感動！探し求めていたハイコスパベーカリーの最高峰かも！ : GU GU BAKERY

神奈川県内のベーカリーの攻略も大分進んできました。
とは言っても、神奈川県のパンジャンル(注：パン・サンドイッチジャンルではありません！) の食べログ登録店は1,704店もあり、本日現在の利用・レビュー済店数は280店ですので、単純に攻略率を計算すると16.4%に過ぎません。
パンジャンルのお店の中には基本レビュー対象としていない全国チェーンのお店も含まれますし、到底ベーカリーとは思えないお店でも、パンジャンルの登録がされているお店があるので、この比率はあまり意味の無いものだとは思いますけどね。

フォローレビュアーさんのレビューを拝見するなどで保存しているお店を母数に取ると、攻略率は44.9%(280/624)になりますので、まずはこれを引き上げていくのが一つの目標になりますね。
また、これらの攻略に当たっては、食べログ評価3.3点以上のお店を優先したいと考えており、未訪問かつ3.3点以上の保存店（124店）の攻略が当面のターゲットということになると思います。

何故3.3点という点数を設定したかと言うと、食べログのアルゴリズム上、全国チェーンでは3.3点以上の出現率がグッと落ちるという経験則があるからです。
例えば、山崎製パン系のヴィドフランスについてチェックすると、食べログ登録店数237店のうち3.3点超えのお店は僅かに1店のみ（ヴィ・ド・フランス 金山店（愛知県））です。
ベーカリー以外でも、全国チェーンの最高点のお店は、牛丼の吉野家で3.27点（羽田空港第3ターミナル店（東京都））、イタリアンのサイゼリヤで3.18点（銀座インズ店、有明フロンティアビル店（いずれも東京都）、大阪駅前第3ビル店（大阪府））、マクドナルドで3.24点（横須賀基地店（神奈川県））、ドトールコーヒー(ドトール珈琲農園を除く)で3.19点（新幹線新大阪駅店（大阪府））ですので、3.2点ないし3.3点重し説というのはそれなりの説得力があると思います。

と言うことで、この日は、ランチをとった鹿島田駅周辺で、保存＆未訪＆3.3点以上の全てを満足する当店がターゲットになりました。

当店は、2013年7月にオープンしたベーカリーですので、創業丸8年を超えたところになります。
8年続いているということは、ある程度地域に根付き始めたころと言っても差し支えないのではないでしょうか。
シェフとかオーナーに関する情報はほとんど落ちていないのですが、諸情報からは、地域密着型の庶民派ベーカリーという感じがします。
それで食べログ評価は3.30点ですので、期待できそうな感じですよね。

当店の場所は、鹿島田駅前から駅前通り(かしまだ駅前通商店街)を府中街道の方向に進み、ルリエ新川崎を越えたところの交差点を右折して道なりにまっすぐに5分ほど進んだところにあります。
川崎市立塚越中学校の並びで、同下平間小学校の前という学校に挟まれた立地です。
昔から学校の側にベーカリー有りというのは定説になっている感がありますが、当店もまさにその通りですね。

ブルーの背景に赤で縁どられた白い字で店名が書かれた看板は、ちょっと変わった色使いなので、目立ちます。
自動扉を開けて入店すると正面の二段棚がパンのメインの置き場になっていて、食パンやハード系のパンのほか、総菜系、菓子パン系のパンがズラッと並んでいます。
入って右手にあるトングとトレイを持ってパンをピックアップするセルフスタイルのお店で、正面棚の左手にレジがあります。
パンは、多彩ですが、全体にお値段はリーズナブルで、＠100円台のパンが数としては一番多いのではないかと思います。
まさにカジュアルな街のベーカリー価格ですね。

今回は、以下3点を購入しました。
・カレーパン＠200円
・ガーリックフランス＠160円
・ホワイトチョコとレモンのパン＠80円
合計440円

平均単価＠147円ですので、やはり安いですね。
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。

カレーパンは、レンジで20秒チンした後、600Wのオーブンで4分間加熱していただきました。
先行レビューを拝読している中で、このパンを絶賛しているレビューがあったのが頭にあり、つい手が伸びたものです。
チキンカレーの入った焼きカレーパンですが、数種類のスパイスの香りが全体を支配しています。
なかなかここまでスパイシーなカレーパンは見かけないですね。
チキンも、もも肉のぶつ切りがゴロゴロ入っており、パン生地も引きが強くてとても美味しかったです。
これは、確かに素晴らしいカレーパンですね。
カレーパングランプリに出てもかなりいい線行くのではないでしょうか。

ガーリックフランスは、レンジで15秒チンした後、600Wのオーブンで3分間加熱していただきました。
正統派のバゲットにオリーブオイル、バター、ガーリックオイルの三重奏で味を調え、パセリを散らしてあるパンです。
このパン、とにかく基本となるバゲットのレベルがとても高いです。
カリッと焼かれたクラストともっちりして引きの強いクラムのバランスも素晴らしく、そこに三重奏が加わることで美味しさがさらに引き立っている素晴らしいパンだと思います。
とても美味しかったです。

ホワイトチョコとレモンのパンは、バターロールの中にホワイトチョコとレモンピールを練りこんだパンで、ミニサイズほど小さくはないのですが、@80円という破格の安さです。
しかし、お値段とは裏腹にホワイトチョコレートとレモンピールの風味のバランスが素晴らしく、とてもレベルの高いパンです。
このお値段でこのレベルのパンが食べられるとはちょっと信じられないですね。

いやはや鹿島田という土地でこれだけ素晴らしいベーカリーに出会えるとは思っていませいませんでした。
これは感動ものですね。
当然、「トントンマンの選ぶハイコスパベーカリー(続編)」に追加してしておきましたが、これまでの本編、続編でリスト化した68店の中でも最高峰と言ってもいいお店だと思います。
これぞハイコスパベーカリー！という見本のようなお店ですね。