れています。もちろんワサビや七味で加減は出来ます。今回ちょっとワサビが少なくて、そこだけが残念でした。
かき揚げには1.5センチ角に切ったかさご、そら豆、赤黄のパプリカが入ります。まあ何しろかさごの身が旨い。小さく刻まれていながらしっかりと「ここに居るぞ」と主張してきます。天ぷらになっているのにプリプリした新鮮な食感を失っていません。
そしてホクホクのそら豆、適度に火が入ったパプリカの柔らかさ(ぐにゃぐにゃではありません)が合わさり、味だけではなく歯応えでも楽しめます。
そして衣はサクサク。これは塩(あるいは抹茶塩)で食べるべきかも知れません。いつも思うのですがこのチェーン、天ぷら(かき揚げ)に対する拘りは並々ならぬものがあるようです。季節ごとの食材を使うだけではなく異なる食感のものを組み合わせる工夫にはいつも感心します。
最後に残った汁を蕎麦湯で割ります。ここしばらく少し甘味のある汁のほうが割った時旨いなと思うようになっているんですが、こちらの汁については文句なし、最近では一番旨いと思いました。甘味があるとは言え濃いめの汁です。蕎麦湯を目一杯入れても負ける事なく出汁の香りが立ってきます。
大満足で880円。しかも蕎麦増量はタダでフルサービス。ホールの女性スタッフの接客応対も小気味良い。以前はセルフの港南台店に比べるとコスパはいまいち(少し割高)と思っていましたが、これだけ旨く気分良く食べられるなら全く高くはないと印象が変わりました。
遠くの席に座った旦那さん、かき揚げで日本酒を呑み始めます。あ~羨ましい。そういう楽しみ方もちゃんと出来る店です。
なぜか単品天ぷらにピーマンは無い
平日14時過ぎ訪問。先客二人、後から三人。港南台店ならまだまだ賑わっている時間ですがこちらはガラガラです。フルサービスで落ち着いて食べられる利点はありますが「一般受け」は今一つのようです。
定番のつけ天を頼もうと思いつつ一応メニューを眺めると「野菜つけ天」907円のピーマンに目が止まります。ピーマンの天ぷら、好きなんです。ソフトな接客のホール係さん(感じは良いがややスローモー)に「普通のつけ天にピーマンだけ追加できませんか?」というと「できないんです」の答え。「じゃあ野菜つけ天に海老の追加は?」「それならできます」という事で海老天を追加しましたが一尾410円。ちょっと高いなあ。港南台店だと250円です。こちらのメニューを見る限り天ぷら単品には海老もピーマンも有りません。海老が追加できるならピーマンも追加できるようにできないですかね。(ちなみに港南台店はカボチャ等50円ですがピーマンは無し)
待ち時間は5分くらい。天ぷらはカボチャ、ナス、オクラ、ピーマン、ゴボウ、かき揚げに追加の海老。キレイな油でサッパリ、サックリ揚がっていてなかなか良い感じ。前日に他店で胡麻油を感じる天ぷらを食べてるのでやや物足りなさはありますが基本的には上手にできています。
蕎麦はお馴染みの機械打ちの麺ですがゆで加減、しめ加減はとても良いです。惜しむらくは水切りがやや甘いかなあ?
汁は若干甘いものの適度に濃くまずまず。
という事で昼御飯としては大きな不満もなく充分美味しくいただきましたが…個人的にはノーマルのつけ天(海老、オクラ、カボチャ、ゴボウ)にピーマンが入れば文句なしなので、そういう注文にも対応して欲しいと思いました。ちゃんとした店構えだとしても工場直営の港南台店より若干高い訳で差別化するにはその辺のサービスが必要かも知れません。
まあ、私の個人的な無茶ぶりなのでそれを別にすれば充分美味しい店です。
海鮮天丼
今回は蕎麦屋で蕎麦を食べていないのである種ビミョーな評価になります。
頼んだのは海鮮天丼1300円。天ぷらでご飯が食べたかったが蕎麦とセットにする程空腹ではありませんでした。
内容は食べた順にキス、海老、イカ、アナゴ。海鮮だけに野菜系は入っていません。揚げ上がりはやや固めだがまずまず。タレがかかっている分固さが和らいでいます。最初のキスはなかなか良く、次の海老はややパサつき気味。イカは今回一番良くて文句無く、アナゴはなぜかちょっと脂っこい。素材毎にビミョーな評価。天ぷら専門店ではないのでこれ以上望むのは酷かも知れません。タレは味奈登庵の「くどくない」良い感じです。
味噌汁とお新香が付きますが味噌汁は薬味の刻んだ海苔とネギだけで具は一切無し。出汁、味噌の加減はとても良いだけに何か入れてほしかった。お新香はまずまず。口直しにちょうど良い塩加減でした。
天ぷら屋ではなく蕎麦屋の天丼としたらまずまずと言えます。海老の素材を良くしてアナゴの脂っこさが無くなり、味噌汁に豆腐くらい入れば文句無し。もう一頑張りと言ったところかな。
平日15時の訪問なのでホールは女性一人。客は四人。ホール係の無駄も抜かりも無い接客はとても良い感じでした。港南台店の「やや落ち着かない」雰囲気(私は好きですが)が合わない方には良いんじゃないでしょうか?
店構えに味が追い付いてないか?
