店名 |
GOUKAI(GOUKAI)
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类型 | 拉面、沾面 |
0466-84-2366 |
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预约可/不可 |
无法预订 |
地址 |
神奈川県藤沢市亀井野2-3-21 |
交通方式 |
小田急江ノ島線「六会日大前」駅(東口)から徒歩4分 距離六会日大前 308 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算 |
~¥999 |
预算(评价总数) |
~¥999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 |
座位数 |
15 Seats ( カウンター7席 四人掛けテーブル×2) |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
可能的 2台のみ。隣の仏壇屋に駐車された方は飲食お断りとなります。厳守をお願いします。 |
空间、设备 |
有吧台座位 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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位置 |
家庭式餐厅 |
关于儿童 |
接待儿童 |
この一杯を食べずして、年を越せるか!
あの昔の池袋大勝軒に通った者として、毎年のように、東池袋系大勝軒の食べ納めをしている。
言ってみれば、「年越しそば」のラーメン版的な感じである。
近年は毎年、「麺屋ごとう」で締めくくるのを常としていた。
しかし、地元・池袋西口から駒込に移転してやや遠ざかる傾向にある。
一昨年、令和3年の最後の一杯は「滝野川大勝軒」だった。
昨年、令和4年の最後の一杯は「サニー」だった。
そして、今年、令和5年の最後の一杯は、この「豪快」である。
藤沢駅付近に用事があって、足を伸ばした。
小田急線「六会日大前駅」、人生で初めて降りる。
縁もゆかりも無い駅だが、その駅名は、僕の頭の中にかなり昔からインプットされていた。
大和から移転したと聞く、この「豪快」があるからである。
僕は、個人的に、頭でっかちの情報先行で、歴史や暖簾で食べたり、本店直系とか暖簾分けや弟子で食べたりするコトを好まない。
しかし、この店に関しては、あの大勝軒を語るうえで、どうしても訪問しておかねばならないと思ってもいた。
長年、「麺屋ごとう」を除いて、他の大勝軒に一切行かない時代も続いた。
2017年に、その封印していた大勝軒巡りを再開した。
その年は、永福町系も含め、多数の大勝軒に訪問して、年末には、中野、代々木上原で〆た。
少なくとも、その頃から、この食べログでも大勝軒を語ってきたが、どうしても体系的に完全に語りきれていない気持ちもあった。
この「豪快」に訪問できていないという、その事実だけが、僕を後ろめたい気分にさせていた。
ようやく、である。
11時開店直後、最後の1席だったと思う。
店を出るときは、数人の待ちができていた。
「チャーシューめん」(1,310円) ーー 写真の通り。
この店もそうだ。
「もりそば」こそが大勝軒だと思っている人も多いが、あの故Y氏はいとも簡単に僕に言ってくれた。
「うちは、ラーメン屋だから」と。
だから、メニューはラーメンから始まる。
チャーシューめんのビジュアルが、最近の「豚系」などのように厚切りチャーシューでドカンと鎮座している様は、大勝軒っぽくないなと思った。
ひょっとして、この様が、・・・「豪快」?
ひとすすり。
うん、旨い。そして、とてつもなく懐かしい。
あの店の、今日はちょっと塩分が多め?という感じだったときに、かなり酷似している。
麺もスープも、塩分の多さ以外は完璧に再現されているように感じる。
あの店に昭和63年から平成5年位まで、主に通っていた人間の感覚である。
もちろん、あの店だって、時間帯や時期によって若干の味わいは変わっていた。
見た目もやや濁ったり、澄んだりしていた。
皆、あの店の一杯を、一様に恒久的に同じだったように語り、比較するのだが、実際に通っていた人間からすると、ナンセンスだと思う。
問題は、あの店のいつ頃と比べて語っているかを明言しなければ意味を成さないだろう。
それにしても、このスープ、懐かしい。
サバ節と煮干の香りが、フワッと浮き立つ感じも全く同じだ。
メンマや茹で玉子もイイ感じである。
このスープに合う感じで存在している。
昨今の様々なラーメンシーンに馴染んでしまうと、単なる茹で玉子で、煮玉子や味付け玉子でないコトを卑下する勢力なども出てくるが、昔の大勝軒のラーメンは、こういうスタイルであり、異議を述べるコトすらおこがましい。
50年後、二郎のラーメンのマシマシ野菜のモヤシに対して、孫の世代から、単なる茹でモヤシで、味気なくもっと味付けしないと旨くないと文句を言われたら、いや、元々こういうモノだ、と言い返すであろう。
歴史における価値観とは、そういうモノだ。
それにしても、このラーメン、根幹の味わいが、何とも心地よい。
個人的に、好みか、好みでないか、でなく、似ているか、似ていないかで言えば、かなり似ていると思う。
前述したチャーシューの件と、カエシ醤油のタレの濃さでなく、塩分の濃さ、という部分の違いだけであるような気もする。
あの店の、淡いときのファンであれば、「大勝軒富士見台」「おはこ」を勧める。
カエシ醤油ダレの濃いときのファンであれば、「なりたや」を勧める。
スープ自体の煮詰まったような濃さを求めるならば「滝野川大勝軒」を勧める。
あの店のトータルなバランス感覚のファンであれば、「麺屋ごとう」「サニー」、そして「東池袋大勝軒」を勧める。
この店、1回きりで断言したくないが、塩分で味を立たせているコト以外は、一番似ている一杯と言えるかも知れない。
満足。ごちそうさまでした。
この店の大将、いろいろな書き方がされている。
サニーと同様、一番弟子だとか言われる。
入店順でなく、卒業順という観点であろう。
ネット社会になり、真実を知らずして、安直に伝搬させる行為は、近い将来、処罰の対象になっていくであろう。
無責任に、言い切るコトは避けたい。
それにしても、お元気そうでなにより。そして、声がお若くて、感動した。
キレイな、澄んだ声で、惚れ惚れする。
場所的に頻繁に向かうコトは難しいが、また、いつか伺いたい。
ありがとうございました。
令和5年、最終稿である。
還暦を目の前にして、今年も多くの先輩、仲間を向こうの世界へ送った。
僕自身、いずれは来るその日まで、感謝を忘れず生きていきたい。
ただ、最近の日本の安直軽薄な風潮を憂う一人として、それなりの主張は続けていきたい。
来年も、自らの想いや信念を曲げてまで、ことなかれ主義を貫く人の多さ分、嫌われ者のうるさく頑固な老人を目指すだろう。
他人の真実に安易にのっかり、自分を失っていくコトは避けたい。
もっと自分に素直に、喜ぼうよ。
もっと自分に素直に、怒ろうよ。
もっと自分に素直に、哀しもうよ。
もっと自分に素直に、楽しもうよ。
他の誰でもない、自分は自分。生きている、生身の1人の人間なのだから。
末筆ではありますが、この1年、ご訪問いただいた方々、拙い文章をお読みいただいた方々に深謝いたします。
好き勝手に書いているとはいえ、誰にも何も伝わらなければ、当然に張り合いも無く、続けられなかったものと思われます。
皆々様にとって来たる令和6年が素敵な一年でありますよう祈念いたします。
ありがとうございました。
さぁ、来年も、豪快に生きよう!
池袋の片隅で、2023.12.31、京夏終空
(文責:京夏終空、2023.12.31)
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