都心の有名イタリアン創業以来永年勤務したシェフが、二宮町のしかも駅から離れた場所に開いたお店 : La Cucina Italiana Rustica

■総合評価■
店名のRusticaは田舎の意味。地域密着、「地元の人に本物のイタリアンを」がコンセプトか？開店一番客を狙って早めに伺ったが、既に地元のお客さんが来ていた、残念！何も宣伝をしてないと言うのに客が入ってくる。外を見るとハイキングコースになっているようで、グループが前を通る。評判が立てば何時も満席のお店になりかねないが、特別宣伝はしないようだ。周囲に熔け込んで燻銀のように光る店になるのかもしれない。二宮町町民には一度は行ってみるように、僭越ながらお薦めしたい。
■料理・味■
このシェフが、前の勤務先の月いちワイン会で1年にわたりイタリア各地の料理を、ソムリエが選んだ各地方ワインに合せて作ったのには驚かされた。イタリアに行っていた月は欠席したが、ほぼ皆勤してシェフとソムリエの知識の広さに感嘆したものだ。イタリア共和国は元は都市国家の集合体であって、地方によって料理もワインも驚くほど異なり、自分の街のものをベストとして譲らない。ちなみにこのシェフの前勤務先は南イタリア料理店だった。今日食べた料理は写真の通り、日本のどのイタリア料理店にもある一般的な料理だが、ドルチェに（本物の）ババがあるなど何気ない中にも光るものがある。併せて、イタリア人が窯で焼くパンを取り寄せているなども拘っている。
■サービス■
女性が二名で、14席をサービス。何気ない中に光る物がある中にエスプレッソマシンを挙げねばならない。小型の物だが本格的なマシン、エスプレッソもカップが熱くなく抽出量も多めで完璧と言うにはまだまだだが、近くに腕の良いバリスタの実家があり指導を仰ぐ予定と言うので先が楽しみ。接客は丁寧で親切、お年寄りなども気楽に食事が出来ると思う。
■雰 囲 気■
二宮駅からバス利用、タクシーでもワンメーターでは行けない距離にある新築民家の一階が店舗。外見は入り口の小さめの看板を見落とせば、気づかずに行き過ぎる感じのお店。
■禁煙状況■★★★★★　
完全禁煙です。すばらしい！！
屋外テラス席整備後は屋外で喫煙可。