熊本鮨界に欠かせないONE PIECE : Fukusuke Sushi

熊本県熊本市、市内中心部からは離れた住宅街の中にあるお寿司屋さんです。
新水前寺駅前が最寄になるのかな、国府高校の近くです。
以前から、こちらのお店が美味しいとは聞いていたので、友人と待ち合わせをしてこちらのお店へGO。
ちょうど、大きな飲み会と重なってしまいましたが、先約であるこちらを優先しました！
だからこそ外したくない（笑）

お店は古くからある佇まいですが、お店に入ると結構風格があります。
カウンター席に座りましたが、先約が１組、この日は後客はおらず、我々が終始貸し切っていました。
御主人は和食の経験もあるとのことで、まずは鱧。
鱧の味が濃く出ていますし、見事に花開いた鱧でして、梅肉の量がもう少し少なくて良いぐらい仕上がりの良い鱧でした。
刺身は言うことなしでしたが、市場の状況が良くなく、御主人は不満の出来だそう…ホンマ？美味しかったですよ～。
料理が続きまして、雲丹、鱧の子、走りですが松茸まで出てきました。
松茸は日本のものではないと思いますが、香りは悪くなく、最近の外国物も日本の輸出向けに作られているものが多いためか、レベル高いなと感心。
焼物で矢も楯もたまらなくなり、日本酒へ移行しましたが、これからはかなり日本酒を飲みましたので、銘柄は割愛します（笑）

ここで握りへ移行しましたが、地方の鮨店とは思えぬほどの握りの精度。
お店を始められてからかなり長いのに、このお店がほぼ無名なのにも驚きです。
シャリそのものの存在感は強くないスタンダードですが、それ故にネタを引き立ててくれますね。
鮨は写真撮り忘れがありました…が、15貫ぐらいいただいているんですね～。
前段の料理と合わせて、鮨をこれだけたべて、日本酒をあれだけ飲んで…15,000円弱ですから、お得感はあると思いますし、普通の使い方だともう少し安く済むと思いますよ。
熟成の程度も良いですし、鮮度系だと金太郎鰯は秀逸な美味しさでした。
最後のタレの連続がもう少し変化があると良いなとは思いました、穴子を塩でとかですね。
最後にアナキュウがあったので、尚更そう思いました。
また、アワビは折角なので、海苔なしで良かったかも。

あくまでも地方で、お店の回転もそこまで良くないであろう中で、このレベルを維持していることに驚きです。
研究熱心な御主人は、まだまだ今後も色々な食べ手と出会い、お店の回転が上がっていくにつれて、ポテンシャルを発揮していきそう。
老舗の良いところを見せていただいた夜となりました♪