こちら味奈登庵の新しいお店です。四月にオープンしたらしいですが初訪問です。
港南台の味奈登庵というと製麺工場直営のセルフの蕎麦屋のイメージですがこちらはフルオペレーションのある意味普通の蕎麦屋です。店内もキレイ、高級感あります。ホール係も「マニュアル通り」の感はしますがキチンと動いています。そのせい?か天盛りが200円高い900円。ただし大盛り、富士山盛りにしても同価格です。という事で天盛り大を注文。待ち時間は5分くらい。
蕎麦、汁はそのまま変わりません。蕎麦の香りはあまりしませんがしっかり締められて歯応えは良いですね。その分、汁がややぬるいかな?出汁は効いてます。
天ぷらは海老、カボチャ、ゴボウ、ししとう。衣が固い。サクサクというよりはカリカリに近い。天ぷらに関しては港南台の方が良いかも。
蕎麦湯がポットじゃないトコは良いですね。
基本的には悪くない店です。ただ、店の造りが良すぎてもうワンランク上の味を期待してしまいます。味はセルフの港南台店とほぼ変わらない。あの味はあの店だから良く感じる部分がかなり有るように感じました。
高級感のあるセットメニューや酒、つまみが豊富な点はかなり良いと思うしセルフで食事したくない方にはおすすめできます。が、昼しか利用しなけりゃ呑めないからつまみは関係ないしセルフも気にならない自分には「味で」もうひとつ上を目指して欲しいかな。港南台店と同じ味では店構えに負けている気がします。
味奈登庵の新しいチャレンジだとしたら「味の面で」更なる進化を期待します。あと、今回座った席が半個室みたいな席でしたが意味もなくホール係が通り抜けるのは気になりました。壁一枚隔てて裏にも客席と言うか通路はあるんですけどね。接客の口調もカンペの棒読み。上を目指すには店構えだけではなく味と接客をバランス良く整えなければなりません。
細かい事を言うとメニューの天盛りの写真は富士山盛りです。港南台店を良く利用する私は「これ並みじゃないですよね?」と聞きましたが特に但し書きも無く味奈登庵を知らない客には「これが並み盛り」と思えてしまう。いろんな面でやや、気配りが足りないかも知れませんね。頑張って欲しいです。
店名 |
Sobadokoro Minatoan(Sobadokoro Minatoan)
|
---|---|
类型 | 荞麦面、乌冬面 |
预约・查询 |
045-352-8977 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
神奈川県横浜市港南区港南台2-8-11 |
交通方式 |
距離港南台 482 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算 |
¥2,000~¥2,999 ~¥999 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
|
付款方式 |
可使用卡 (AMEX) 可使用电子货币 |
服务费收费 |
なし |
个人包厢 |
不可能 |
---|---|
包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
可能的 13台 |
空间、设备 |
座位宽敞 |
酒水 |
有日本清酒,有烧酒 |
---|
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
---|---|
关于儿童 |
接待儿童,提供儿童菜单 |
网站 |
いつも行く味奈登庵はセルフサービスの港南台店。今回はフルサービス店でしか出していないメニューを求めて日野店へ。港南台店は製麺工場併設で立ち食い蕎麦の延長(立ち食いではなく椅子あります)みたいな雰囲気がありますがこちらは店構え、接客応対も結構本格さを感じる空間になっています。
コロナ対策なのかドアの外で呼び鈴を押すとホールスタッフが招き入れてくれます。
平日15時なので先客は二人。でも私が入ってから5分刻みで次々にお客さんが入って一人のホールスタッフはてんてこ舞い。でも笑顔を忘れず、明るく気持ち良い接客をしてくれます。この辺はセルフの港南台店よりだいぶ上。もちろん港南台店も感じは良いですよ。
注文はお目当ての秋季限定五種のきのこみぞれそば990円。フルサービス店でしか食べられないメニューです。
いわゆる掛け蕎麦ですが五種のきのこ(シイタケ、舞茸、エリンギ、ナメコ、シメジ)を甘汁で軽く煮て大根おろしを乗せてあります。
まず汁を一口。出汁が効いてちゃんと濃い、元々旨い甘汁にきのこの旨味と大根おろしの風味。これまであちこちで食べてきた掛け蕎麦系の汁としてはベストスリーに入る旨さで文句無しです。ちなみに一位はもう閉店しちゃいましたが長野県野辺山にあった「ふるさと」の「鴨煮掛け蕎麦」これ、旨かったあ~。
蕎麦は掛け蕎麦なのでちょっと柔らかめになってしまいますが、旨い汁を吸った蕎麦もこれまた旨い。汗をかきながら夢中で汁まで完食。きのこ毎の食感や味の違いが実に楽しい。やや涼しくなってきて温蕎麦が旨くなってくるこの時期、これは食べなきゃ損。そのくらいの満足感がありました。
まあ、ちょっと手間がかかるからなんでしょうがセルフの店舗(港南台とか)では食べられないのは残念。でもこの味とちゃんとした接客応対はフルサービス店だからこその魅力でしょうね。安く腹一杯にしたいならセルフの港南台店、しっかり旨い蕎麦を食べたいならフルサービスの日野店。結構近い場所にありますが上手く住み分けてありますね。どちらも好きです。
メニューを見ればつまみも酒も盛り沢山。楽しく呑んで〆に旨い蕎麦、こんなありがたい店はなかなか無いんですけどね。家からだと上大岡まで電車でそこからバス。あるいは電車バスで杉田まで行ってJR+徒歩。悔しいなあ。