ロハス : CAFE KAKA

近頃ロハスって響きを急に聞かなくなってるような気がするけれど・・・
エコで健康的でスローライフみたいな、まあそういうカラーのお店でありました。

なんてったって、月曜日と火曜日だけの営業！
ホームページを見ると、木造建築のリノベーションの会社がやってるカフェということのようなんですね。
だから別にまぁ水曜日から日曜日まで遊んでいるというわけじゃないのでありましょう (^o^;

さて、月火だけと言われると、行ってみたい側の立場から言うならなかなか難しい。
別の曜日に散歩で差し掛かり、やっぱりやってないよなぁ～なんてことは幾度かあったような気も・・・
というわけで、ずっと気にしつつようやくの初訪。
今日はあれ、ホントにやってるよ・・・なんて・・・(^＿^;

場所は思い切り僻地です。
横須賀水道路（…遙か神奈川県北西部の中津川から横須賀へ向けた歴史的な水道）が目久尻川と交差した場所のすぐ南側。
すぐ近くに大規模な住宅地やら工業団地も広がるものの、目久尻川沿いばかりは田園風景。
というか、養豚・養鶏場や小さな区画毎に貸し出される家庭菜園が目立つ地域かなぁ～

正午を幾分過ぎた１２時半頃お店に踏み込みますと・・・
あらぁ～！、全体的にウッディー、ひとつひとつ様子の異なるテーブルが並んでいてお店はけっして狭くないのですが、席がかなり埋まっています。
お好きな席へどうぞと言われたものの、常識的には私と入れ違いに帰ったお客さんがいた席以外はちょっと選択できませんねぇ～
それで「あそこでいい？」と聞けば、すぐ片付けますといった反応でしたけれど、まあすぐには片付かなかったかな。
そんなことはまあいいんです。
なんたってロハスですから。

幸いなことに私の方も本日は割とロハスな気分。
ともあれ座って、例によって文庫本を開きました。
だってメニューも置いてないし・・・

お店は大盛況のようでしたから、だいぶ経ってようやくお姉さんが、紙やら板やらパウチやらのメニュー一式を持ってやって来て、それで前のお客さんの食器を片付けてくれました。
だけどメニューはちょっとわかりにくいかなぁ～
特にランチはよく読まないと理解できない感じ。
ただ私は「ＫＡＫＡの竹やぶ朝堀たての筍ごはん＆筍のフライ＆旬のおかずいろいろランチ」（TODAY'S LUNCH）というのを見て、それでまったく迷う必要を感じなかったのでさほどには問題なし。
スープ・ドリンク付き￥1,000、更にデザート付きで￥1,350 とのことですが、せっかくなのでデザート付きでお願いしました。
なおデザートは４種類、既に終わってしまった選択肢もあったようですが、私はシフォンケーキを選んでみました。
ドリンクもいろいろありましたけどね、私はやはり（ホット）コーヒーであります！

さて、しかし・・・
いちいち時間がかかります。
だけど・・・
スープが最初に出て来てから、次のものがやって来るまでに２０分以上かかってるのは流石に頂けません。
もっとイケナイのは食後の話ですが、デザートが来てからコーヒーが出るまで８分もかかっていたことでしょうか。
お店は大盛況ですから仕方ない面もあるとは思いますが、サーブのタイミングを配慮するという意識がほとんど働いてないんでしょうねぇ～
全般に遅いという以上に、そこがこのお店の最大の欠点のように思われます。
まあ、客の気分もロハスであるべきなのかも (^＿^;

それはともあれ、それぞれのお料理ですが・・・

スープは、椎茸ととろとろに柔らかくなった玉葱が具のコンソメ。
特別なことはないけれど、そこそこ美味しいスープでした。

おかずのお皿にはいろいろ乗っていて、筍の煮付けが鰹節に醤油味のものと小さく刻まれた甘いものの２種、更にフライの筍が大きく１片。
茹でたさやインゲンの胡麻和えに、長芋にチーズとトマトの和え物というかサラダというか、更に割と普通のサラダ、そして味噌を付けたエリンギ１本。
そしてそのお皿より幾分先にやって来ていたのが、まあちょっと少量ですけれど筍ご飯で、筍の他に細かく刻んだ油揚げや人参が混ざって木の芽（山椒）のトッピング。

いや、なかなか美味しかったですよ♪
私は老母が凄まじい筍好きのため、今シーズン既にこれでもかってほど筍を頂いておりまして、そういう意味では既に旬に特別の感慨はありません。
ただこれだけいろんな食べさせ方をしてくれるのは面白いですね。
特にフライだなんて、へぇ～ってなもんで、なかなか楽しめました。
ただ筍の太いところが十分に煮られ硬くない仕上がりになっている一方、先の方が柔らかくなり過ぎて歯応えを失ってしまっていた点は、筍フリークの息子としては難じざるを得ないところかなぁ～(^o^;

それから私は長芋・チーズ・トマトの和え物は、だいぶ気に入りました♪
他にエリンギなのか、あるいは長葱か、葱系の香味を感じるものも入っていまして、かなり私の好み！
まあ独立してエリンギ１本が添えられているくらいですから、私の好みと路線が重なっている部分があるのは間違いありませんねぇ～♪

一方シフォンケーキは悪くはないのですが、まあつきなみかなぁ～？
ただデザートを除いて￥1,000 にかなりお得感がするのに対し、デザートを加えて￥1,350 というのには、少々バランスの悪さを感じます。
そしてだいぶ待たされたコーヒーは、カップが大きく量があるのは良いですね♪
そして予期したよりは悪くなくて苦みがいい感じなのですけれど、味は良いもののちょっと薄いのが残念でした。

まあそんなわけで、頂いたお料理は個々にはいろいろあれど、概ねいい感じですね。
ともあれこれだけ季節感に溢れるランチなんて、滅多に頂けるものじゃありません♪
個人的感想としては、ロハスもしくはオーガニック系でお味自体が嬉しいケースって意外に少ないので、そういう面でも好印象です。

しかし最後になりましたが、お客さんがねぇ・・・というか子供が騒がしいのが、私にはちょっと難だったかなぁ～
盛況だった客層がなかなか面白くて、意外にも年齢層がやや高いのですけれど、年齢層が高いというよりは、３世代に渡るお客さんという感じなのかなぁ～？
近くに大きな幼稚園もありますから、まあそういうことになるのでしょうね。
私なんぞより、そちらの方が主要なお客さんなのでしょうから、その点は総合評価には（雰囲気にもあまり）反映しません。
しかし私はもし再訪するなら、時間帯やらお天気やら、空いていそうな状況を狙うのを前提にするだろうと思います。