大山阿夫利神社の参道で豆腐料理を : Wa Chuusou

豆腐料理が食べたい・・・・。
町田に所用がありました。そこから静岡へ帰る道筋で調べたら大山の豆腐料理がヒット。一番惹かれたのは阿夫利神社の参道にある「とうふ処　小川家」さんでした。このお店は、参道の階段を数分上った所にあるのですが行ってみたら無情にも「本日休業」の札。事前の調査では確かに不定休とありましたが・・・。やむなく参道を引き返し、やはり豆腐料理の看板を出している和仲荘さんへうかがいました。大山は大山豆腐が名物の一つで同じような豆腐料理、豆腐会席を食べさせる店がいくつかあります。

◆外観、店内
外観は和風旅館ふう。池のある小さな庭と畳敷きの玄関が少しいい感じです。実際に以前は旅館もやっていたのかもしれません。広間に案内されます。広間には長いテーブルが3列ほど並べられています。席には番号が付されていて、パッと数えてみると8組ほど入れるのが標準のようです。窓からは件の庭が見え、池の水音がかすかに聞こえ旅行気分になります。

◆メニュー
豆腐料理が3品の1575円、5品の2625円、7品の3570円の3通り。ご飯は別売り210円です。メニューを見た限りでは何が出てくるのかはわかりません。

◆料理
まず、注文をとりに来る時点でお茶とお茶菓子が供されます。甘い豆腐の寒天寄せのようなものでした。さてコースの5品は、
とろろ豆腐・・・豆腐にとろろと山菜を乗せた奴状のものです。割とサッパリとした豆腐です。
擬製豆腐・・・豆腐とヒジキ、ニンジンとつなぎに少量タマゴが入っているようです。大豆の香りがします。少しパサっとした食感。味つけは淡白でした。
フルーツの白和え・・・ブドウ、ナシ、柿、グレープフルーツなどが白和えに。出てくるタイミングも、発想も？でしたが、案外食べられました。
豆腐グラタン・・・これも奇想天外です。グラタンの具にサイコロ状の豆腐が入っています。当然ながらサッパリしたグラタンでした。
蒸し豆腐・・・豆腐に玉子、キノコ、そばと醤油ベースのつゆを入れ蒸したものです。玉子が半熟だと良かったのですが結構火が通ってしまっており、そばもろとも固まってしまっていました。少し残念な感じです。

要するに豆腐を使った和洋折衷のアラカルトで、イメージしていたものとかなり違いました。
豆腐自体はあまり特徴のないサッパリとしたもので、濃厚さとかコクなどが薄く豆腐感は総じて希薄でありました。もっと豆腐の素材をモロに堪能できる料理があると良かったですね。また個人的には湯葉も食べたかったです。同じ参道の他のお店では湯葉を供しているところもありました。

◆接客、その他
接客は丁寧で○です。雰囲気も悪くありません。ただ「豆腐会席」と思ってうかがうと少しアテが外れるかもしれません。

◆行き方
大山阿夫利神社のケーブルカー乗り場を目指し、バスの終点から参道を少し上った右手。バス停に駐車場がありますが、観光シーズンにはすぐ満車になってしまうようです。