夏目漱石や与謝野晶子など数々の文豪が訪れた内牧温泉の宿です。 : Shinwaen

熊本県阿蘇市にある、阿蘇山の麓に位置している阿蘇温泉郷の一つで阿蘇エリア最大の温泉郷・内牧温泉の温泉宿です。

親和苑も町中の病院の裏手にある宿ですが、敷地内に源泉が涌いており温泉を楽しみながら、仕込みから盛りつけまで、全て料理人の手によって行われる「美味しい芸術」が味わえ、「ミシュランガイド熊本・大分 2018 特別版」にて、非常に快適な旅館としても掲載されたそうです。

三代目当主でもある若い板長が手がける創作和会席料理は、関西の料亭で修行を積んだ独特の感性と、阿蘇の素朴な郷土料理の伝統が融合した料理が喜ばれており、食材にもこだわって創業者が丹精込め自家農園で栽培した米や季節の野菜をふんだんに使用しています。
先代大女将が今でも自ら漬け込む漬物の数々は、春の阿蘇高菜からはじまり、冬は白菜と、季節感にあふれる旬の味わいは、食事の進み具合を見て土鍋で炊き上げられるご飯と一緒に味わいたい逸品です。

今回の夕食は、一番リーズナブルな豚肉料理がメインのお手軽プランでの利用です。
季節の野菜を使った10品程度の会席料理仕立てになっており、夕食のメインは阿蘇で育てられる大和撫子ポークのローストで、自家製のジンジャーソースで味わいます。
どれも出来たてアツアツのまま運ばれる料理が味わえました。
夕食の内容
前菜：季節の前菜盛り合わせ
造り：馬タタキ
先付：そばがき、黒蜜ソース
吸物：うぐいす椀
焼物：高森産山女魚の塩焼き
炊合せ：筍餅
揚物：飯蛸と山菜の天婦羅
肉料理：大和撫子豚のロースト
食事：自家製土鍋ご飯、漬物色々、呉汁、鱒茶漬け
デザート：ミルフィーユ
通常の温泉宿の料理とは一線を画したプロの技が感じられるなかなか美味しい料理でした。


「日本秘湯を守る会」にも選ばれた温泉です。
泉質：ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-硫酸塩泉